バイデン米政権とロシアのウクライナ侵攻
早川 俊行 2022/3/05 写真|記者の視点|北米・中南米 [ウクライナ侵攻], [会員向け]
戦争を招き寄せた「弱さ」
ロシアがウクライナからクリミア半島を併合したのは、オバマ米政権時代の2014年のこと。今回のウクライナ侵攻はバイデン政権下で起きた。だが、トランプ政権時には、ロシアは暴挙に出ていない。これはただの偶然だろうか。
「私が大統領であれば、この恐ろしい大惨事は起きていない」。トランプ前大統領は先月末、フロリダ州での演説で豪語した。相変わらずの「トランプ節」だが、実は米国民の多くが同じように思っているのだ。ハーバード大・ハリス社の世論調査で、トランプ氏が大統領だったらロシアのプーチン大統領はウクライナに侵攻していないと答えた人が62%に上った。
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