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米政権、バノン氏解任の背景
獨協大学教授 佐藤 唯行 対中強硬論にユダヤ系反発 孤立主義で軍出身者とも対立 先月、トランプ米大統領の最側近、バノン首席戦略官兼上級顧問が解任された。解任をトランプに進言し、それに成功したのは国家経済会議(NEC)委…
深刻化する北朝鮮の核開発
米コラムニスト ジョージ・ウィル 「戦争に」と米大統領警告 核兵器の使用も検討か 米空軍の「探知機」が1949年の9月3日、カムチャツカ半島沖で大気のサンプルを収集していた。放射線を検出して、戦禍のソ連が核兵器の実験を…
制約を受けずに反体制派を弾圧するイラン政府 Tehran freely cracks down on dissidents
国連や人権擁護団体は、イランの宗教体制への批判を強めて投獄された反体制派に対する同国政府の残虐な扱いに警告を発している。 外交政策アナリストがワシントン・タイムズ紙に語ったところによると、国際的な非難にもかかわらず、…
前原民進党新代表の共産党的傾向を指摘するも掘り下げ不足の新潮
◆山尾氏に文春砲炸裂 この週は何と言っても民進党の山尾志桜里衆院議員に炸裂(さくれつ)した“文春砲”が最も注目を集めた。週刊文春(9月14日号)のトップ記事「イケメン弁護士と『お泊り禁断愛』」で不倫を疑わせる行動が暴か…
中国も脅かす北朝鮮の核
今月3日、北朝鮮の6次核実験は米国地質調査所によるとマグニチュード6・3の人工地震を記録した。その爆発力は広島級原爆(15キロトン=TNT火薬換算)の10倍以上である160キロトンに達するという。 北朝鮮は大陸間弾道…
琉球新報・沖縄タイムス、共産党と「共闘宣言」
《 沖 縄 時 評 》 一般紙のレッドライン越えた 共産党の機関紙「しんぶん赤旗」日曜版(8月20日号)には驚かされた。 沖縄の地元紙「琉球新報」と「沖縄タイムス」の両編集局長の顔写真入りのインタビュー記事が「沖縄 …
9・11以降の世界 国が全国民をネット監視
“一匹狼”テロが主流に 16年前の2001年9月11日以降、人類社会は大きく変わった。国家間の戦争より非国家主体のテロ集団との戦いが、主旋律の時代になった。 ニューヨーク、ワシントンといった米国の大都市は皆、危機管理…
白人キリスト教徒、人口の43%に減少 White Christian America shrinks to just 43 percent of population
進歩主義者らによると、調査では白人キリスト教徒は少数派であり、トランプ大統領の支持基盤は縮小している。しかし、宗教右派の有力者らは、このような指摘はかなり誇張されていると主張している。 6日に公表された公共宗教研究所…
「武器は走りながら拾え」が信条
NYで磨いたインタビュー 「ニューヨークBIZ」CEO兼発行人 高橋克明氏に聞く 英語もできず、お金も人脈もないまま「ニューヨークでジャーナリスト」という幼少期に抱いた夢をかなえるため、単身で渡米した高橋克明さん。今で…
高校生らに「公開授業」、露大統領が再選足固め
次期大統領選を来年3月に控えたロシアで、プーチン大統領は9月1日、高校生らを集めた「オープンクラス」を開催した。全土にテレビ中継されたオープンクラスでプーチン大統領は若者たちにロシアの偉大さを語る一方、住民からの陳情や…
北朝鮮の電磁パルス攻撃能力 、人工衛星に搭載の可能性も
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は4日、「核兵器のEMP能力」と題する記事を掲載、核兵器を対地攻撃以外に、宇宙からの電磁パルス(EMP)攻撃に使用する計画を明らかにした。北朝鮮がEMP攻撃に言及するのは初めて。 記…
スマホの光から灯火の下へ 、青少年を読書に誘おう
