国際
シリア介入に動いたロシア
ロシア研究家 乾 一宇 アサド政権援護が目的 ISと反政府組織を標的に クリミア併合で孤立していたロシアが、シリア問題で主導権を握って行動している。9・11事件でプーチン大統領が、いち早く露米の協調関係を築いた状況に似…
習近平氏の「台湾併合」野望懸念
台湾に吹いた蔡英文旋風(中) 東アジアの自由と安保を左右 中台統一は中国の悲願だ。福建省で17年間、勤務した経験があり台湾専門家を自負する習近平国家主席にとっても、台湾問題は自らの政治生命を決定しかねない重要事項だ。少…
台中接近から日米台連携へ 台湾総統・立法院選が示すもの
国民党支配からの決別選んだ民意 平成国際大学教授 浅野 和生 1980年米大統領選挙でのレーガンの勝利を彷彿(ほうふつ)とさせる「蔡英文の地滑り的勝利」であった。去る1月16日の、台湾における総統(大統領)と立法院(国…
難民のソーシャルメディア審査へ/U.S. screening refugees’ social media accounts
国土安全保障省の局長によると、同省は、イラク人とシリア人難民申請者のソーシャルメディアアカウントの審査を試みようとしている。移民当局者らが、外国人戦闘員がサイバー空間に残した痕跡から移民の目的を探ることができる可能性が…
当初、モルディブで嫌われた日本の防波堤
モルディブの環境問題と日本 駐日モルディブ共和国全権大使 アハメド・カリール氏に聞く 21世紀はインド洋の世紀といわれるが、そのセンターに位置するモルディブの地政学的重要性は論を待たない。そのモルディブと日本の関係は結…
揺れだした共通の価値観 分裂の危機に瀕するEU
難民殺到で加盟国に亀裂 欧州連合(EU)は創設以来、紆余(うよ)曲折を経ながらも拡大してきた。創設当初6カ国時代から現在28カ国に拡大し、加盟を希望する候補国はブリュッセルのEU本部前で列をなしている。ところが、北アフ…
日本の特産物お取り寄せ
地球だより 伊勢丹シンガポール店は通販サイトで、日本の農水産などの特産物をシンガポールの消費者に届ける「お取り寄せ」サービスを始めた。日本の名品第1弾として白羽の矢が立ったのは、福岡県産のイチゴ「あまおう」だ。 ヤマ…
台湾に吹いた蔡英文旋風、中・米とも織り込み済み
台湾に吹いた蔡英文旋風(上) 平和担保の覚悟問われる日本 台湾のトップを決める総統選は、民主進歩党の蔡英文主席が国民党の朱立倫主席の倍近い票を獲得し圧勝。立法院(国会、定数113)選でも、民進党が現有40議席から68議…
北朝鮮・金第1書記の兄、正哲氏 後継決定期、音楽に耽溺
北朝鮮の最高指導者・金正恩第1書記が父・金正日総書記の後継者に決まった時期を前後した約2年間、兄の正哲氏が英国の有名ギタリスト、エリック・クラプトンの関連グッズを大量に注文していたことが17日、本紙が入手した北朝鮮の内…
台湾次期総統、対中傾斜是正へ戦略再構築を
台湾の総統選挙で台湾独立を志向する最大野党・民主進歩党の蔡英文主席が、中国との融和路線を唱える与党・国民党の朱立倫主席を大差で破って勝利した。 女性総統の誕生は台湾史上初めてだ。蔡主席は4年前に敗れた雪辱を果たした。…
習中国主席の軍事改革動向
拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 党優位で戦える軍隊に 「党の柱石」陸軍を格下げ 北朝鮮の核実験が注目を集めているが、着々と進められる中国の軍事改革からも目を離してはなるまい。そこで、昨年末の三つの新編組織と垣間見えてきた…
台湾総統に蔡英文氏、中国依存脱却へ日台関係強化を
台湾の総選挙は予想通りとはいえ民進党勝利で終わった。台湾人の良識を高く評価し、心からの祝辞を述べたい。しかし、蔡英文政権が直面せざるを得ない多種多様な内憂外患を自分の問題として真剣に考えることこそ、台湾を心から愛する者…
