[会員向け] 
トランプ氏歴史的勝利の分析でリベラル紙にない「保守の怒り」の視点
◆米メディアの大敗北 米大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏が事前の予測をひっくり返して歴史的勝利を収めた。レーガンの「地滑り的大勝」(1980年)を彷彿(ほうふつ)させる劇的な大統領選だった。米メディアの大半は「ク…

海軍合同演習に見る露中関係
ロシア研究家 乾 一宇 演習海域は持ち回り マンネリ化で規模も縮小 ロシアと中国は、「戦略的パートナーシップ」関係にあり、世界の多極化を推進、国際社会に新秩序を形成したいことで一致し、しかも「力」を全面に押し出し行動し…

インフラ再建、貿易「2国間」に重点
トランプ大統領の衝撃 米国と世界はどこに向かう(3) 米大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏勝利が確定した後、ニューヨーク株式市場は9日、10日と大幅に続伸し、約3カ月ぶりに最高値を更新した。公共投資の拡大、法人税の…

米大統領選トランプ氏勝利で公約実現に期待と不安のイスラエル各紙
◆米大使館移転を約束 米大統領選でのドナルド・トランプ氏の勝利は世界に衝撃を呼んだ。中東政策では、オバマ政権から大きく舵かじを切るとみられ、強い親イスラエルの姿勢を示している。しかし、政治経験がない上に、選挙戦中の破天…

一過性でない「安保ただ乗り論」
トランプ大統領の衝撃 米国と世界はどこに向かう(2) 中国の急速な軍拡や北朝鮮の核・ミサイル開発などにより、この10年間でアジア太平洋地域の安全保障環境は大きく変貌した。ドナルド・トランプ氏は、こうした中で米大統領に就…

主要世論調査すべて外れる、トランプ氏・共和党員ら反発 Donald Trump, Republicans defy all major media polls: ‘We were wrong. I apologize’
主要メディアの世論調査人や評論家らは、大統領選でヒラリー・クリントン氏が勝利すると間違った予測をし、クリントン氏が取るとみていた州でドナルド・トランプ氏が勝ち、上院では民主党が勝利すると予測したが間違っていた。 AB…


保守回帰進むブラジル
労働党、統一地方選惨敗 ブラジルで10月、統一地方選挙が実施された。結果は、13年以上政権の座に就いてきた左派系労働党の没落と保守回帰の流れが明確となった。有権者は既存政党への強い不信感を抱いているのが現状だ。 (サン…


「新孤立主義」と「力」の信奉
トランプ大統領の衝撃 米国と世界はどこに向かう(1) 次期米大統領に共和党のドナルド・トランプ氏が選ばれた衝撃に全世界が揺れている。「トランプ時代」の米国と世界の行方を展望する。(ワシントン・早川俊行) 「アメリカ・…

慶州地方で起きた地震
北核実験による誘発疑う 9月中旬、韓国慶州地方でマグニチュード5・8の地震が発生した。韓国では「観測史上最大規模だった」と言う。遺跡や歴史文化財の多い同地ではこれらにも被害が及んだ。地震については「安全地帯」と思われて…

なぜ今また朴正煕なのか 「強いリーダーシップ」再評価
“大企業中心の世界経営”追求 来年は韓国の朴正煕(パクチョンヒ)元大統領の生誕100周年に当たる。韓国動乱の廃虚から「世界10位圏の経済大国」に飛躍する基礎を築いた指導者として、これまでもたびたび光を当てられてきたが、…

日本共産党の党勢拡大 「赤旗」減っても増す影響
「絶対ダメ」でも電話 日本共産党の脅威が高まっている。一部では、7月と8月の2カ月で赤旗日刊紙部数が3万5000部減など日本共産党の衰退が論じられているが、日本共産党第6回中央委員会総会(6中総)の志位委員長の報告にあ…

「老い」と「病」にどう向き合う
メンタルヘルスカウンセラー 根本 和雄 先賢に学び肯定的思考で なお人生の目的に向かい歩む わが国における平均寿命は年々伸び続けて、今や「人生80年時代」を迎える昨今である。そこで問われるのは、「老い」をどう受け入れ「…

