ベトナム戦争終結40年にメディアの情勢錯誤指摘した産経・古森氏
◆共産主義を見抜けず
ベトナム戦争が終結して4月30日に40年を迎えた。折しも安倍晋三首相が訪米し、紙面は日米モノで埋まり、ベトナム報道は国際面に散見される程度だった。そんな数少ない記事の中で、産経の古森義久氏(ワシントン駐在客員特派員)の論評が光っていた(30日付「サイゴン陥落40年・下」)。
古森氏はサイゴン陥落を現地で目撃した、数少ない日本人ジャーナリストだ。当時の体験を想起し「身を切られるような教訓とあぜんとするような歴史の皮肉を痛感させられる」と述べている。
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