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「赤旗」の米大統領選 綱領で解けぬトランプ氏

「赤旗」の米大統領選 綱領で解けぬトランプ氏

TPP反対には「当選」強調  共産党にとって米国は“資本主義の宗主国”で特別な国だ。党綱領に同国名が何度も登場する。「アメリカ帝国主義は、世界の平和と安全、諸国民の主権と独立にとって最大の脅威となっている」「その覇権主義…

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数字は良かったGDP成長率に「内需」不振で警鐘ならす保守系各紙

◆外需主導成長を懸念  「内需後押しの環境作りを急げ」(読売)、「不確実性に耐える改革を」(産経)、「将来不安を映す民需の低迷」(日経)、「自律的拡大へ内需の強化を」(本紙)――  これは14日の今年7~9月期の国内総生…

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トランプ氏歴史的勝利の分析でリベラル紙にない「保守の怒り」の視点

◆米メディアの大敗北  米大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏が事前の予測をひっくり返して歴史的勝利を収めた。レーガンの「地滑り的大勝」(1980年)を彷彿(ほうふつ)させる劇的な大統領選だった。米メディアの大半は「ク…

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米大統領選トランプ氏勝利で公約実現に期待と不安のイスラエル各紙

◆米大使館移転を約束  米大統領選でのドナルド・トランプ氏の勝利は世界に衝撃を呼んだ。中東政策では、オバマ政権から大きく舵かじを切るとみられ、強い親イスラエルの姿勢を示している。しかし、政治経験がない上に、選挙戦中の破天…

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電通強制捜査/他の上場企業ならこの程度の社説で済まさないはず

◆意外な実態との落差  マイナビ大学生の就職企業人気ランキング(文系)で8位(2017年卒生)、6位(16年卒生)とベスト10を誇る広告業界のガリバー企業・電通の就労実態が実は、従業員を酷使する悪質な“ブラック”企業だっ…

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選挙制度改革で「一票の平等」にしがみつき「多数者支配」容認する朝日

◆少数者の抑圧に警鐘  「各人は1人として数えられるべきであって、何人もそれ以上に数えられない」。功利主義の創始者として知られる英国の思想家、ベンサムの言である。彼は原子論的な人間観に立って「最大多数の最大幸福」を唱え、…

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原子力政策に焦点を当てた連載で安全対策の不備を指摘した東洋経済

◆「最後の選択」を迫る  2011年3月11日の東日本大震災による東京電力・福島第1原発事故は、日本の原子力政策を根底から揺るがした。この事故を契機として日本の原子力発電は大きな岐路に立たされていると言ってよい。日本のエ…

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機動隊員「土人」発言報道

機動隊員「土人」発言報道

《 沖 縄 時 評 》 沖縄2紙にブーメラン/ネットの反撃受け撃沈  「沖縄紙は沖縄の世論を反映しているにすぎない」  これは偏向報道を批判された時の沖縄2紙の反論だ。 ◆「世論作る」と豪語  その一方、沖縄2紙は「沖縄…

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米での新規原発稼働でエネルギー政策の現実的な提言行う読売、産経

◆現実的視点を再確認  米国で20年ぶりに新規の原子力発電所が営業運転を開始した。米南東部のテネシー州などに電力を供給しているテネシー渓谷開発公社のワッツバー原発2号機である。  1970年代に建設が始まったが、79年の…

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厚労相答弁を曲解した虚偽報道で野党の「安倍叩き」後押しした朝日

◆捏造を容認する体質  「角度をつける」。日常会話ではめったに使わないが、物事の見方を決め、意味づけることを言う。ここでの角度は角の大きさでなく「角度を変えて考えてみる」といった具合に使う角度のことだ。  朝日は「従軍慰…

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沖縄の米軍ヘリパッド建設を妨害する「反対派」の「正体」に迫った新潮

◆機動隊員に罵詈雑言  沖縄ヘリパッド建設地で警備する機動隊員が「反対派」に「土人」と発言したことで非難を浴びているが、これをきっかけにむしろ「反対派」の「正体」に注目が集まりだした。彼らにとっては予想外のブーメランとな…

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ガムを噛み習近平氏に臨んだドゥテルテ大統領に注目した「新報道」

