「災害の日常化」と危機管理力
濱口 和久 2019/10/24 写真|Viewpoint [会員向け]
拓殖大学防災教育研究センター長・特任教授 濱口 和久
台風15号の被害の爪痕が癒える間もなく、台風19号が日本列島を襲った。被害の範囲も東海・関東甲信越・東北地方に及んだ。当初、台風19号の進路予想から、首都圏に甚大な被害が出ることが予想されていた。東京都や神奈川県、埼玉県などでも浸水や土砂崩れなどが起きた地域があったが、それ以上に長野県や北関東・東北地方では、目を覆うような惨状が至る所で起きた。
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