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中国建国70周年パレードの光と影
拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 軍事力強化の成果誇示 国民の発奮図り米に対抗姿勢 中国では10月1日の建国記念日を祝して、大々的な軍事パレードが北京で実施された。既報のように中国は精いっぱいの新兵器などを登場させて軍事力…
誤解招く二階発言だが共産党の尻馬に乗り与党批判に利用する朝毎
◆気象庁が異例の対応 「予測されて色々言われていたことから比べると、まずまずで収まったという感じだ」。自民党の二階俊博幹事長が台風19号の被害を受けて開いた党の緊急役員会でこう述べた。これを朝日と毎日は問題発言として報…
紛争で子供の犠牲が増大、でも世界は鈍感になっている
グテレス国連事務総長は8月、「子供(17歳以下)と武力紛争」年次報告を安保理に提出した。昨18年の状況をまとめたものだが、「世界20カ国で条約と議定書の重大な違反(戦火による殺傷、子供兵士の使用、性的暴力、拉致、学校や…
FC琉球、J1規格のスタジアム建設を目指す
新スタジアムの早期実現がテーマ、那覇市でシンポジウム サッカーJリーグは地域の経済、文化、スポーツ、人材育成に活力を与える役割を果たしている。今シーズン、初めてJ2に昇格したFC琉球は現在、J1規格のスタジアム建設を目…
「自由はただではない」 ‘Freedom is not free’
「自由はただではない」という言葉が一番普通に使われるのは、軍人の仕事に感謝の気持ちを伝える時だろう。そして、それは、私たち皆が享受している自由は、退役軍人や、軍隊で現在働いている人たちにリスクを負ってもらい、犠牲になっ…
「終わりのない戦争」は作り話
アメリカ保守論壇 M・ティーセン 戦闘の主体はクルド 米軍のシリア撤収は裏切り トランプ大統領は、協力関係にあるシリアのクルド人を捨てるという恥ずべきことをしておきながら、それを正当化し、「私が選ばれたのは、このばかば…
傍若無人の北朝鮮・金正恩氏
宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 傲慢な発言を繰り返す ミサイル発射実験もやめず 日本にも甚大な被害をもたらした台風13号は朝鮮半島の中央部を直撃し横断した。韓国も甚大な被害が出たことを伝えているが、北朝鮮の中央通信な…
「LGBT」への生殖補助医療実施で問われる病院とメディアの責任
◆学会指針に反し実施 いわゆる「LGBT」(性的少数者)に関するテレビ番組や新聞記事が最近、めっきり減ったと思っていたら、日経10月7日付に、注目すべき記事が載った。「指針想定外、4施設で LGBTに生殖医療実施」の見…
南太平洋進出を加速する中国
平成国際大学教授 浅野 和生 EEZ広い島嶼国と国交 高まるインド太平洋への脅威 9月16日にソロモン諸島が、20日にキリバスが、台湾政府に外交関係の断絶を通告した。そしてまもなく、これら2カ国は中国との国交を樹立した…
ジョン・レノンの世俗的な「イマジン」とは全く異なるトランプ政権下の世界 World under Trump far different from John Lennon’s secular ‘Imagine,’ official says
米政権はトランプ大統領の下で信教の自由・表現のために取り組んでおり、米国の将来はジョン・レノンの歌「イマジン」で描かれたような世俗的なものにはならない――。トランプ政権で公民権を担当する首席弁護士の一人が8日、こう主張…
反発する香港・台湾と迷走する韓国、揺れる東アジア3国を分析した2誌
◆現地の様子生々しく 連日報道される香港市民のデモ活動。いまだに収束する気配はなく、むしろ中国当局が配備した警察官による発砲事件が起こるなど過激さを増すばかり。一方、来年1月に総統選挙を迎える台湾では、政権与党の民進党…