◆反米的な発言を連発  先週日曜(23日)の報道・討論番組はNHK「日曜討論」が米大統領選挙、フジテレビ「新報道2001」がフィリピンのドゥテルテ大統領の中国訪問、TBS「サンデーモーニング」が過激派組織「イスラム国」(…

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「LGBT支援」不要論

「区別」と「差別」は違う  同性カップルを「夫婦」と同等に扱う「パートナーシップ条例」が昨年、東京都渋谷区で施行されて以来、同様の取り組みを行う自治体や企業が増えている。一方、いわゆる「LGBT」(性的少数者)の同性カッ…

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最期の迎え方 「死」の意識遠のく

不幸招く延命至上主義  超高齢社会は、最期まであまり時間のない人が多くなるだけでなく、現実に亡くなる人が多い社会である。昨年1年間に亡くなった人は130万人を超えた。これは戦後最低だった1966年(約67万人)の倍近い。…

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衆院補選/責任ある政権運営求めた読、産と野党の奮起求めた朝、毎

◆色合いの違い際立つ  「日本中で自民党が支持されているかは、慎重に検討して対応すべきだ」「勝ったときほど謙虚にやっていかなければいけない」(自民党・二階俊博幹事長)  7月の参院選のあと初の国政選挙となった東京10区と…

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日弁連の「死刑廃止宣言」を手放しで評価し被害者側を軽視する朝日

◆罪と罰の基本的概念  紀元前のハンムラビ法典や旧約聖書には「目には目を 歯には歯を」とある。奪ったものと等しいものをもって償う。古来、罪と罰についての基本的な人間の概念だ。  最近、サウジアラビアで人を殺害した王子の死…

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ノーベル文学賞受賞でボブ・ディランをべた褒めのNW日本語版特集

◆西洋文学の最高水準  「偉大なアメリカの歌の伝統に、新たな詩的表現を生み出した」―米国のミュージシャン、ボブ・ディランが今年度のノーベル文学賞を受賞した理由について、ノーベル財団はこう話したという。ニューズウィーク(N…

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モスル奪還作戦開始で、ポストIS時代の危うさを指摘する英米紙

◆イラクさらに混乱も  2年以上にわたって過激派組織「イスラム国」(IS)に支配されてきたイラク北部モスルとその近郊の奪還作戦が開始された。イラク軍、クルド治安部隊、シーア派民兵組織、米軍主導の有志連合などによる合同作戦…

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総がかり運動説く「社会民主」 変貌し続ける伝統左翼

市民連合で野党共闘推進  7月参院選で1議席減らして議席半減の社民党。落選した吉田忠智党首が9月9日の同党第8回全国代表者会議で続投した。その時のあいさつ(抜粋)を同党機関誌「月刊社会民主」10月号は巻頭に載せ、「国会の…

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「公明」が観光立国特集 国・地方の成長に期待

アジア客に通訳不足指摘  訪日外国人が増えている。安倍晋三首相は「観光は、我が国の成長戦略の大きな柱の一つであります。そして地方創生への切り札であります。GDP600兆円に向けた成長エンジンでもあります」と、3月末の「明…

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衆院補選初の「自」「民」対決 選挙に見境ない野党共闘

衆院補選初の「自」「民」対決 選挙に見境ない野党共闘

民進はLGBT票を狙う  民主党が民進党になって、また蓮舫代表を選出して初の衆院選となる23日投開票の東京10区と福岡6区の補欠選挙。目下、最後の舌戦が展開されている。  自民党の機関紙「自由民主」は公認候補のいる東京1…

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経済失速の主因「消費増税」主張し補正待望論批判する産経の無責任

◆批判の資格はあるか  産経が第3次補正待望論を、13日付社説「主張」で「成長への疑問増すだけだ」と批判している。  総事業規模約28兆円の経済対策の第一弾となる第2次補正予算が成立したばかりであり、3次補正待望論は、産…

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中日の捏造記事が浮き彫りにした企画ありきの「貧困モノ」の危うさ

◆作り出された「逸脱」  「犬が人間をかんでもニュースにならないが、人間が犬をかめばニュースになる」。一昔前にはこんなニュースの定義があった。今では犬が人間をかめば、立派なニュースだが、ある時代まではごくありふれた話で、…

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