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ロシアの世界大国への執念
ロシア研究家 乾 一宇 力には力で対抗」表明 年次教書で戦略核戦力誇示 オバマ前大統領の世界の警察官をやめるとの表明(2013年)やトランプ大統領の国益を第一に考えるとの姿勢など、米国の後退傾向に乗じ、露中が米に取って…

米朝会談、前のめりは禁物
米コラムニスト マーク・ティーセン 成果がないなら退席も ノーベル平和賞推薦はわな ノーベル平和賞を授与されるのではないかという見方が出ていることにトランプ大統領はさぞかし、わくわくしていることだろう。政治的エスタブリ…

生徒のテストの成績が停滞する中、ストライキをする教師たち Test scores stagnant as teachers walk out
学校への資金を10億㌦増やすことを要求しているアリゾナ州の教員たちは、現在行っている4日間のストライキを「子供たちのためだ」と主張している。だが、賃上げによって生徒の成績が上がると期待してはならない。 今年注目を集め…

野党の長期間の国会審議拒否に目を瞑り改憲阻止のお先棒担ぐ新潮
◆財務官僚批判の特集 書いていない、取り上げていないことを批判するのはフェアではない気もするが、しかし、“取り上げるべきことを書かない”というのは指摘されるべきことだと考える。 4月24日の閣議で辞任が決定されている…


米軍が渡嘉敷上陸、避難壕に逃げ込む住民
歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (5) 渡嘉敷村史と沖縄県史10巻、陣中日誌からウァーラヌフールモーの惨劇を追ってみよう。 3月23日午前10時ごろ。数十機の爆撃機が渡嘉敷上空に姿を見せた…


引きこもり「8050」問題、長期化と親の高齢化で困窮
若者の問題と思われてきた「引きこもり」が本人の中高年化と、それを支える親の高齢化という深刻な課題に直面している。親子で社会から孤立し、生活困窮に陥るケースも見られる。家族への支援とともに、自立を後押しするための相談窓口…


中国のレーザー兵器で米兵負傷
ジブチの基地から照射 米国防総省のホワイト報道官は3日、東アフリカ・ジブチの中国軍基地から照射されたレーザー兵器で、米軍パイロット2人が負傷したと発表、中国に外交ルートを通じて厳重に抗議し、調査を要求したことを明らかに…


軍事同盟・核共有を黙殺、「木を見て森を見ず」の過ち
《 沖 縄 時 評 》 沖縄県、独伊が米国と結ぶ地位協定の実態調査を実施 ◆軍事条約も比較検討を 沖縄では米軍や軍属による事件があるたびに、日米地位協定が米兵の特権を保証する「不平等協定」との批判が起こり、「沖縄差別」…

“森友国会”いいかげんにせよ
最近、夕方帰宅してテレビニュースを見る。何と毎日のように“森友学園”が国会で取り上げられる。新設予定だった私立小学校の名誉校長に安倍首相夫人が就任していたこと(その後辞任)や、安値の国有地売却を問題とし、今の国会でも昨…

米のウクライナ軍事援助でロシアとの緊張高まる Military aid for Ukraine raises stakes with Russia
トランプ政権はウクライナへの新型対戦車ミサイルの輸送を完了させた。ロシア政府はこれに反発し、ウクライナ東部でのウクライナ軍と親露派分離主義勢力の間の戦闘が激化する可能性もある。 ウクライナのポロシェンコ大統領は今週、…


聖徳太子の思想を生活化
西田天香の一燈園生活 燈影学園長 相 大二郎氏に聞く 日本の伝統思想に基づき、諸宗教の教えから幅広く学びながら、争いのない生き方、社会の実現を目指した西田天香。天香さんが最も尊敬していたのが聖徳太子と仏弟子の維摩(ゆい…


シリア化学兵器疑惑でOPCWが調査団
加害者特定の権限与えられず アサド政権の後ろ盾、露が反対 シリアのアサド政権の化学兵器使用疑惑をめぐって化学兵器禁止機関(OPCW)は4月21日、シリアの首都ダマスカス近郊の東グータ地区ドゥーマで試料を採取した。しかし…

