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「日本配慮」に実利確保の思惑
検証 南北首脳会談 (下) 「よくぞ言ってくれた。その線でやっていこうと思う」 南北首脳会談を目前にした先月17日、青瓦台(大統領府)で文在寅大統領を中心に開かれた首脳会談諮問委員会で、ある委員が対日政策に関する提案…
体制維持へ米と「核取引」狙う
検証 南北首脳会談 (中) 北朝鮮が今回の南北首脳会談とその後の米朝首脳会談に臨む決断を下した背景には国連をはじめとする対北経済制裁で北朝鮮がダメージを受け始めたことがあるといわれる。実際、韓国政府は「北のダメージ」を…
また一つハードルが除かれた Another hurdle cleared
小説家のアバドも、こんな作り話はしないであろう。つまり、平和の歌、賛美歌しか歌わないと装う米国の政治家らが、今は、北朝鮮(今後は「北」)の主戦論者の気持ちを鎮め、私たち皆を脅かしている核拡散の潮を押し戻すための100年…
負債は7兆円強に、仏労働改革の成否懸かる国鉄スト
マクロン政権が掲げる労働改革に反対する仏国鉄(SNCF)のストライキは、政府との交渉が平行線状態にあり、労働組合は長期戦の構えを崩していない。スト参加率が多少減少したとはいえ、終息の気配はない。この他にエールフランスの…
自衛隊日々報告の在り方
元統幕議長 杉山 蕃 法令改正し適正保護を 一般文書扱いが騒動の原因 首相訪米による日米首脳会談が行われた。今回は、北朝鮮核開発問題および拉致問題、貿易不均衡問題をはじめ、重要なテーマを抱えており、その帰趨(きすう)は…
検証 南北首脳会談 幕開けた文在寅版「太陽政策
検証 南北首脳会談 (上) 先月27日、南北軍事境界線の板門店で行われた第3回南北首脳会談は「核のない朝鮮半島実現」「年内の終戦宣言」などで合意し、世界中をそのニュースが駆け巡ったが、北朝鮮の非核化意志や南北関係改善を…
北海道博物館で「野幌森林公園いきもの図鑑」展
札幌近郊に生息する豊かな生き物 札幌近郊にある野幌森林公園は、道立自然公園に指定されて今年で50年目を迎える。その記念事業として北海道博物館は4月27日から1カ月余りにわたり「野幌森林公園いきもの図鑑」展を開催している…
テレビ局お抱え評論家の限界が見える朝日「池上彰の新聞ななめ読み」
◆女性に媚びる態度 朝日に「池上彰の新聞ななめ読み」と題するコラムがある。言わずと知れた評論家の池上彰氏の新聞論評だ。 かつて慰安婦報道をめぐって朝日批判の記事を書いたところ掲載を拒否され、怒った池上氏とひと悶着(も…
マクロン氏訪米を教訓に
米コラムニスト マーク・ティーセン 民主党は「抵抗勢力」 互いに敬意払う米仏大統領 共和党の歴史の中で初めて上院外交委員会の過半数が、大統領指名の国務長官候補の承認に反対する可能性が高まっている。そうなれば、マイク・ポ…
在り方問われる巨大IT企業
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 不当に個人情報集め悪用 操られる市民の政治的思考 フェイスブック(FB)やツイッターといったソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)やグーグルなどの…
中国、留学生使い米でスパイ活動
大学の先端技術盗み出す 米政府の国家防諜(ぼうちょう)セキュリティーセンターのビル・エバニナ長官は今月中旬、アスペン研究所での会合で、中国が教育機関や留学生を使って、米国の政府、民間部門から極秘情報を盗み出していると強…
ビジネスマンのために日本史を再検証する東洋経済「目からウロコ…」特集
