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夫婦別姓、LGBTなど多様性を口実にイデオロギー持ち込む毎日

◆衆愚政治に陥る恐れ  1カ月遅れの話を俎上に載せて気が引けるが、毎日の元旦社説は「2016年を考える 民主主義 多様なほど強くなれる」と題し、わが国の政治の在り方を論じていた。毎日の紙面にはこのところ「多様」が乱発され…

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原油価格低下が「世界恐慌のリスクはらむ」と指摘するエコノミスト

◆資源国の財政が逼迫  原油価格の下落が止まらない。街中のガソリンスタンドの価格表を見るとガソリンが1㍑=97円と100円を切り、灯油も1㍑=39.8円と40円割れの日が続く。2年前はガソリンが1㍑=160円台、灯油に至…

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「同性婚」教える中学を「最先端」と褒めちぎったNHK「おはよう日本」

◆多様な性の複雑怪奇  この欄で筆者は最近、いわゆる「LGBT」(性的マイノリティ)をもてはやす新聞・テレビを批判することが多くなっている。そこで、批判してばかりいてはいけないと、当事者や支援者団体が企画する勉強会に時々…

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衝撃的事故に凡庸な各社説の中でシートベルト着用説き有益な毎日

◆過去事例でお茶濁す  死者15人(運転手2人を含む)、重軽傷者26人という大惨事となった今月15日未明に長野県軽井沢町で起きたスキーツアーのバス転落事故から、約2週間になろうとしている。その間、運行バス会社のずさんな安…

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宜野湾市長選情勢分析で志村氏優位を印象づけようとした琉球新報

◆知事共々告発される  「公明かつ適正に行われることを確保し、もつて民主政治の健全な発達を期する」  これは公職選挙法の一節だ(第1条)。選挙が公正でなければ民主政治は成り立たない。当たり前の話だが、沖縄ではかつて社民党…

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“タレこみ”でスクープ続ける“進撃”の「センテンス・スプリング」

◆「裏金」を全てコピー  週刊文春の特ダネラッシュが止まらない。年頭(1月14日号)のタレント・ベッキーとバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音の不倫スキャンダルが暴露され、先週発売の1月28日号では甘利明経済再…

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危険、ナチス、独裁…とアジ演説的な「サンモニ」の緊急事態条項批判

◆正装神妙なSMAP  「わたしSMAP世代なんですよ~」。子供が同じ高校に通っていた、あるお母さんの“自己紹介”を思い出した。冷やかしたかどうかは覚えていないが、市井の大人まで自分の世代を言い表す代名詞にもしているグル…

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AIIB事業開始に中国の恣意的な運用の懸念を深める読売、産経

◆公正運用求めた読売  中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)が北京で設立式典を開き、本格的な業務を開始した。  AIIBにはアジアや欧州などから57カ国が参加。参加国が拠出する資本金は計1000億㌦(約11兆…

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緊急事態条項「憲法に必要」90%あった阪神大震災後の95年読売調査

◆21年経た地元紙社説  阪神・淡路大震災から17日で21年を経た。震災が残した教訓の中で次の二つが印象的だった。ひとつは初動態勢の遅れで被害を広げたこと、もうひとつは地域の助け合いで犠牲を最小限に抑えたことだ。地元、神…

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水産資源存続に対する危機感の高まりを、日本のせいにするアエラ

◆「判決」の内容を誤解  アエラ1月18日号の「捕鯨再開でマグロ漁に飛び火? マグロが食卓から消える」は、今日、水産資源の持続的可能性を目指す国際社会の中で、「日本に対する海外の眼差しが年々厳しさを増している」という内容…

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ペルシャ湾岸情勢緊張の背景に「イランの帝国主義」指摘するWSJ

◆影響拡大を画策する  サウジアラビアで、イスラム教シーア派の高位聖職者ニムル師の死刑が執行されたことにイランが強く反発、ペルシャ湾岸に緊張が走った。これに関し米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は「イランとロ…

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花も実もある充実した内容だった読売の新年シリーズ「明日を語る」

◆“横綱相撲”の顔ぶれ  旧年を真っ白にリセットして新しい気持ちで希望を膨らませる年の始まりに読む新聞の楽しみは、今年はどんな年になるだろうかと多方面にわたり未来を展望する記事を読みながら自分なりに考えられることではない…