成国際大学教授 浅野 和生 脳の発達にも重大な影響 「灯火親しむ候」になろうとしている。心地良い秋の夜長に、読書に没頭して時が移るのを忘れるというのは、まことに人間らしい、価値あるひとときである。そして、文字の世界を通…
穏健派を装うムスリム同胞団、慈善活動で支持拡大
世界の平和と安定を脅かす勢力の中に、弾道ミサイルや核の実験を繰り返す北朝鮮、領土拡大の挙に出た中国とロシア、イスラム教シーア派革命の世界輸出に没頭するイランなどがあるが、信仰を背景に勢力の拡大をもくろむグループがイスラ…
沖縄向け奨学金で人材育成
新閣僚に聞く 江崎鉄磨 沖縄・北方担当相 江崎鉄磨沖縄・北方担当相は6日、世界日報社を含む報道各社のインタビューに応じ、沖縄振興策や北方領土対策、離島政策などについて語った。 沖縄振興のどこに重点を置いて取り組むか。…
4年連続100兆円超予算で財務省に「水膨れ」と厳しい査定求めた各紙
◆借金大国は事実誤認 各省庁からの2018年度予算概算要求が8月末に締め切られた。一般会計の総額は100・9兆円程度で、4年連続で100兆円を突破した。 以下に、各紙社説の論評として見出しを列挙するが、総じて厳しい内…
拉致問題にも重大な時、河野外相はバッジ着用を
河野新外相の評判は悪くない。8月上旬、マニラの東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会議の折、居丈高な王毅・中国外相に毅然(きぜん)と対応したことなどは、◎だろう。だが、一つ注文させていただきたい。 北朝鮮の「水爆…
置き去りにされているこれらのロケット No buzz for these rockets
米国政府は問題を抱えている。あまりにも多量のロケット・モーターの在庫を抱えているのだ。ヤード(不用品)・セールも役に立たない。それが入るだけの広さのある庭を持っている者などいやしないからだ。その上、1998年商業宇宙法…
韓国・文政権、高支持率にも危うさ
韓国の文在寅大統領の支持率が就任から4カ月経過しようとする今なお70%台という高い水準を維持している。昨年の国政介入事件の反動や文大統領の人柄・姿勢が支持された結果とみられるが、実はこの高支持率こそ危険をはらんでいると…
日本共産党の綱領を糺す 「天皇制」打倒が根幹に
NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 偏った歴史認識で観念的闘い 安倍首相は「民進党と共産党がこんなにずぶずぶの関係となった選挙は初めてだ。民進党はどうかしている」とまで先の都議会議員選挙を評し…
学習指導要領改定と動物飼育活動
全国学校飼育動物研究大会 問われる教師の指導方法 全国学校飼育動物研究大会がこのほど、東京都文京区の東京大学弥生講堂で「新学習指導要領の求める命の教育の実践」をテーマに行われた。文部科学省初等中等教育局の渋谷一典氏は「…
人生の分岐点で選択する力を育む
道徳授業パワーアップセミナー 新学習指導要領の全面実施(来年度)を目前に控え、全国から小中学校の教師が集い「特別の教科」時代の道徳授業を考え、議論する「道徳授業パワーアップセミナー」が東京都小金井市の学芸大学で開かれた…
小池知事の北朝鮮系団体主催追悼式への文書送付見送りを批判する朝日
◆根拠薄い「六千余名」 防災の日が9月1日なのは、関東大震災の発生の日に由来する。それから94年、東京都墨田区にある都立横網町公園の都慰霊堂で大法要が営まれた。防災訓練とともに定番の行事だが、新聞ではあまり報じられず、…
オバマ前米政権の失策、過激派抑止とは逆の結果に
ムスリム同胞団とアラブ モハメド・F・ファラハト氏に聞く(4) 米国はムスリム同胞団をどうみているのか。 米国のオバマ政権時代と今日では答えが違うと思う。トランプ政権は、ムスリム同胞団は中東地域にとって危険だということ…