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第2次大戦終結70年に思う
哲学者 小林 道憲 列強世界支配の分水嶺 植民地主義が解放戦に転換 今年は、第2次大戦終結70年になる。第2次大戦とは何だったのだろうか。第2次大戦は、ヨーロッパ地域とアジア地域に分けて考えるべきであろう。ヨーロッパ地…
2014年を振り返る特番で朝日新聞誤報問題を避けたテレビ各局
◆池上氏のみ朝日扱う 毎年、年末になるとテレビはバラエティーや歌番組、スポーツの特番が目白押しになる。 その影響で普段の報道番組は休みになることが多いが、「今年のニュースを振り返る」といった趣旨で特番を組むテレビ局も…
Obama administration stung by Cuban crackdown on dissidents, complicating detente キューバでの弾圧にオバマ政権が反発、国交正常化に暗雲
Obama administration stung by Cuban crackdown on dissidents, complicating detente The Obama administration has…
若きグローバル人材の育成
慶應義塾大学大学院教授 柏木 茂雄 チャレンジできる社会に 垣根ある諸制度を変革せよ 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 新年はどういう年になるのだろう。世界は大きく動いており、我が国も経済の再生を早め国際社会におけ…
ベネズエラ、原油安で窮地に
色あせる「21世紀型社会主義」 故チャベス大統領の下で21世紀型の社会主義実現を目指していたベネズエラが、世界的な原油安の流れの中で危機的ともいえる状態に陥っている。(サンパウロ・綾村 悟) インフレや物資不足が拡大 …
3年目迎えた「アベノミクス」
カギ握る春闘賃上げ 円安、成長戦略も動向左右 安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」が3年目を迎えた。昨年末の衆院解散、総選挙で国民から信任を受けた「アベノミクス」だが、日本経済はGDP(国内総生産)が2期連続のマイナ…
3・5兆円経済対策に「バラマキ」「効果に疑問」示す読売、日経、毎日
◆財政再建視野に置く 2015年が明けた。旧年は、経済面では17年ぶりの消費税増税の影響に明け暮れた一年だったが、今年はどんな年になるのか、また新聞はどう伝えるのか。今後ともご愛読に応えられるようウオッチし小欄執筆に取…
龍柱建設、那覇市議会で追及
自民議員「住民に説明不十分」 那覇市が大型旅客船バースに隣接する若狭海浜公園に沖縄振興一括交付金を使って龍柱を建設することに反対する声が県内外から強まっている。こうした中、那覇市議会の12月定例会の代表質問で久高友弘議…
2014年の東アジア国際政治
東洋学園大学教授 櫻田 淳 浮沈象徴した露大統領 デモクラシーに怯える中国 2014年もまた、国際政治の浮沈の風景が繰り広げられた。国際政治分析は「怖い」ものを扱っている営みであるけれども、そうしたことが鮮明に現れたの…
あくまで「朝日批判対策」だった誤報検証の第三者委員会報告書発表
◆後追いを避ける計算 どうやらこれでケリを付けたつもりらしい。朝日の慰安婦報道をめぐる虚偽問題についてだ。朝日報道を検証していた第三者委員会は22日に報告書を発表し、これを受け渡辺雅隆社長が26日に記者会見し、改めて謝…
国家百年の計示せる政治家を 元松下政経塾常務理事・副塾長 上甲 晃氏
未来をひらく人づくり~松下幸之助の志 元松下政経塾常務理事・副塾長の上甲晃氏はこのほど、世界日報の読者でつくる「世日クラブ」(会長=近藤讓良・近藤プランニングス代表取締役)の今年最後となる第158回定期講演会で「未来を…
