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朝日と共産党は同じ歴史観を持つ“同志”と浮き彫りにした天声人語
◆コラムで揚げ足取り 朝日の1面コラム「天声人語」が、共産党の志位和夫委員長の国会での党首討論を褒めちぎっている(22日付)。 志位氏は20日の党首討論で、1945年に日本が受諾したポツダム宣言第6項に触れ、安倍晋三…
溶融燃料の探索技術なども紹介すべき朝日の「『廃炉』無残な現実」
◆廃炉では技術者不足 週刊朝日5月22日号に「原発再稼働を前に『廃炉』無残な現実」と題した記事が出ている。リード文は「パンドラの箱が開いた後にはあらゆる災厄が地上に広まったが、最後に希望だけが残った(ギリシャ神話)――…
米GCC会議でオバマ大統領を不信するアラブを伝えたNYポスト
◆サウジ国王が不参加 ペルシャ湾岸のアラブ6カ国で構成する湾岸協力会議(GCC)の首脳らが訪米し、13、14の両日、オバマ大統領と会談した。米国の招待を受けての訪米だが、GCCの中心国家であるサウジアラビアのサルマン国…
政府の財政健全化に各紙は「成長頼み」批判より景気失速を心配せよ
◆4紙論評で揃い踏み 政府が6月末に策定を目指す財政健全化計画について、経済財政諮問会議(議長・安倍晋三首相)の議論が本格化している。19日の同会議では、伊藤元重東大大学院教授ら民間議員が社会保障など分野ごとの論点整理…
安保法案に「戦争法案」など無責任なレッテル貼り弄する朝、毎、東京
◆自衛官のため反対? 「あらゆる事態を想定し、切れ目のない備えを行う」。ふつうの国なら当たり前の話だが、安倍内閣は1年近い論議を経て、先週ようやく安全保障関連法案を閣議決定し、国会に提出した。 それだけに護憲派の反対…
韓国の「明治産業遺産群」世界遺産登録阻止活動に眉をひそめた新潮
◆時代が通じない韓国 長崎の三菱造船所クレーンや通称「軍艦島」と呼ばれる端島(はしま)炭鉱、福岡県の官営八幡製鐵所など九州・山口を中心に、8県23の資産から成る「明治産業革命遺産群」の世界文化遺産登録をイコモス(国際記…
BS日テレ討論で慰安婦「強制連行」の有無に明言避けた福島瑞穂氏
◆調査に福島氏が同席 13日付の番組欄を見ていたら、党首の座を降りたからなのか、最近、テレビで姿を見る機会がめっきり少なくなっていた社民党副党首の福島瑞穂が、BS日テレの報道番組「深層NEWS」でジャーナリストの櫻井よ…
NHK「クロ現」報告/「やらせ」否定の調査委をずばり断罪した産経
◆看板番組に4紙社説 「やらせ」疑惑が告発されていたNHKの看板番組「クローズアップ現代」(クロ現)について、同局の調査委員会は4月28日に「過剰な演出や視聴者に誤解を与える編集が行われた」とする一方で、同局解釈の「事…
左派知識人の「憲法研究会」草案を日本国憲法の下地と歪曲した朝毎
◆改憲を公約した政権 憲法記念日の3日、護憲派新聞の社説タイトルは「上からの改憲をはね返す」(朝日)、「国民が主導権を握ろう」(毎日)というものだった。いずれも安倍晋三政権や自民党の改憲の取り組みを「上から」と断じ、国…
政府の温室ガス削減目標に高過ぎ、低過ぎ、妥当など評価三分の各紙
◆「適切な判断」と読売 政府が温室効果ガス排出量を、2030年度までに13年度比で26%削減する原案を公表した。今後、与党内での調整を経て目標を決定し、来月上旬にドイツで開催されるサミット(主要国首脳会議)で安倍晋三首…
ネット時代に流出する個人情報のビジネスを特集したダイヤモンド
◆気味悪さ感じる電話 今や日常茶飯事になった感があるが、ある日突然知らない企業や団体から電話がかかってくることがある。聞いてみると生命保険の勧誘から不動産、投資会社の売り込み、選挙の投票依頼など、「なんで私の電話番号を…
ベトナム戦争終結40年にメディアの情勢錯誤指摘した産経・古森氏