謎深まる元露スパイ襲撃事件
日本対外文化協会理事 中澤 孝之 軍用毒物使用説に異論も 親子回復も捜査は長期化へ 3月初めに英国南西部ソールズベリーで起きたロシアの元情報機関員で2重スパイのセルゲイ・スクリパリ氏親子暗殺未遂事件から2カ月近くが過ぎ…

2%目標実現時期の削除に「現実的」「説明足りぬ」と好対照の読売、産経
◆6度も達成時期延期 日銀は4月下旬に、黒田東彦総裁再任後初となる金融政策決定会合を開き、現行の長短金利操作を柱とする金融緩和策の維持を決定。同時に最新の経済・物価情勢をまとめた展望リポートで、2%物価目標の実現時期に…


「日本配慮」に実利確保の思惑
検証 南北首脳会談 (下) 「よくぞ言ってくれた。その線でやっていこうと思う」 南北首脳会談を目前にした先月17日、青瓦台(大統領府)で文在寅大統領を中心に開かれた首脳会談諮問委員会で、ある委員が対日政策に関する提案…


体制維持へ米と「核取引」狙う
検証 南北首脳会談 (中) 北朝鮮が今回の南北首脳会談とその後の米朝首脳会談に臨む決断を下した背景には国連をはじめとする対北経済制裁で北朝鮮がダメージを受け始めたことがあるといわれる。実際、韓国政府は「北のダメージ」を…

また一つハードルが除かれた Another hurdle cleared
小説家のアバドも、こんな作り話はしないであろう。つまり、平和の歌、賛美歌しか歌わないと装う米国の政治家らが、今は、北朝鮮(今後は「北」)の主戦論者の気持ちを鎮め、私たち皆を脅かしている核拡散の潮を押し戻すための100年…


負債は7兆円強に、仏労働改革の成否懸かる国鉄スト
マクロン政権が掲げる労働改革に反対する仏国鉄(SNCF)のストライキは、政府との交渉が平行線状態にあり、労働組合は長期戦の構えを崩していない。スト参加率が多少減少したとはいえ、終息の気配はない。この他にエールフランスの…

自衛隊日々報告の在り方
元統幕議長 杉山 蕃 法令改正し適正保護を 一般文書扱いが騒動の原因 首相訪米による日米首脳会談が行われた。今回は、北朝鮮核開発問題および拉致問題、貿易不均衡問題をはじめ、重要なテーマを抱えており、その帰趨(きすう)は…


検証 南北首脳会談 幕開けた文在寅版「太陽政策
検証 南北首脳会談 (上) 先月27日、南北軍事境界線の板門店で行われた第3回南北首脳会談は「核のない朝鮮半島実現」「年内の終戦宣言」などで合意し、世界中をそのニュースが駆け巡ったが、北朝鮮の非核化意志や南北関係改善を…


北海道博物館で「野幌森林公園いきもの図鑑」展
札幌近郊に生息する豊かな生き物 札幌近郊にある野幌森林公園は、道立自然公園に指定されて今年で50年目を迎える。その記念事業として北海道博物館は4月27日から1カ月余りにわたり「野幌森林公園いきもの図鑑」展を開催している…

テレビ局お抱え評論家の限界が見える朝日「池上彰の新聞ななめ読み」
◆女性に媚びる態度 朝日に「池上彰の新聞ななめ読み」と題するコラムがある。言わずと知れた評論家の池上彰氏の新聞論評だ。 かつて慰安婦報道をめぐって朝日批判の記事を書いたところ掲載を拒否され、怒った池上氏とひと悶着(も…

マクロン氏訪米を教訓に
米コラムニスト マーク・ティーセン 民主党は「抵抗勢力」 互いに敬意払う米仏大統領 共和党の歴史の中で初めて上院外交委員会の過半数が、大統領指名の国務長官候補の承認に反対する可能性が高まっている。そうなれば、マイク・ポ…