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北朝鮮「水爆」実験に外交努力だけ説き軍事を想定しない朝毎、東京

◆軍事を想定する国連  国連憲章にはこんな条文がある。「平和に対する脅威、平和の破壊及び侵略行為に対する行動」  あまり新聞ではお目にかからないので、聞き覚えがないかも知れないが、第7章のタイトルだ。  国連安保常任理事…

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慰安婦にとどめず沖縄まで手を広げる「挺対協の対日工作」報じる文春

◆北朝鮮影響下の団体  新年早々、メガトン級の「芸能人不倫スキャンダル」を投下して大注目を浴びている週刊文春(1月14日号)だが、爆風の強さに他の記事が霞んでしまっている。“ゲスの極み”な話のほかにも、「古舘伊知郎『報ス…

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正月から子育てするレズ・カップル紹介するNHK「あさイチ」特集

◆「同性婚」容認に誘導  東京都渋谷区で昨年、「パートナーシップ条例」が施行したことで、いわゆる「LGBT」(性的少数者)という言葉がメディアに頻繁に登場するようになった。その影響で、レズ(L)、ゲイ(G)、バイセクシャ…

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新年の経済で保守系4紙が短期、中長期的な視点から前向きな提言

◆欧州に範求めた日経  2016年の経済がスタートした。4日の東証大発会は582円73銭安という波乱の幕開けになったが、今後どんな展開になり、それを各紙はどう伝え評価するのか。今年もウオッチしていきたい。  今回は新年の…

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日韓の慰安婦問題最終合意の紙面で朝日は隠した虚偽報道の悪影響

◆「韓国の新聞で」と嘘  2016年が明けた。元旦は例年になく澄み切った空で、都内の高台から初日の出が楽しめた。全国的にも穏やかな日和で、各地の神社や寺に初詣する参拝客の顔は晴れやかだった。  そんな快晴とまではいかない…

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年末恒例の2016年予測で「まさか」のシナリオ提示する東洋経済

◆イベントが目白押し  戦後70年ということも相まって、昨年2015年は国内外において大きな変化があった。国内的には集団的自衛権行使のための安保関連法成立、海外との関係で見ればTPP(環太平洋経済連携協定)の大筋合意、C…

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一面にすぎない中国の再生エネルギー利用を礼賛するNW日本語版

◆風力発電に力入れる  「2016年の問題」と題しニューズウィーク日本語版(2015年12月29日、16年1月5日号)が特集しており、同誌の編集委員や外部識者が分担して記事を書いている。その中で「気候変動」をテーマに、「…

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テロが民主主義を揺るがす試練と感じさせたNHK「解スタ」第1部 

◆多様社会に疑心暗鬼  年が明けた。歳末からテレビでは1年の主要ニュースから新たな年を占う特番が放送された。このうちNHKが12月26日深夜から27日早朝にわたり4時間余り放送した「解説スタジアムスペシャル 朝まで生討論…

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「慰安婦」日韓合意に歓迎論調の中で履行見守り評価保留した読、産

◆歩み寄る双方に課題  日本と韓国の大きな懸案となり相互不信の象徴だった慰安婦問題は「最終的、不可逆的に解決」することで妥結した。岸田文雄外相と韓国の尹炳世外相は28日にソウルで会談し、両政府の協議は合意に達した。また国…

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安保法制、同姓合憲など今年の朝、毎、東京の論調を表す漢字は「虚」

◆「徴兵制」の虚言流す  今年の世相を表す漢字は「安」だったが、新聞はどうだろうか。むろん新聞は世相の鏡とされるから、「安」に異論はない。だが、それは表層のことで、その底流に「虚(きょ)」が横たわっていたように思えてなら…

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海外情勢に左右される日本示す新潮の「最悪シナリオ2016」

◆「爆買い」消える予想  なんとなく持ちこたえた感のある2015年だったが、来年はいよいよ様々なところで取り繕ってきたものが綻びだしそうな予感がする。週刊新潮(12月31日、1月7日新年特大号)が「日本列島が蒼ざめる『最…

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