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「家族」重視の改憲派にとって「鬼滅」人気は追い風、保守紙は目を覚ませ

◆作品の通底に「家族」  劇場版アニメ「鬼滅の刃(やいば)」の人気ぶりは、あらゆるメディアで報じられ、ちょっとした社会現象になっている。朝日11月27日付テレビ番組欄の「記者レビュー」は「鬼滅」の主人公、炭治郎を演じる人…

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米大統領選と我が国の防衛政策

元統幕議長 杉山 蕃 対中牽制の体制構築を 平和な海を守る努力怠るな  米大統領選は11月7日、バイデン候補の事実上の勝利宣言があり、米マスメディアは一斉に大統領交代の方向に流れているようであるが、トランプ陣営の法廷闘争…

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22日、米テネシー州ナッシュビルで開かれた大統領選の候補者討論会に臨んだトランプ大統領(左)とバイデン前副大統領(AFP時事)

米大統領選は終わっていない、「陰謀論」で済まない不正疑惑

特別編集委員 藤橋 進  今月3日に行われた米大統領選挙は、バイデン元副大統領が「勝利」宣言し、政権移行のプロセスが進んでいるかのように日米の大手メディアは報道しているが、バイデン氏の勝利は確定していないし、大統領選は終…

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「背水の陣」の賭け、連立が破綻すれば天下騒乱

 「一強」を誇示している自民党の力の源泉も、突き詰めると、20年にわたる公明党との連立にある。「尾っぽ」が頭を振り回すリスクはあるが、小さな政党が味な力を発揮する。それが連立の妙味である。自主憲法制定を党是とする自民党と…

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新型コロナの指定感染症「5類相当」への下げを一貫して主張する新潮

◆「2類相当」が足かせ  週刊新潮は一貫して新型コロナウイルスの指定感染症「2類相当」を季節性インフルエンザ並みの指定に下げろと主張している。「第3波」が来て、1日2000人以上の感染者が確認されるようになり、政府や自治…

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沖縄県民が抱くコンプレックス

沖縄大学教授 宮城 能彦 反日教育・メディアが影響 歴史・文化に誇り持てる授業を  私は日本人であることに誇りを持っている。1972年に沖縄が日本に復帰してほんとうに良かった。小学6年生だった。  ところが、日本復帰を否…

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一部の有権者がバイデン氏への投票を後悔 Poll finds some voters regret picking Biden after new revelations

 ジョゼフ・バイデン次期米大統領(仮)を支持した有権者の一部は、既に後悔の念を抱いていることが、新たな世論調査で明らかになった。  保守系の「メディア・リサーチ・センター」(MRC)が委託して行われた世論調査によると、バ…

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新型コロナワクチンを感染再拡大時に特集した「サンデーLIVE」

◆「Go To」の矛盾  新型コロナウイルス感染が再拡大している。先週3連休入りした21日まで感染者が東京で3日連続500人を超え、国内感染者も2592人を記録した同日まで4日連続で最多を更新していたこともあり、22日の…

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学術会議と国民の意識 組織の見直し求める世論

学者の「思考停止」乖離生む  前回の当欄では、先に発売された保守派月刊誌12月号の論考を題材にしながら、菅義偉首相が日本学術会議の会員候補6人を任命拒否した問題の核心は、人文・科学分野の学者が日本共産党シンパをはじめとし…

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映画「鬼滅の刃」大ヒット コロナ禍で起きた珍事

《 記 者 の 視 点 》  10月16日公開の映画「劇場版『鬼滅の刃(やいば)』無限列車編」の快進撃で11月上旬には、日本映画歴代の興収(興行収入)のトップ5をアニメーション作品が占めることが確定した。  23日までに…

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米政権、イエメン反政府組織のテロ指定検討 Trump’s move to label Iran-backed Yemeni rebels as terrorists threatens peace efforts

 トランプ政権が、イエメンのイラン系反政府組織を正式にテロ組織に指定しようとしている。世界最大規模の人道、安全保障上の危機と言われているイエメン情勢に大きな影響を及ぼす可能性がある。  米政府元高官、アナリストらの一部は…

