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翁長知事に反米「戦車闘争」を指南した沖縄タイムスの日米安保潰し

◆故リー元首相の忠告  シンガポールの「建国の父」リー・クアンユー元首相が3月に亡くなった。朝日は「世界史に名を残すアジアの巨人」(同24日付社説)と書き、他紙も資源のない小国を急成長させた経済的手腕を称(たた)えた。だ…

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流血事件多発の中東情勢に歴史と宗教を特集したエコノミストなど

◆重なり合う帰属意識  宗教に関心の薄い日本人にとって現在、世界で起こっている出来事はなかなか理解できないことが多い。例えば、中東でのIS(「イスラム国」)のようなイスラム過激派による残忍な殺戮(さつりく)事件は、単なる…

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菅長官・翁長知事会談に際し橋本元首相を持ち上げた「サンモニ」

◆違法行動に論評せず  沖縄・米軍普天間基地の辺野古移設のための埋め立て工事が進んでいるところへ、昨年11月に辺野古移設反対を掲げて沖縄県知事選挙で当選した翁長雄志(おながたけし)知事と国との対立が深まっている。5日放送…

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「黒田日銀」金融緩和2年、「短観」足踏みで各紙に日銀への注文目立つ

◆論評テーマは3通り  新年度がスタートした。経済面では税制が変更になったり、年金額が変わったり、食料品などの一部ではまた値上がりもした。今年4月は消費税増税から1年、黒田東彦(はるひこ)日銀総裁による「異次元」金融緩和…

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緊急条項で改憲しなくてもと国民保護法まで持ち出した朝日の方便

◆説明と合意説く日経  戦後70年にして憲法改正の動きが本格化してきた。安倍晋三首相は国会発議とその賛否を問う国民投票の実施時期を2016年夏の参院選後とする認識をすでに示している。首相が改憲への政治日程を明らかにしたの…

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報ステ騒動を詳報した文春と官邸の「メディア操縦」に着目した新潮

◆脱線した古賀茂明氏  久しぶりに、なんだかんだ言っても予定調和でまとめていたテレビ番組が、確信犯によるハプニングで、ぐだぐだになった「放送事故」を視(み)た。  3月27日のテレビ朝日「報道ステーション」で、元経産省官…

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イスラエル選挙で強硬派勝利に警戒表したエルサレム・ポストなど

◆右派リクードが勝利  イスラエルの総選挙が3月17日に行われ、右派の現与党リクードが勝利した。投票直前まで中道左派労働党を中核とする統一会派「シオニスト連合」が勝利するとみられていたが、予想を覆し、リクードが30議席を…

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衆院「1票の格差」各判決に現実的アプローチで提言した読売や日経

◆具体策は乏しい朝毎  「1票の格差」が最大2・13倍だった昨年12月衆院選の区割りをめぐり、弁護士グループが全295選挙区の選挙無効(やり直し)を求めた訴訟の高裁判決で、その判断が分かれている。提訴された17件の訴訟の…

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「世界は一家」の八紘一宇を「侵略正当化標語」と曲げて批判する朝毎

◆国旗の次は言葉狩り  「八紘一宇(はっこういちう)」がやり玉に挙げられている。自民党の三原じゅん子女性局長が参院予算委員会で「日本が建国以来、大切にしてきた価値観」として紹介したところ、朝日と毎日から「戦争推進のスロー…

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「福島の内部被ばくはほぼゼロ!」明かした新潮連載「がんの練習帳」

◆食料品に厳格な基準  5年目の3・11を迎え、福島第一原発の事故による放射線の影響について、週刊新潮の連載「がんの練習帳」(中川恵一)の3月19、26日号で整理している。  事故後からこの間、住民に対する被ばく量測定な…

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多党化で議論がますます薄まった統一地方選前のNHK「日曜討論」

◆10党は多すぎる印象  統一地方選が26日の10道府県知事選告示をもって開幕した。22日放送のNHK「日曜討論」は選挙に向けて「地方創生・原発・安保 10党に問う」と題した政治討論を行った。  10党の出席者は、自民党…

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原発廃炉で規制委の40年規制は認めても更新は認めない朝日の矛盾

◆改修採算合わぬ5基  運転開始から40年前後経過している原発5基の廃炉が決まった。東京電力福島第一原発の事故後、原子力規制委員会が原発の運転期間を原則40年とする新たな規制基準を設けてから、初めての廃炉決定である。  …

