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1年前の北海道ブラックアウトから引き出す朝日と産経の教訓の違い
◆冬なら被害より甚大 大型化しやすい9月の台風は要注意と言われるが、この9日明け方に関東を直撃した台風15号は瞬間最大風速60㍍を超える記録的な暴風による被害をもたらした。特に大きな被害を受けた千葉県では、世界への空の…
ネット情報に飛びつき政権批判を行う朝日論説室は「たこつぼ」か
◆新聞は「排除」報じず 「ヤジを飛ばした市民の排除を是認するかのような閣僚の発言は、警察の行き過ぎた実力行使を助長しかねない。到底見過ごすわけにはいかない」と朝日社説が息巻いている(8月29日付「文科相発言 異論排除を…
見出しは配慮に欠けたが批判した作家も自家撞着のポスト韓国特集
◆記事自体は問題なし 週刊ポスト(9月13日号)の特集「韓国なんて要らない!」がインターネット交流サイト(SNS)で批判され、同誌に執筆している作家らからもボイコットの声が出て、編集部は「配慮に欠けていた」と公式サイト…
消費増税まで1カ月で「万全な準備を」と言うにとどまった掲載3紙社説
◆小売店の準備遅れる 10月1日実施の消費税増税まで1カ月を切った。2014年4月以来、経済への悪影響を懸念して2度延期され、実施は5年半ぶりである。 予想外の消費低迷をもたらした前回の経験から、政府は今回、2兆円以…
旧民主党が政権奪取した09年総選挙から10年、相変わらず反自民を煽る朝日
◆当事者は「反省の弁」 十年一昔という。旧民主党が自民党から政権を奪取した2009年8月の総選挙から10年が経(た)った。もはや昔話か。これをテーマに社説を掲げたのは毎日1紙だけだった。 毎日30日付社説は「政権交代…
神奈川県知事の「表現の不自由展」認めぬ発言を地方面で扱った「朝日」
◆「表現の自由」を逸脱 たまたまNHKラジオを聞いていたら、次のような主旨のニュースが流れた。 8月1日から愛知県で開かれている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の中の企画展「表現の不自由展・その後」について、神奈川…
高齢ドライバーの免許証「自主返納」を促す主張を変えた週刊朝日
◆母子死亡で議論沸騰 今、車―と言えば、あおり運転問題が前面に出ているが、もう一つ、高齢者運転の是非の問題がある。4月19日に東京・豊島区で87歳男性の乗用車が暴走し、自転車の母子2人がはねられ死亡、10人が負傷する事…
G7の意義を強調し、米大統領提案のロシア復帰は各紙とも反対で一致
◆1枚だけの首脳宣言 フランス・ビアリッツで開かれた先進7カ国首脳会議(G7サミット)は26日に、サミットの成果文書として首脳間で一致した貿易など5項目をまとめた首脳宣言を発表して、幕を閉じた。当初は見送りの方針から土…
国体を左右する肝心な時に本当に保守の矜持を示せるのか問われる読売
◆試金石は「皇位継承」 令和初めての「慰霊の8月」が終わろうとしている。心残りなのは今年も総理をはじめ閣僚全員が靖国神社に参拝しなかったことだ。安倍政権は「保守」とされるが、全閣僚不参拝は「あの悪夢の民主党政権」と同じ…
中国共産党の本質を直視させるニューズウィーク日本版の香港デモ特集
◆異なる視点の4筆者 単なる輸出管理上の問題が、アジア太平洋の安全保障問題にまで発展した日韓の対立。両国メディアは連日この話題で持ち切りだ。しかし、世界に目を向ければ、もっと“ヤバい”ことがこのアジアで起きている。香港…
デモ報道多い8月、Eテレ「ひろしま」に感じる日韓のコントラスト
◆香港デモに潜る当局 この8月、令和初の終戦記念日を迎えたが、テレビの報道番組の話題は文在寅大統領の下の韓国・光復節(日本からの解放記念)、式典そのものより日本への抗議集会などの方が目立った印象だ。 が、海外のニュー…
リクナビ問題でいち早く個人データ活用の課題指摘した日経に一日の長
