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米政権の鉄鋼輸入制限に「短慮」「危険な決定」と強い批判の読売、日経
◆貿易戦争になる恐れ 読売「報復合戦を引き起こす短慮だ」、日経「米政権は貿易戦争の危険を冒すのか」、東京「安倍首相は自制促せ」――。 米国のトランプ大統領が1日、鉄鋼メーカー幹部らとの会合で、鉄鋼とアルミニウムの輸入…
緊急事態条項めぐり護憲派メディアに遠慮する「平時ボケ」の自民党
◆大震災に政府は無策 東日本大震災から7年を迎えようとしている。3・11。心に刻まれた月日である。 私事で恐縮だが、筆者の自宅は福島県郡山市にある。地震発生時、東京・渋谷にいた。ビルの事務所のケース棚が倒れ、ガラスが…
減反補助金廃止で岐路に立たされるコメ農家とJAを特集したダイヤモンド
◆熾烈な研究開発競争 2月28日、日本穀物検定協会が2017年度産米の食味ランキングを発表した。それによると、これまで日本のコメの代表的な銘柄とされてきた魚沼産のコシヒカリが最高評価の「特A」から2番目に高い「A」の評…
商業化など五輪テーマの収録に「憲法改正」の発言が出る「サンモニ」
◆朝日委員の妙な談話 日本選手が活躍した平昌冬季五輪の期間、テレビ番組もにぎやかな時間が続いた。金4、銀5、銅4のメダル13個は過去最多で、お茶の間の歓声も今までにない盛り上がりだったことだろう。 その中で、大会最終…
平昌五輪閉幕、北の融和攻勢に非核化迫る圧力増強を支持した4紙
◆日本選手団が大活躍 「最強のチームジャパンであることを実証した」(日本選手団・斎藤泰雄団長)。 17日間にわたる熱戦を繰り広げた平昌冬季五輪が2月25日に閉幕した。史上最多92カ国・地域から約2900人が氷雪上で力…
夫婦別姓論議で経済的不利益のみ重視し「子の利益」無視するリベラル各紙
◆夫婦同氏は庶民感覚 夫婦を同姓として「ファミリーネーム」(家族の呼び名)を一つにするのはわが国の伝統的な家族観に基づく―。 こんなふうに書くと、別姓容認論者から、すかさず反論が出そうだ。江戸時代、庶民は氏(姓)を名…
2年後の東京五輪での北朝鮮によるサイバー攻撃に警鐘を鳴らす文春
◆猛攻に晒された韓国 平昌冬季五輪が終わった。厳寒、強風、入場チケットや宿泊、交通手段の確保困難など課題は幾つもあったが、何より北朝鮮の参加で政治ショーと化し、文在寅韓国政権がいかに北朝鮮との対話を求めて“丸裸”になろ…
スクープ連発の「アクシオス」はネットニュースの先駆けとなるか
◆1年余で世界が注目 昨年から「アクシオス」という名前をメディアで見掛けることが多くなった。米国の新興のニュースサイトで、昨年1月、トランプ政権発足の直前にスタートした。トランプ政権をめぐるスクープを連発し、わずか1年…
黒田日銀総裁再任で2期目5年間の課題・責任に言及した各紙社説
◆産経など続投を評価 読売「日銀緩和に問われる柔軟姿勢」、朝日「『次の5年」国会で語れ」、毎日「代えられない政府の事情」、産経「路線継続の成果問われる」、日経「再任後の黒田日銀総裁が背負う重い課題」、東京「問題を先送り…
産経誤報でも免責はされぬ沖縄2紙による米軍への「ヘイトスピーチ」
◆記事を削除して謝罪 産経は昨年12月12日付に「日本人救った米兵 沖縄2紙は黙殺」との記事を掲載したが(ネット「産経ニュース」では同9日付)、2月8日付で確認できなかったとして記事を削除し、沖縄2紙に対する批判に行き…
トランプ米大統領が手掛ける地下高速鉄道敷設にケチつけるNW日本版
◆「土地収用権」で注文 トランプ米大統領が計画する、ニューヨークとシカゴ(約1200キロ)をトンネルで結び、5時間足らずで移動できる高速鉄道敷設について、ニューズウィーク日本版(2月13日号)が「『夢の超高速鉄道』は落…
LGBTの人権を強調しても思想信条の自由に触れぬNHKの二重基準