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コロナ禍で「顔」が大事に

顔は脳の看板 嘉祥流観相学会大導師 岡井 浄幸さんに聞く  新型コロナウイルス感染症の拡大防止をしながら暮らす「新しい生活」が求められ、ITを活用したリモートワークが広まる中、自分の「顔」に対する関心が高まっているという…

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トランプ法廷闘争は「聖戦」

インタビューfocus 元在沖縄米海兵隊政務外交部次長 ロバート・D・エルドリッヂ氏  不正が疑われる事例が数多く出ている米大統領選をどう見るか。政治学者で元在沖縄米海兵隊政務外交部次長のロバート・D・エルドリッヂ氏に聞…

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ボリビア 反米左派政権が復活

保守派は好機生かせず  先月18日に実施された南米ボリビアの大統領選挙で、反米左派エボ・モラレス元大統領の後継候補ルイス・アルセ元経済・財務相(57)が当選し、11月8日に就任した。昨年10月の大統領選挙不正事件で14年…

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大統領選が鮮明にした米国の二極化

アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき 人種・教育レベルに相違点 経済状況や職業が対立要因に  2020年米大統領選挙の一番の驚きは、その接戦ぶりだった。選挙直前には共和党幹部ですら恐れた民主党の「青い…

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GDP大幅増にもかかわらず今後に深い懸念・憂慮示した各紙社説

◆長期戦の覚悟必要に  2020年7~9月期の国内総生産(GDP)速報値は戦後最大のマイナス成長だった前期から一転、実質年率で21・4%と高い成長率となった。比較可能な1980年以降で最大の伸び率である。  大方の予想通…

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尖閣、人権… もっと中国を刺激しよう

 対中関係は、「できるだけ刺激しない」から「しっかり刺激する」外交へ転ずるべき時だろう。  第一に尖閣問題だ。菅首相も「日米同盟が基軸」だと強調する。米大統領選で勝利宣言したバイデン氏との初の電話会談で「尖閣は日米安保条…

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八重山地方への海自誘致を、地元が正式に求める

八重山地方への海自誘致を、地元が正式に求める

 尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の接続水域内での中国公船の航行日数が今年に入り、300日を超え、過去最高を更新している。こうした中、地元、八重山防衛協会は海上自衛隊の八重山地方への誘致を正式に求めた。海自の八重山配備要請は…

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保守主義者は、声を上げろ Conservatives, speak up

 左派が右派よりもずっと上手なことがある――一度に都市の数ブロックを何日間も封鎖する話はさておき――それは、あおり立て、望んだものを手に入れる能力だ。彼らは、メガホンを握り、報道機関の首根っこを押さえ、騒動を起こす。結果…

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韓国 米朝仲介から日朝仲介へ?

金正恩氏の東京五輪招待に期待 拉致問題テコに北に接近  韓国の文在寅政権が来年の東京五輪・パラリンピックを舞台に拉致問題で関係が冷え込む日朝の仲介を果たそうと意欲を示している。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に訪日を説得し…

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濱口梧陵の国防意識と「大陸経営論」

拓殖大学防災教育研究センター長・特任教授 濱口 和久 満州の重要性いち早く指摘 有事に備え民間防衛組織を結成  今年は濱口(はまぐち)梧陵(ごりょう)生誕200年ということで、2月27日の本欄で「『稲むらの火』の教訓と濱…

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中国の原発は容認し日本の原発は否定する朝日のダブルスタンダード

◆しわ寄せ受ける弱者  「エネルギーが不足した時にまず第一にしわ寄せを受けるのは(社会の)下積みの人たちです」  かつて朝日新聞に大熊由紀子さんという科学部記者がいた。同社初の女性論説委員も務めた人で、原発容認論者として…

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変わらぬ米国の対中強硬姿勢

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 日米豪印を中核に連携を 影響力増す在米インド人移民  米大統領選は11月3日、投票が実施され、メディアはバイデン・ハリス民主党コンビの当確を報道した。しかし現職共和党のトラ…

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