本田圭佑の投資は成功するか
13日夜6時15分からウィーン大学日本語学科のセミナー室でオーストリアのサッカー3部リーグのSVホルン関係者がきてチームの状況やファンとの交流などについてプレゼンテーションする、というメールを貰った。 その情報を聞い…
民主議員が女性の海兵隊編入求める海軍長官を批判/Liberal Democrat slams ‘ridiculous’ Navy chief for forcing female integration on Marines
元海兵隊員の議員とリベラル派民主党議員が、メイバス海軍長官が出した女性の戦闘任務に関する包括的指令を攻撃している。 アフガニスタンとイラクで海兵隊将校として戦ったハンター下院議員は12日、メイバス氏を「軍としての海兵…
砕かれた「アラブの春」の理想 イスラム過激派が台頭
中東・アラブ諸国で、2010年暮れから始まった、長期独裁政権打倒と自由民主主義を求めた「アラブの春」運動は、昨年末で丸5年が経過した。最近「アラブの秋・冬になってしまった」との嘆きが聞かれる原因は、イスラム過激派勢力が…
北「無人機」とオバマ氏の「戦略的忍耐」
オバマ米大統領と中国の習近平国家主席は案外、似ている。もちろん、外貌ではない。北朝鮮に対する政治姿勢が似ているのだ。両者の対北政策は、お互い申し合わせでもしたのではないかと疑いたくなるほど似ているのだ。 以下、説明す…
月刊朝鮮に移民推進論 高齢化で嫁と労働力が不足
多文化説くも課題多い民族性 韓国は日本に迫るほど高齢化が進んでいる。さらに少子化も深刻だ。ソウル駐在の同僚が、「『兄弟が5人いるというと、クラスで笑われる』と現地校に通っている息子が言っていた」という。最近の韓国人カッ…
新東亜の「新征韓論」 読まれる「軍国主義」日本
羮に懲りて膾を吹く対日不信 日韓両国は「慰安婦問題」で合意に達し懸案の一つを“解決”して、朴槿恵(パククネ)大統領就任以来の「非正常」な関係から「正常」に向かおうとしている。日韓の反目は国際社会の反対を押し切って核・ミ…
無能・無責任国会は選挙の投票で審判を
韓国紙セゲイルボ 新年が明けたが政界を見ると暗鬱(あんうつ)なだけだ。立法府からは何の責任感も目標意識も見いだせない。韓国政治がどこへ行っているのか情けない。4月に総選挙が迫っているが、選挙区は消え、不法選挙運動に対す…
日米韓協議、北の核放棄へ中露に圧力を
北朝鮮が「水爆」と称する4回目の核実験を強行したことを受け、北の核問題をめぐる6カ国協議の日米韓3カ国の首席代表が緊急にソウルで会合した。 この3カ国の連携は北朝鮮の武力挑発を防ぐ外交努力として最も重要だが、特に今後…
「詭道」の北朝鮮核実験、あまりにも多くのものを失う
韓国紙セゲイルボ 北朝鮮が6日、本当に水素爆弾実験をしたのかどうかに関係なく、ことを起こしたことだけは明らかであり、非常に衝撃的だ。 中国の兵法書「孫子」は計篇で「兵者詭道也」(兵は詭道なり)と教える。「戦争は不意打…
イスラム女性の苦悩
地球だより イスラム過激派によるテロが世界化し、イスラム教徒に対する裁きの目が険しくなっていることもあってか、イスラム教徒の若い女性の間に、イスラム教の教えが、本当に正しいのか否かと、疑問を持つ人々が増えているようだ。…
順命と運命
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 2011年6月、民主党の孫鶴圭代表は慶州で韓国新聞放送編集人協会主管の討論会を行った。気が重い試験を終えてすっきりしたのか、参加者との晩餐ではテーブルを回って爆弾酒(ビール割ウイス…