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排他的ナショナリズムの脅威
アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき ストレスためる白人男性 非白人移民を「侵略」と見なす またもや大量殺戮(さつりく)事件が起きた。それも自然と平和の代名詞のような小国ニュージーランドのクライスト…

イチロー引退、選手と観客の思いが凝縮する幸福な時間に共感した朝日
◆各紙一斉に功績称賛 「数々の金字塔を打ち立てた偉大な野球選手が、バットを置いた。輝かしいプレーは多くの人々の記憶に残るだろう」(読売・社説)。「平成という一時代に日本のプロ野球から雄飛した大リーグで縦横無尽に活躍し、…


年800万㌧流出の海洋プラごみ問題
政府 途上国含め対策呼び掛け 世界中で海洋プラスチックごみ問題への関心が集まる中、環境省は来月から主な排出国とされる東南アジア諸国に対してごみの測定方法や再生利用などの技術移転に取り組むと決定した。ほかにもレジ袋有料化…

米軍事圧力で窮地の金委員長
世の中は競争相手(ライバル)を潰すために悪質な流言飛語(フェイクニュース)を流して群集心理を操作することが多い。ロシアによる2016年米大統領選挙介入疑惑もその類だったのだろうか。 バー米司法長官は24日、モラー特別…


「政府追従」イメージ脱却を 自民党県連大会で会長に中川県議選出
一枚岩の態勢づくり急務 自民党沖縄県連は23日、那覇市で県連大会を開き、副会長の中川京貴県議(56)を会長に充てる人事を承認した。4月21日に投開票される衆院沖縄3区補選、夏の参院選で議席奪還に向け、政府追従のイメージ…

スウェーデンは遅ればせながら教育に力を A late education for Sweden
スウェーデンの「社会民主主義」は、しばしば、欧州人や、同じような考えをしている米国人によって、模範的社会のありようとして引き合いに出されるが、深刻な困難に直面している。スウェーデンはもはや、低犯罪国ではなく、殺人事件率…


日本の拠出は中国人事務局長の言いなり
国連工業開発機関 米英仏など先進主要国が国連工業開発機関(UNIDO)から次々と脱退した今日、日本はUNIDOの数少ない貴重なドナー国だ。不思議なことは、李勇事務局長(元中国財務次官)がUNIDOのトップに就任して以来…


国防費の増額続ける中国
拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 覇権志向の習軍事改革 南シナ海・台湾情勢も背景に 第13期全国人民代表大会第2回会議(全人代、国会に相当)は、経済成長率の低迷や米中貿易戦争という内憂外患の中で開催され、15日に対米融和姿…


伝統芸能の「加賀宝生」を小・中学生が継承
「子ども塾」で2年間一流の講師陣から学ぶ 伝統芸能の能楽「加賀宝生(かがほうしょう)」(市指定無形文化財)が盛んな金沢市では、貴重な文化を子供たちに受け継いでもらおうと、「加賀宝生子ども塾」を開講している。塾生は小・中…


都の「性教育の手引」改訂版、指導要領超える授業例を掲載
児童生徒の発達段階に応じた性教育の実践のため、東京都教育委員会(都教委)が学校での指導事例などをまとめた「性教育の手引」(以下、手引)の改訂版が3月中に公表される。改訂版にはネット上のトラブルなど現代的な問題への対応の…


「第三の性教育」が必要
高橋史朗・麗澤大学大学院特任教授の話 性に関する科学的知識や情報を伝えてもらうために、地域の専門家の活用は積極的に行う必要があるが、日常的に子供と接する教員と保護者との共通理解を深め、フォローできるようにする必要がある…

保護者と教師のバランス感覚重要
教育現場を生き抜くためのコミュニケーションスキル 臨床心理士の島崎美咲氏が講演 教員志望者のための人材育成講座「こんぺいとうゼミ」(NPO法人BOON主催)の講演会が、このほど都内で開かれた。「保護者との関係」、そして…

「御代」「血脈」の概念を持ち合わせず「自分だけ」の虚しい朝日の反元号
◆連続性直覚さす元号 新しい元号が1週間後に発表され、来たる5月1日から次なる御代へと移る。こうして国民は天皇を軸に時を同じくする。何という素晴らし伝統だろうか。 拓殖大学学事顧問の渡辺利夫氏は山梨県の生家を解体した…


民主党は憲法の最大の脅威
アメリカ保守論壇 M・ティーセン 最高裁判事の増員主張 選挙人団制度の廃止を要求 憲法秩序への最大の脅威となっているのは誰か。トランプ大統領ではない。 トランプ氏が大統領に就任して以来、民主党は、トランプ氏は政体を脅…


オスプレイ配備で「負担」軽減
エルドリッヂ研究所代表・政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 普天間の使用回数半分に 騒音や潜在的危険性が低下 前回の論点では、2月24日に行われた沖縄県民投票を前に、その対象になっていた辺野古移設案の問題点をはじめ…

「党内野党」の石破、宰相に跪いた中曽根を教訓に
落語家・三遊亭金馬(3代目)が語る枕(小話)に「世の中は、澄むと濁ると大違い。刷毛に毛があり禿に毛がなし」というくだりがある。絶妙な語り口に聴衆は思わず引き摺り込まれる。要は、わずかな違いに見えても、実は、天と地ほどの…

自衛隊、頼れる「最後の砦」
平成という時代が終わろうとしているが、この30年間で、自衛隊を取り巻く環境は大きく変わった。 国内では雲仙普賢岳噴火後の災害派遣を皮切りに、常に災害現場に自衛隊がいる。また、イラク戦争後のペルシャ湾への海上自衛隊掃海…


大学の「言論の自由」求め大統領令 トランプ氏が署名
トランプ米大統領は21日、大学が言論の自由を守らない場合、連邦政府からの補助金を削減する大統領令に署名した。大学内で言論の自由が抑圧されている現状に保守派の不満が高まっていることが背景にある。 保守派への不当な制限に焦…


元印国防大臣の逝去を悼む
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 親日家フェルナンデス氏 日印の新たな関係構築に貢献 1月29日、インドの偉大な政治家で思想家として知られたジョージ・フェルナンデス元国防大臣が逝去した。フェルナンデス氏は…


中国の音響兵器で米外交官攻撃
非致死性も、脳に損傷 米情報・治安機関は、中国駐在の米外交官らが音響攻撃を受けているとみられる問題を調査しているが、中国の産業情報技術省の仕業であることは明らかだ。 同省は昨年11月15日の民間プロジェクトでの軍事技…

トランプ氏、完全な選挙モードで相手を攻撃 Trump in full election mode with attacks on opponents
トランプ米大統領は19日、表向きは外交問題に専念していたが、その視線ははっきりと2020年大統領選に向いていた。ソーシャルメディアの保守派への公平な扱いを要求したり、米国における社会主義の終焉(しゅうえん)を予想したり…

自力人工授精でできた“父子”を「新しい家族」と美化し「仰天」させた日テレ
◆本人の顔を出し紹介 昨年12月23日付の本欄で、筆者はNHKEテレ「ねほりんぱほりん」(同5日放送)に出演したレズビアン(女性同性愛者)カップルの出産までの行動を批判的に取り上げた。女性2人が同じ男性から精子の提供を…

全戦没者20万人の起源、誤謬を重ね死者増やす
歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (47) 1946年1月15日、アメリカ海軍軍政府は沖縄本島の人口調査結果を発表した。32万6625人であった。沖縄諮詢(しじゅん)会は44年2月の沖縄本島の…