「新冷戦」時代に直面、2014年EU回顧と展望
欧州にとって今年は歴史的節目の年だった。第1次世界大戦勃発から100周年、ベルリンの壁崩壊から25周年という区切りを迎えたが、新たな次元での諸問題に直面することになった。来年は第2次世界大戦終結70周年に当たり、欧州連…
道徳めぐる今年一年の動き
平成30年から正式教科に/中教審答申で歴史的な転換 今年も残すところあと3日。今年は、戦後論争が続いてきた道徳教育で歴史的な動きがあった。教材「私たちの道徳」が配布される一方、中央教育審議会(文科相の諮問機関)が検定教…
赤珊瑚は海で漁らずに掘れ
歴史家 金子 民雄 タクラマカンから発掘 大陸奥地で珍重された歴史 今年(2014年)の夏から秋にかけて、中国漁船が小笠原諸島近海に希少な珊瑚(サンゴ)を狙って押し寄せ、ニュースを連日のように賑わせた。多分、日本人の大…
事件事故など今年の話題が多すぎ新年の展望が少ない文春「新年号」
◆朝日誤報で本領発揮 今年も世界中で日々様々な事件が起こり、週刊誌は話題に事欠くことはなかった。国内の事件も多かったが、海外の話題も多く、特に中国、韓国の記事が目立つようになり、報道量も格段に増えた。一部の週刊誌は、芸…
中・タイ急接近を牽制、暫定首相招請で日本
タイ軍事政権のプラユット暫定首相が来年2月上旬に日本を訪問する。5月の軍事クーデター後、同暫定首相が訪日するのは初めてだが、今回の訪日は強い日本側の要請によるものだ。目的は中国へ急接近するタイを引き留めておくことにある…
結婚の意義触れず「LGBTの声聞け」と無責任すぎる「ZERO」
◆甘い認識のコメント 海外の有名歌手やスポーツマンが同性愛者であることを告白したとのマスコミ報道に接するたびに、当人たちは個人の性的指向を人前で語ることの下品さを考えないのだろうか、と思ってしまう。また、公の場で論ずべ…
第3次安倍内閣の安保課題
元統幕議長 杉山 蕃 7・1閣議決定法整備 中国軍備膨張に日米で対処 選挙が終わり、第3次安倍内閣が発足した。同内閣へ期待する政策について若干の所見を披露したい。第一は当然アベノミクスすなわち、経済、財政の着実な回復で…
Sliding oil prices leave socialist Venezuela on brink of financial collapse 原油下落で財政破綻の危機-ベネズエラ
Sliding oil prices leave socialist Venezuela on brink of financial collapse The ongoing plunge in global oil p…
「誤りなし」と朝日OBの詭弁、「吉田調書」誤報批判に反論
慰安婦に関する朝日の誤報問題で、多くのメディアで発言する池田信夫は、その著書『朝日新聞 世紀の大誤報』で「日本軍の戦争犯罪を糾弾するのは当たり前で、誰も反論しないので、多少は事実誤認があって大丈夫という感覚があったと思…
日教組問題の異常性 教育現場に理不尽な活動
学校物置に尊徳像遺棄 今年5月、札幌市南区に住む友人N氏が、数枚の写真を見せてくれた。定山渓温泉近郊の小学校物置に捨てられた、二宮金次郎(尊徳の幼名)像の無惨な姿だった。 片脚はカッターで切られたような滑らかな断面で…
「慰安婦」誤報に反省なし、朝日元記者の自己弁護
「捏造」に反論も正確な報道軽視 慰安婦と原発事故をめぐる朝日新聞の二つの誤報は今年の論壇最大のテーマだった。同社の第三者機関「報道と人権委員会」が「吉田調書」について報告書をまとめたのに続いて、慰安婦に関する第三者委員…
ロシア通貨ルーブル急落、プーチン大統領会見に厳しい目
危機打開の具体策示せず 旧ソ連「友邦」に離反の動きも ウクライナ危機をめぐる欧米の対露経済制裁や原油安を背景に、ロシアの通貨ルーブルの価値が急落し、15日には最安値を更新した。このような中で18日に開かれたプーチン大統…