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ドゥテルテ比大統領の麻薬戦争
「二重基準」との批判高まる フィリピンのドゥテルテ大統領が推進する麻薬戦争で、警官が関与する超法規的殺人疑惑が浮上し大きな波紋を呼んでいる。疑惑への関与で停職処分となった警官をドゥテルテ氏が鶴の一声で復帰させていたこと…

戦力投射能力強化で新指針-中国 China upgrades force projection doctrine
国防総省の情報当局者によると、中国は核・通常兵器の大規模な増強の一方で、急速戦力投射に関する指針を作成するなど軍事ドクトリンの向上に取り組んでいる。 人民解放軍(PLA)は最近、新指針を公表し、「急速戦力投射」の実行…


ヘリパッド建設反対派、違法行為をやりたい放題
《 沖 縄 時 評 》 有刺鉄線切り山城博治議長逮捕 ◆県道占拠し交通遮断 沖縄本島北部の米軍北部訓練場(東村高江、国頭村安波)のN1ゲート前の県道70号でヘリパッド建設反対派が路上に座り込んでいる(写真上)。 日本…

自衛隊駆け付け警護 「交戦権否認」正す改憲を
南スーダンに第11次隊 ようやく再開された衆参両院の憲法審査会は不毛な論議の繰り返しとなった。民進党らは安保関連法や自民党憲法改正草案を取り上げて政権批判に終始し、徒(いたず)らに時間を空費しただけで憲法改正項目の絞り…


選挙後も続く反トランプ「偏向報道」
米大統領選では、主要メディアの多くがドナルド・トランプ氏に厳しい批判を浴びせ続けた。一方の候補だけを非難する「不公平な報道」(ワシントン・タイムズ紙)は、トランプ氏が当選してからも毎日のように続いている。ただ、こうした…

ウズベキスタンへの知的支援
慶應義塾大学特別招聘教授 柏木 茂雄 高まる日本への期待 財政金融分野で人材育成 米国のトランプ次期大統領による外交政策は米国とロシアのバランスを変化させ、世界中に地政学的影響を及ぼす可能性がある。特に9月初めにカリモ…

欧州でのポピュリスト台頭受け影響力失うオバマ氏 Obama becoming increasingly powerless as world allies fall to populist uprisings
イタリアのレンツィ首相が5日、辞任を表明した。オバマ大統領の欧州の重要パートナーが辞任するのは今年に入って3人目。大西洋の両岸を席巻し、米国の伝統的同盟に異を唱えるポピュリズムのうねりに対抗する力を、オバマ氏はますます…

カジノ法案/日本にこれ以上ギャンブル制度が必要なのか問う読売
◆どこもが批判の論調 「人の不幸を踏み台にするのか」―。 いつになく色をなした表現の見出しを掲げて政府の姿勢を批判するのが、読売の社説(2日付)だったので驚いた。そこで各紙をチェックすると、論旨には微妙な違いはあった…

米国の後退でロシアが台頭
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 一国平和主義は幻想 冷戦後秩序に対抗する中国 25年前の1991年12月、共産主義は死んだ。冷戦は終結し、ソ連は消えた。現代史の中で最大の帝国崩壊であり、銃弾は一発も発射され…


膨れ上がるデモ、「民主主義の成熟」に疑問符
どこへ行く混迷・韓国 国政介入事件の深層(下) 先月、韓国主要大学の一つ、中央大学のメディアコミュニケーション学科で「世論と大衆媒体」という授業が行われた。担当教授が国政介入事件と関連し次のような話をしたという。 「…

暴君の死 The death of a tyrant
私たちの大抵の者が母親の膝元で学ぶように、死人のことを悪く言うことは良い事ではない。しかし、例外はある。フィデル・カストロは、単に亡くなったからと言って、良く思われる資格はない。彼は独裁者であり、暴君であり、絞首刑執行…