北の顔色窺う文政権
国家有功者まで入れ替え 韓国では独立運動家など国家有功者を顕彰しているが、最近は、北朝鮮の顔色を窺(うかが)って、人物選定しているのではないかとの疑問が呈された。野党自由韓国党の金鎭台(キムジンテ)議員が国家報勲処に提…
文在寅政権の自家撞着 保守派に「土着倭寇」の烙印
由来の東学農民軍の名誉は回復 今、韓国で、日本に理解を示したり、擁護する発言をすると「土着倭寇(わこう)」の烙印(らくいん)を押される。相手を侮蔑する悪口で、「親日派」とほぼ同程度、韓国では最低級の罵(ののし)り言葉だ…
紙の書籍と電子書籍 歯止めかからぬ紙媒体の低落
《 記 者 の 視 点 》 かつて、文芸評論家の中村光夫が、「年は取りたくないものです」という言葉を述べている。 これは、1951年のフランスの作家、アルベール・カミュの小説『異邦人』が翻訳されたとき、その主人公の冷…
中国、香港地図アプリ販売でアップル非難 China warns Apple over ‘unwise’ support of Hong Kong protesters in wake of NBA flap
米IT大手アップルが、香港の抗議デモをめぐって、中国政府の怒りを買っている。中国主要国営メディアは、同社スマートフォンの地図アプリが、デモ隊による警察の取り締まり回避に使われていると非難した。中国共産党機関紙・人民日報…
中国新経済モデル目指す習近平氏
鄧氏に代わるリーダー像模索 中国投資コンサルタント 高田 勝巳氏に聞く 米中経済摩擦が高まる中、日本は中国とどう付き合えばいいのか。上海を拠点に日本企業の中国進出をサポートしている(株)アクアビジネスコンサルティング代…
ウクライナ東部の紛争問題
ウクライナのゼレンスキー大統領が、親露独立派が実効支配する同国東部のドネツク、ルガンスク両共和国との紛争解決に踏み出した。両共和国に「特別な地位」を付与するという「シュタインマイヤー・フォーミュラ」に同意すると表明した…
トランプ氏弾劾審議入り決定、民主党に不利との見方も
米大統領選まで1年余り 2020年の米大統領選まであと1年余りとなった。トランプ大統領(73)にウクライナ疑惑が浮上したことを受け、野党民主党は弾劾に向け舵(かじ)を切ったが、これが大統領選では裏目に出る可能性もある。…
公平さ欠くカシミール報道
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ ギャルポ 直轄地化は地方の要請 安定と繁栄のための憲法修正 私は自分のライフワークとしてアジアを意識し、アジアを中心に見聞、研究をしてきた。私のアジアの概念は西はトルコ、東はかつて…
国会代表質問での枝野氏の「3点セット」追及をなぞった朝・毎の社説
◆久しぶりの国会論戦 「中長期の課題をいかに解決していくか。与野党は、大所高所から論じなければならない」(読売・8日付社説)。 衆院本会議で7日から、安倍晋三首相の所信表明演説に対する各党の代表質問が始まり、まず立憲…
玉城デニー知事、受注業者と癒着疑惑で窮地に
契約前夜の会食が明らかに、知事選慰労で事業委託か 沖縄県知事就任から今月4日で1年を迎えた玉城デニー知事が、窮地に立たされている。県発注事業をめぐる癒着疑惑が明るみに出たからだ。野党自民党は議会で疑惑を徹底追及。与党の…
反駁、弾劾の繰り返し Impugn, impeach and repeat
何事にも裏と表の二面があるとすれば、その両方に耳を傾ける価値がある。2016年の大統領選挙では、外国の影響が働いたという有名な物語があるが、その中の、ロシアがドナルド・トランプを助けたという話は、徹底的に調査された揚げ…
不正疑惑の曺韓国法相 「ポスト文在寅」の呼び声
家族の不正疑惑で物議を醸している韓国の曺国法相に次期大統領候補の呼び声が掛かり始めた。2022年の大統領選を念頭にした世論調査に曺氏が名前を連ね、文在寅大統領はご意見番の左派系神父と曺国氏を次期大統領に推すことで約束を…