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大阪G20サミット 首相は指導力を発揮できるか
大阪G20サミット焦点(上) 日本らしい運営 日本が初の議長国を務める20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が28、29の両日、大阪市で開かれる。米中露はじめ主要国の首脳が一堂に会する中、安倍晋三首相が議長として指導…
警備手薄の太永浩元公使、文政権に守る意思なし
韓国・文政権 北へ過度な刺激なしと許可 2016年夏に韓国に亡命した元駐英北朝鮮公使の太永浩氏がこのほど手記『三階書記室の暗号』の日本語訳本出版に合わせ初来日した。太氏の北朝鮮分析には定評があり、報道各社のインタビュー…
低金利で収益確保が難しく岐路に立つ銀行業界の現状を特集する2誌
◆好材料が見当たらず 銀行といえば、かつては就職ランキングで上位クラスに入ってくる職種であった。都銀(現在のメガバンク)のみならず、地銀にでも入社しようものなら地域の人からは一目置かれたものだった。しかしながら、今では…
フォークランド紛争と尖閣諸島
エルドリッヂ研究所代表、政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 日本はサッチャーに学べ 信念を持って対処した英首相 筆者は読書が好きで、楽しむだけでなく仕事である学術目的で数多くの本を読んでいる。中でも、伝記や回想録は…
結党100周年の米国共産党、理想の方向にシフトした民主党を称賛 Communist Party to celebrate 100 years in U.S., hail Democrats’shift toward ideals
米国共産党が今週末、シカゴで開く会議で結党100周年を祝う。共産党が最も待ち望んできた幾つかの目標を民主党が既に取り入れる中で、共産党の未来はどうなるか、疑問が山積している。 会議に向けた準備の話し合いの中で出てきた…
サウジ人記者カショギ氏殺害事件の真相究明を求める米ニュースサイト
◆消極的な米政権非難 サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏が昨年10月、トルコで殺害された事件をめぐって、国連のカラマール特別報告者(司法手続きを経ない処刑担当)が19日、調査報告書を公表した。サウジのムハンマド皇…
自由と合併「国民民主」 「統合と結集」は選挙次第
略称「民主党」で再起なるか 参院選をにらみ国民民主党と自由党が4月26日に合併し、これを機関紙「国民民主プレス」が5月17日号に載せた。玉木雄一郎代表と自由党の小沢一郎代表が合併合意書を手に並ぶ写真とともに、小沢一郎、…
「自由民主」社会保障改革 「人生100年」、参院選で論戦か
支え手増やすエイジフリーなど 年金だけでは月5万円ほど赤字になり、老後に2000万円の資産形成の必要を唱えた金融庁有識者会議の「高齢社会」報告書に関連して、野党は年金問題を参院選の争点にする構えだ。すでに19日の党首討…
揺らぐ米中軍事バランス 抑止力強化は待ったなし
《 記 者 の 視 点 》 米国防副長官を2014年から17年まで務めたロバート・ワーク氏と言えば、オバマ前政権で中国とロシアの軍拡に対抗するため、「第3の相殺(オフセット)戦略」を打ち出したことで知られる人物だ。 …
「元気と存在感」与える道徳授業
答えは一つじゃない 札幌市立北野台中学校教諭 磯部一雄氏に聞く 今年度から全国の公立中学校で新しい学習指導要領による「道徳科」としての授業が始まっている。これまで導入のための準備期間があったものの、正式科目として順風満…
台湾有事に備え国際シンポ
台湾有事に備えた日米台安保協力の強化を訴える国際シンポジウムが、このほど都内のホテルで開催され、「日米共催の人道的海洋安全訓練に台湾の参加を認め、日台交流基本法の制定を望む」との共同声明が採択された。 (池永達夫、写真…