◆学生の信頼を裏切る 就職情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートキャリア(東京)が、学生の「内定辞退率」の予測データを企業に販売していた問題。販売サービスは4日付で廃止されたが、同社には学生の信頼を裏切ったとの批判…
戦没者追悼式で「被害」に言及した首相式辞に注目した産経と批判の朝毎
◆「加害」ないのは当然 令和初の全国戦没者追悼式が先週、開かれた。新聞が焦点を当てたのは2点だった。一つは言うまでもなく、初めての御参列となった天皇陛下の御言葉、もう一つは安倍晋三首相の式辞である。 天皇陛下は、御言…
相続特集で同性カップルを取り上げるも「家族」の視点を欠くダイヤモンド
◆遺言作成を促す改正 8月の中旬は日本全土がお盆シーズンに入っていることから、経済2誌は終活とお墓、さらには相続の特集を組んだ。週刊東洋経済(8月10、17日合併号)で「相続の最新ルール すぐに始める終活 お墓とお寺の…
「徴用工問題」でスクープを放ち、お盆休み気分を吹っ飛ばした毎日
◆対立収拾めど立たず 「国際輸出規制体制の基本原則に反して制度を運用したり、不適切な運用事例が続けて発生したりする国とは緊密な協力が難しい」 あれっ! どこかで似たようなセリフを聞いたな、と思った人もおられよう。日本…
現実的方策を想像せず「核廃絶」のお題目を唱える朝日の空想的平和主義
◆現実顧みぬ禁止条約 「政治に責任を持つ者は現実の処理に全力を注ぐべきであって、理想などに煩わされてはいけない」と、立教大学元総長で参議院議員を勤めた故・松下正寿氏は忠告している(『聖徳太子 政治家として』ライフ出版)…
「11月解散総選挙」での自民圧勝と安倍政権後の“危機”を予測するポスト
◆台風の目は「れいわ」 参院選後の政局は早くも次期衆院選に移っている。週刊ポスト(8月16・23日号)は「11月解散総選挙」の記事を載せた。ここでも「“安倍自民単独3分の2”圧勝」すると自民党の勝利を予測している。 …
中国企業による港湾開発に安全保障上の懸念を表明するイスラエル紙
◆スパイ活動の可能性 イスラエル第2位の規模のハイファ港で、中国企業、上海国際港務グループ(SIPG)が開発・拡張工事を進めている。2021年の完成後は25年間にわたってSIPGが港の運営権を持つことになる。ハイファに…
10年半ぶり米利下げに理解示す読売・日経、厳しい批判の東京・毎日
◆景気悪化を防ぐ狙い 米連邦準備制度理事会(FRB)が約10年半ぶりとなる利下げを決めた。これについて、各紙社説の論評を見ると、「景気悪化を未然に防ぐ狙いは分かる。効果を見極め、持続的な成長につなげることが大切だ」と理…
新聞が京アニ放火殺人犯の家庭環境を書かぬのは戦後言論の悪しき風潮
◆罪犯す要因は家庭に 明治、大正期の慈善事業家、留岡幸助にこんな言がある。 「仮令(たとえ)父母ありと雖(いえど)も其(その)家庭紊乱(びんらん)して秩序なく、実に罪悪の練習所と異ならず。彼等は実に知らず識(し)らず…
日本のソフトパワーのすごさを語った週刊プレイボーイの「追悼記事」
◆憎んで余りある凶悪 放火殺人事件で35人が死亡した京都市伏見区のアニメ制作会社・京都アニメーション第1スタジオの焼け跡の前には、追悼のため海外のファンも多く訪れ、その献花台には英語の寄せ書きなどが供えられているという…
韓国の「ホワイト国」除外に至る理由がよく分かる古川氏の産経「正論」
◆説明不足の各紙報道 日本政府が韓国向け輸出管理の厳格化を発動し、手続き簡略化の優遇措置を受けられる「ホワイト国」から韓国を除外する政令改正を2日にも閣議決定する。そうなれば、政令公布を経て約3週間後には実施となり、軍…
低投票率の参院選の自民の得票数減を大げさに報じる朝日の負け惜しみ
◆得票率では現状維持 先の参院選は与党が勝って安倍晋三政権が支持されたが、どうやら朝日は認めたくないらしい。投開票があった翌日の22日夕刊を見て、いささか呆(あき)れた。1面トップで「自民、勝ったけど 比例2000万票…