モスル再建でイランの影響力拡大か U.S. leaving Mosul reconstruction to Iraq - potentially creating opening for Iran
米国は戦禍のイラクとアフガニスタンの再建に1600億㌦以上を費やしたが、米政府は、イラクで進行中の戦争後の3度目の再建への資金拠出には消極的なようだ。 米当局者らは、イラクが「イスラム国」(IS)のテロリストらを排除…

電通強制捜査/他の上場企業ならこの程度の社説で済まさないはず
◆意外な実態との落差 マイナビ大学生の就職企業人気ランキング(文系)で8位(2017年卒生)、6位(16年卒生)とベスト10を誇る広告業界のガリバー企業・電通の就労実態が実は、従業員を酷使する悪質な“ブラック”企業だっ…


大阪府警機動隊員発言で沖縄県議会が抗議決議採択
活動家の暴言は不問に、県民と本土の分断が狙いか 沖縄県の米軍北部訓練場(東村、国頭村)のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)移設工事の警備に当たる大阪府警機動隊員が、工事に反対する活動家に「土人」「シナ人」と発言した問題…

オバマのクローニーを怒らせることの代償 The price of offending an Obama crony
オバマ陣営の貢献者の1人を怒らせることは、大統領自身をばかにするのと同じくらいキャリアを危うくする恐れがある。重要であるが、議会図書館(LC)が所管するほとんど知られていない米国著作権局の局長、マリア・パランテ女史は、…

激変するアジアの地政学
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 中国と手を組んだ比国 活発化する中国の招待外交 フィリピンのドゥテルテ大統領の中国訪問はアジアの地政学を大きく変えた。前回、私は、フィリピンがパキスタンと北朝鮮に続きアジアでの忠…

危機にさらされる国際秩序
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 外交分からぬトランプ氏 逆風に苦しむクリントン氏 大統領選の選挙戦では、2候補の不支持率がかつてないほど高い場合、注目を集めた方が負けることになる。 選挙が近づき、ヒラリー…

流れはクリントン氏に不利か-ゾグビー氏 Pollster John Zogby sees shades of 2012 race - in reverse; trend could be bad sign for Clinton
ベテラン世論調査員ジョン・ゾグビー氏は6日夜、警告を発し、日曜日の7日を迎えるが、2012年の大統領選で直前の土曜日までにバラク・オバマ氏支持にシフトし、オバマ氏の地滑り的大勝利をもたらした二つの有力有権者グループが8…

選挙制度改革で「一票の平等」にしがみつき「多数者支配」容認する朝日
◆少数者の抑圧に警鐘 「各人は1人として数えられるべきであって、何人もそれ以上に数えられない」。功利主義の創始者として知られる英国の思想家、ベンサムの言である。彼は原子論的な人間観に立って「最大多数の最大幸福」を唱え、…


熱い思いが無から有を立ち上げる
木立の中のおもてなし 山菜料理店「みたき園」女将 寺谷節子氏に聞く(上) 鳥取県智頭(ちづ)町の山間部芦津(あしず)に「山のテーマパーク」と評判となっている古民家を連ねた山菜料理店「みたき園」がある。智頭町町長の寺谷誠…


混乱嘆く韓国を笑う北
崔順実容疑者の国政介入疑惑 異例詳報で連日の批判 韓国の朴槿恵大統領が長年の知人、崔順実(チェスンシル)容疑者に内部文書を流出させたり、利益供与を図っていた問題で韓国社会が混乱気味の中、北朝鮮が連日この疑惑を詳報してい…

地震から半年、復興途上の熊本
拓殖大学地方政治行政研究所附属防災教育研究センター副センター長 濱口 和久 防災体制の脆さを露呈 有事に問われる首長の指導力 熊本地震が起きてから半年が経った10月14日、私は熊本空港に降り立ち、16日まで熊本に滞在し…
