三島自決から50年、遅々として進まぬ改憲


国民民主が「憲法改正に向けた論点整理」で一石

 作家の三島由紀夫が陸上自衛隊の市ケ谷駐屯地(現、防衛省)で自決して先月25日で50年となった。当時、筆者は中1でクラブ活動に明け暮れていたが、それでもノーベル文学賞の候補にもなった作家が、鉢巻き姿でバルコニーから何かを叫んだ後に割腹自殺したというニュースは衝撃的だった。

 ただ、三島が何を訴えて自決したのかという肝心な点については、先生も友人たちも話題にしなかった。それが、憲法改正のため自衛隊の決起を訴えたのだと知ったのはずっと後のことだ。


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