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尖閣諸島を日本領に描く1969年中国地図に扱い小さく鈍い各紙

◆歴史捏造する共産党  『歴史写真のトリック 政治権力と情報操作』。こんなタイトルの書籍が朝日新聞社から出版されている(1989年刊)。著者は仏ジャーナリスト、アラン・ジョベール氏。独裁者が歴史写真からライバルを抹殺した…

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鳩山氏クリミア訪問に「北方領土」懸念し精神科医談話も載せた新潮

◆「宇宙人」とした文春  ロシアが武力で併合したクリミアを鳩山由紀夫元首相が訪問した。日本を含め西側諸国がロシアを非難し、G7などによる制裁が行われている中、日本の元首相がロシアからビザを受けて訪問したのだ。それだけでな…

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LGBTの「結婚」を男女同権と同列に扱った「NEWS23」の不見識

◆短い反対意見の放映  東京都渋谷区が同性カップルを「結婚に相当する関係」と認め、証明書を発行する条例案を区議会に提出して以来、この問題を扱うテレビの時事・報道番組が多いが、同区の対応に疑問を呈するテレビ局はほとんどない…

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北陸新幹線に観光など前向きの視点と延伸前倒しに懸念を示す各紙

◆日経が魅力発信期待  東京―金沢が乗り換えありの3時間50分から乗り換えなしで最短2時間28分に、東京―富山が2時間8分と大幅に時間を短縮して結ばれた。長野―金沢間が14日に延伸した北陸新幹線の開業で、首都圏と北陸がぐ…

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内閣府世論調査が示した朝日長年の反自衛隊反日米安保論調の敗北

◆初報は黙殺した朝日  内閣府が「自衛隊・防衛問題に関する世論調査」を発表した。それによると、自衛隊について「良い印象」と答えた人は92・2%、日米安全保障条約が日本の平和と安全に「役立っている」と考えている人は82・9…

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ギリシャ財政問題からEUの存廃に関心を注ぐ東洋経済の欧州特集

◆学級崩壊に例え解説  つい最近、ギリシャで選挙が行われ、急進左派のツィプラス政権が誕生した。財政破綻状態にあるギリシャに対して、これまでEU(欧州連合)は金融支援する見返りとして緊縮財政による立て直しを要求してきた。ギ…

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核交渉でイラン粘り勝ちの黙認となるNYタイムズのオバマ案支持

◆激しいつばぜり合い  イランとの核交渉をめぐり米政界で、イスラエルを巻き込んだ激しいつばぜり合いが展開されている。そのヤマ場となったのは、3日のネタニヤフ・イスラエル首相の米上下両院合同会議での演説だ。  ネタニヤフ氏…

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電力改革法案の意義を新エネ拡大に矮小化して安定供給語らぬ朝日

◆読売は安定供給懸念  電力会社の送配電部門を別会社に移す「発送電分離」を2020年4月に実施することを盛り込んだ電気事業法改正案を、政府は閣議決定し、このほど国会に提出、今国会での成立を目指すという。都市ガスの小売りを…

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文民統制=文官統制とのはき違えた考えで軍事音痴を助長した朝毎

◆制服組は対等が常識  これで防衛改革が一歩前進する。安倍内閣は防衛相を補佐する防衛省の内局(背広組)と自衛隊の各幕僚監部(制服組)を対等とする同省設置法改正案を閣議決定し、今国会に提出する。  これまで対等でなく、内局…

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川崎中1殺害事件で18歳主犯の実名・顔写真を掲載した新潮の算盤

◆残虐な犯罪に「保護」  川崎中1殺害事件で、週刊新潮(3月12日号)が主犯の18歳少年の実名報道に踏み切った。顔写真も掲載している。これまでも、残虐非道な少年犯罪が“少年法の壁”に阻まれて、被害者を“晒(さら)しもの”…

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海外で「同性婚」容認増加と紹介しても、問題点に触れぬ「TVタックル」

◆性的少数者に親和性  「単純接触効果」という心理学用語がある。何度も見たり聞いたりしていると、抵抗感が薄れ、好感度が高まるという心理現象だ。近年、日本のテレビに、女装タレントをはじめとした、いわゆる「性的少数者」が登場…

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