◆共産主義を見抜けず ベトナム戦争が終結して4月30日に40年を迎えた。折しも安倍晋三首相が訪米し、紙面は日米モノで埋まり、ベトナム報道は国際面に散見される程度だった。そんな数少ない記事の中で、産経の古森義久氏(ワシン…
官邸ドローン事件で犯人ブログを丸写しした文春、新潮のお粗末さ
◆“労せずして”記事に 首相官邸の屋上で、小型無人機「ドローン」が見つかった事件は、新技術と規制という新しい課題を突きつけた。ドローンは搬送、測量、撮影などから災害時の調査、人命救助に至るまで広範囲に利用できる可能性を…
安保法制は事実上の憲法改正と言うなら改憲を問うべき「サンモニ」
◆ガイドラインに注目 安倍晋三首相が訪米の途に就いた4月26日の報道番組では、日米首脳会談、外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)を控えたこともあり、防衛協力の指針(ガイドライン)再改定や環太平洋連携…
官邸ドローン侵入/機体操縦電波の遮断技術の開発求めた産経、日経
◆法規制を急げと各紙 国家の中枢である首相官邸の屋上で小型無人ヘリコプター(ドローン)が落下していることが見つかった事件は、日本の危機管理やテロ対策警備などに重大な欠陥があることを浮き彫りにした。搭載容器から微量の放射…
7割以上が同性間の性的接触だったHIVの感染経路を書かぬ毎日
◆打って変わった編集 こんな記事が朝日4月8日付の都版に載っていた。 東京でHIV(エイズウイルス)感染者が増加。とりわけ20代の感染者は昨年、過去最多の148人を数えた。患者・感染者の97%は男性が占め、感染経路の…
高浜原発再稼働差し止め仮処分が招く事態に他人事の朝日、アエラ
◆意識低い「ムラ」叩き 関西電力高浜原発3、4号機に対し、初の再稼働差し止め仮処分を福井地裁が認めた。仮処分を認めた経緯は、本紙にも詳しいので繰り返さない。問題にしたいのは、週刊誌編集者、記者のエネルギー問題に対する認…
イエメン軍事介入を「人道」批判する露・イランに反発するサウジ紙
◆フーシ派非難の世論 中東イエメンで混乱が続いている。 1990年に旧ソ連の崩壊を直接の契機として南北の統一を果たしたイエメンだが、南北間の経済格差や政府の腐敗、イスラム教スンニ派とシーア派間の宗派対立、「アラビア半…
AIIBに注文を付けながら日本に参加を促す毎日に欠ける説得力
◆読・産・毎とも懸念 中国財政省によると、同国の主導で年内に設立するアジアインフラ投資銀行(AIIB)に対し、57カ国の参加が決まり、創設メンバーが確定した(15日)。3月末の期限前に駆け込み申請が相次いだため、日本と…
高浜原発再稼働差し止め仮処分の福井地裁判事の信条を暴く産経抄
◆誤認と人格権で判決 飲酒運転の車に突っ込まれた人が相手の運転手ではなく、自分の車の製造会社を「頑丈に造らなかった」と訴え、1300億円の賠償命令の判決。47年間たばこを吸い続けて肺がんになった男性がたばこ会社を訴え3…
中国の「琉球独立」工作と翁長沖縄県政の深い関係に警鐘発した文春
◆江戸時代以前を狙う 元校長の「フィリピン買春」が週刊誌のトップを飾っているが、いくらグロテスクな「教育者とエロ」がけしからんと言っても、所詮は個人の問題。本人は社会的に葬られ、家族はいい迷惑だが、別に直接国を危うくす…
海外で養子取る同性カップル紹介しながら是非論じぬ「グッディ!」
◆男女結婚と価値混同 同性カップルであっても「結婚に相当する関係」と認めて、証明書を発行することを盛り込んだ東京都渋谷区の「同性婚」条例が先月31日、成立した。その直後に記者会見した桑原敏武区長はこう語って胸を張った。…
親の監督責任/最高裁判決で親の適切な指導が大切と説く毎日社説
◆産、毎、読が肯定評価 小学生(11歳)が校庭でサッカーの練習中に蹴ったボールが、ゴールポスト、門扉、側溝を飛び越えて道路に転がった。オートバイで走っていた85歳の男性がこれを避けようとして転倒し足の骨折などで入院。入…