ロヒンギャの惨劇、スー・チー政権最大の試練に
ミャンマー西部のラカイン州。イスラム教徒のロヒンギャ族の村を強襲した国軍部隊は、家々に火を放ち、村民を殺害し、略奪し、レイプした。国境の川を渡って逃げた者も何人か射殺された。小舟で渡った集団は、バングラデシュ側から追い…

TPP復活は「熟柿戦略」で
東洋学園大学教授 櫻田 淳 トランプ氏の翻意待て 「偉大な米国」の再現に寄与 ドナルド・トランプ(実業家、米国次期大統領)は、大統領就任即時の環太平洋連携協定(TPP)脱退を表明した。これを受けて、「TPPは頓挫した」…


朴槿恵談話のトリック、政治的駆け引きに利用
どこへ行く混迷・韓国 国政介入事件の深層(中) 「どうやら朴槿恵大統領はトリックを仕掛けたようだ。自分の退陣スケジュールを国会に任せたが、国会が話し合いでそれを決める能力がないことをお見通しだ。できる限り時間稼ぎして秩…

ロシア選挙介入の情報公開要請を検討-米政府 Obama heeds Senate Democrats, will look at suspected Russian meddling in election
ホワイトハウスは1日、民主党員らによる上院情報特別委員会に対する、大統領選へのロシアの介入を示す新情報公開の要請を検討することを明らかにした。しかし、ドナルド・トランプ氏の勝利は不正によるものではないという政府の見解は…

「立憲主義」を叫ぶも憲法の非民主主義的な制定過程は問わない朝日
◆占領下の制定を是認 1年5カ月ぶりに論議が再開した衆院憲法審査会で、「押しつけ憲法論」がまるで理にかなっていないかのように批判されている。これにはいささか違和感を覚える。 国会論議で民進党の武正公一氏は「憲法の制定…


片倉小十郎と真田幸村のえにし
大坂夏の陣で両軍が激突 旧仙台藩家老白石片倉氏第16代当主、青葉神社宮司 片倉重信氏に聞く 伊達政宗を祀(まつ)る仙台・青葉神社の片倉重信宮司は片倉家第16代当主。第2代の片倉小十郎重長は大坂夏の陣で真田幸村(信繁)ら…


スイス国民投票で否決、「脱原発」予想外の減速
スイスで11月27日、脱原発時期を早める提案の是非を問う国民投票が実施され、反対54・2%で否決された。今回は野党「緑の党」などが原発設備の老朽化による事故を防止するため運転期間を一律45年とするように提案した。同案は…

日本に必要な国家ビジョン
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 信頼と尊敬受ける国に 対中政策での指導力を期待 日本のマスメディアは毎日のようにトランプ次期米大統領の報道でにぎわっている。トランプ氏の勝利についていろいろな分析が行われているら…


豊洲市場の盛り土問題、地下空間でも対策十分
特報’16 豊洲市場(東京・江東区)の主要建物下で土壌汚染対策の盛り土が行われず、地下空間が設けられていた問題。小池百合子・東京都知事は、地下水モニタリング調査結果の公表と、専門家会議や市場問題プロジェクトチーム(PT…

地政学と孫子の兵法
最近、書店に行くと、「地政学」という言葉をタイトルに使用した書籍が平積みになっている。 歴史上で最初に地政学的な考え方を書いたものとしては、古代インドの名宰相とうたわれたカウティリアの著書『実利論』である。彼はこのな…


国政介入事件の深層、たわいない確執が発端
どこへ行く混迷・韓国 国政介入事件の深層(上) 暴露はこうして始まった 前代未聞の国政介入事件で韓国が混迷を深めている。どうやって疑惑は暴かれたのか、前倒し実施の可能性が出てきた次期大統領選挙や国政混乱で懸念される日韓…


教育現場への領土問題取り入れ課題
玉津博克前石垣市教育長に聞く 尖閣は「日本政府が管理」と教えよ 沖縄県石垣市は尖閣諸島を有する国境の島で、教育の中に領土問題をどのように取り入れていくかが課題になっている。八重山地区採択協議会の中学教科書選定の改革を断…