◆花盛りの「歴史もの」 よく「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」と言われる。プロイセンの名宰相オットー・ビスマルクの言葉とされているが、その真意は「愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。私はむしろ、最初から自分の…
公立学校の性教育に保護者が抗議集会 Parents rally against public school sex-ed
「ママ、私の先生が今、信じられないことを話している」 ノースカロライナ州シャーロット・メクレンバーグ学区の保護者レジーナ・ヤングさんはある日、7年生(日本の中学1年生に相当)の娘からこんなテキストメッセージを受け取っ…
次官セクハラで野党議員のミー・トゥーに苦言出た「報道プライム」
◆釈然としないテレ朝 福田淳一財務省事務次官が18日、週刊新潮(12日発売)で報道されたセクハラ疑惑を否定しつつ辞任を表明すると、日付をまたぐ19日午前零時にテレビ朝日が記者会見を開き、女性記者に福田氏からセクハラがあ…
渡嘉敷島で聞き取り、赤松隊長への誤解解消へ
歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (4) 1995年の春と夏、渡嘉敷島を訪ね、「集団自決」の生き残りの人々や関係者から情報を集めた。自決を生き延びた金城武徳さんに自決現場に案内してもらった。そ…
モリカケ問題の本質 問うべきはルール違反
政治関与は左派のミスリード 月刊誌5月号は、いわゆる「モリカケ問題」を題材に政治と官僚の関係、さらにそれを報道するメディアの姿勢を問い直す論考が多い。学校法人「加計(かけ)学園」の愛媛県今治市への獣医学部新設計画をめぐ…
労組によるマスコミ左傾化
マスコミ・メディアが、左翼に支配され続けている。マスコミ・メディアの左偏向に影響を及ぼしているのは労組である。戦後、朝日新聞の左傾化は、組合の左傾化から始まった。 日本民間放送労働組合連合会は、共産党と関係が深い全労…
イランににらみ、米司令官がイスラエル訪問 Eyeing Iran, top U.S. general visits Israel
中東の米軍トップが24日、イスラエルを予告なしで訪問し、同国軍トップと会談した。両国は、シリア内戦とイランの攻勢に対する懸念を強めている。 ボーテル米中央軍司令官とイスラエル国防軍(IDF)のアイゼンコット参謀総長が…
中国の覇権抑える議論なし、一帯一路日本研究センター設立シンポ
一帯一路日本研究センター設立シンポが18日、都内の日本プレスセンターで開催された。5年前に習近平国家主席が打ち出した一帯一路は、一見すると弾みがついてきているように見えるものの、舞台裏は補助金漬けだったりする。とりわけ…
「マインドフルネス」な生き方
メンタルヘルスカウンセラー 根本 和雄 自分を整え自然に委ねる 「今に気付く」四つの瞑想法 「情報過多社会」の昨今、人々の心は洪水の如(ごと)くに押し寄せる情報に翻弄(ほんろう)され、心が散漫に陥り、心の迷走状態(マイ…
化学兵器使用に再び軍事攻撃、不明確な米の対シリア戦略
抑止効果疑問視する声も トランプ米政権は13日、英仏と連携してシリアのアサド政権の化学兵器関連施設とみられる3カ所を標的にミサイル攻撃を実施した。昨年4月に続き、国際法違反である化学兵器の使用には、軍事行動で報いること…
日米首脳会談の安保・外交で肯定的評価の各紙と、真っ向から否定の朝日
◆日米の強い連携確認 27日の南北首脳会談、その後の6月初旬までに予定される米朝首脳会談は朝鮮半島の安定とともに日本の安全保障環境にも直接、大きな影響を及ぼす。その核心は北朝鮮の非核化とあらゆる弾道ミサイルを放棄させる…
南北、米朝首脳会談 北はベトナム式統一を狙う?
43年前の4月、ベトナム、カンボジアの戦争で共産側が勝利し、インドシナ共産主義半島が成立した。今年、その記憶がいつも以上に気になる。27日の南北朝鮮、その後の米朝の首脳会談に臨む北朝鮮の究極の狙いが、「ベトナムコース」…