◆LGBT運動を牽引 この欄で筆者は日本のLGBT(性的少数者)運動を牽引しているのは、メディアにおいてはNHKであるとこれまで何度も指摘し、その動きに警鐘を鳴らしてきた。性的少数者の人権を大義名分に、性の多様性や性行…
北の融和姿勢に懐疑的かつ「非核」が大原則の慎重論を展開した各紙
◆北が微笑み外交展開 氷雪上の熱戦を繰り広げる平昌冬季五輪もやや色あせて見えるような光景である。何より開会式以降、肝心の競技よりもサポーターの方がフットライトを浴び、五輪が美女応援団や芸術団の振りまくさっそうとした愛嬌…
市長選結果を受け入れず民主主義を否定する沖縄タイムスの阿部氏
◆「敗者は民主主義」? 「敗者は日本の民主主義」。こんな見出しの解説記事に思わず「えっ!?」と唸(うな)ってしまった。 沖縄県名護市の市長選挙で米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する現職、稲嶺進氏が移設容認派の与党候…
沖縄・名護市長選の勝因は公明党の「根こそぎ作戦」だと分析する文春
◆新潮は“進次郎効果” 秋の沖縄知事選の前哨戦として重要な意味を持つ名護市長選は新人の渡具知(とぐち)武豊氏が「オール沖縄」で翁長雄志知事らの支援を受けた辺野古移設反対の現職稲嶺進氏を大差で破った。 週刊新潮(2月1…
朝から同性愛者の子づくり手段を扱うNHK「けさクロ」のグロテスク
◆適当な放送時間帯か 朝は出勤前、登校前の親と子供たちが朝食を取り、部屋にはテレビがついているのが、家庭の日常的な光景だ。そのような時間帯に7日のNHKニュース「おはよう日本」の「けさのクローズアップ」(けさクロ・7時…
株価の乱高下で早くも試練の新FRB議長の手腕を問う日経社説
◆長期金利上昇を嫌気 史上最高値を繰り返していた米国株式市場は、このところ株価が大きく乱高下する荒れた展開になっている。 発端は1月の米雇用統計で民間部門の平均時給が前年同月比2・9%上昇し、約8年半ぶりの高水準とな…
米国社会の底流にある宗教と家族の力を見落としているリベラル各紙
◆トランプたたき続く 米国にドナルド・トランプ大統領が登場して丸1年。リベラル紙では相変わらず紋切り型のトランプたたきが続いている。例えば毎日社説は「米国の品格 高慢さが世界を暗くした」(1月19日付)と言い、朝日社説…
後継者不足による中小企業の廃業で危機に瀕する日本のモノづくり
◆先端技術で世界牽引 「モノづくり大国」といえば日本を表す言葉であった。大企業のみならず下町の工場で作られた製品が世界の市場を席巻することは珍しいことではない。総務省統計局の報告によると平成24年2月時点でわが国の法人…
新聞は日中平和友好条約40年の節目より条約の根本を問うべきでは
◆尖閣問題では平行線 毎日(1月29日社説)が「好機逃さず対話に弾みを」と期待を弾ませれば、朝日(29日・同)も「機運つかみ首脳往来を」と一気に期待を膨らませる。一方、産経(30日主張)は「『平行線』なのに改善とは」と…
テロ防止策に言及せず防犯カメラに反対する空想的平和主義の朝日論説陣
◆記者は献身的に取材 「赤報隊事件」と題されたNHKドラマが先週、放映された。1987年に朝日新聞阪神支局が襲撃され小尻知博記者が死亡した事件で、赤報隊が犯行声明を出したが、犯人逮捕に至らず、未解決のまま15年前に時効…
平昌五輪に来る北朝鮮「美女応援団」の謎に迫るも突っ込み不足の新潮
◆いつの間にか主役に 2月9日から韓国で平昌冬季オリンピックが始まる。韓国はもとより日本のメディアもそうだが、五輪の事前報道は「南北統一チーム」や「美女応援団」ばかりで、肝心のスポーツの祭典、記録への期待、などアスリー…
シリアの混乱増すと米国のクルド人政策を非難する英紙ガーディアン
◆新段階に入った内紛 シリア北部のクルド人をめぐり、隣国トルコと米国との間でさや当てが繰り広げられている。米国が過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦でクルド人を動員し成果を上げた一方で、存在感を増すクルド人に隣国ト…