日本は手続きと広報に努めよ
麗澤大学客員教授 西岡力氏(下) 文在寅政府は日韓基本条約だけでなく、さかのぼって日韓併合条約まで見直そうとしているように感じるが。 今回の判決は「併合条約は非合法的なものであった。だから無効だ」という論理に立っている…
米国の9州で相次ぎ中絶制限法、 国家二分する対立が再燃
米国の保守色の強い州で、人工妊娠中絶を厳しく制限する法律の制定が続いている。背景には、昨年秋に連邦最高裁判事の構成が保守派優位となり、中絶反対派が勢いづいていることがある。来年に大統領選を控える中、国論を二分する中絶を…
「イランの攻撃は続く」ボルトン補佐官警告
代理組織使い関与隠蔽 ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は記者(ビル・ガーツ)とのインタビューで、イランが、精鋭部隊「革命防衛隊」や影響下にある武装勢力を使って、ペルシャ湾岸での緊張を高めていると主張、米国は緊…
今こそ財政政策が前に出よ
鈴木政経フォーラム代表、経済学博士 鈴木 淑夫 景気後退のリスク回避を 一層の金融緩和は困難な状況 米中貿易戦争の関税引き上げ合戦の影響を受けて、各国のグローバル企業は、原料・部品の調達先、製品の製造拠点、その輸出先な…
外務省、韓国の変化に対応せず
日韓打開 私はこう考える 麗澤大学客員教授 西岡力氏(中) 韓国の変化は十分予測できたはずだが、外務省はじめ日本側は何の対応策もしなかったのか? そこがやはり2番目の問題だ。もちろん日韓関係が悪くなったのは韓国側がおか…
交番襲撃犯逮捕に大きな役割果たした防犯カメラに一切言及せぬ朝日
◆物足りぬ各紙の主張 地域の安全を守る要である日本の交番制度は、住民に安心を与える警察業務の成功例として海外でも知られ、取り入れる国も出てくるなど注目されてきた。 そんな交番の警察官が襲われ重体に陥り、拳銃を強奪され…
以前とは違う“革命”韓国
日韓打開 私はこう考える 麗澤大学客員教授 西岡 力氏(上) 国交正常化以降最悪となった日韓関係の出口が見えない。悪化の原因と解決の見通しを現代朝鮮問題研究の第一人者・西岡力麗澤大学客員教授に聞いた。(聞き手=編集委員…
何の発言力もないゴーストを引っ張り出す A ghost with nothing to say
下院の民主党員は、ウォーターゲートの内部告発者であったジョン・ディーンという人物を久しぶりに、ほこりを払って引っ張り出してきて、彼を米国民に披露した。彼らは、ドナルド・トランプ氏とその大統領職を破壊しようとする飽くなき…
韓国・文政権、米中の狭間で「反中色」自制
米国と中国の覇権争いの狭間で韓国の文在寅政権が「反中国」と映ることに神経を尖らせている。米国の次世代通信規格「5G」のネットワーク建設や北朝鮮のミサイル攻撃を想定した迎撃ミサイル配備などをめぐり韓国は米中双方から圧力を…
安保問題に進んだ米中角逐
拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 内政課題に縛られる中国 求心力強化狙い台湾侵攻も 米中間の角逐激化は止どまるところを知らず、収束の目途は立っていない。米中角逐は貿易摩擦から端を発したが、米国の貿易赤字解消を越えて安全保障…
最新SLBM実験、中国が米を「威嚇」
極超音速兵器を搭載か 中国は最新の長距離潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「巨浪3(JL3)」の発射実験を行った。シャナハン米国防長官代行が前日にシンガポールの「アジア安全保障会議」で南シナ海での中国の活動を非難してお…
野党の筋違いの「老後2000万円」批判の尻馬に乗り政府を攻撃する朝日
◆非現実的想定で試算 「95歳まで生きるには約2000万円必要」とする金融庁の試算をめぐってひと悶着(もんちゃく)があった。野党は「『100年安心』はうそだったのか。国民は、自分で2000万円ためろとはどういうことかと…