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当事者の人権に偏り“性の偏見”という考え方を植え付けるクロ現

◆公共放送の使命逸脱  いわゆる「LGBT」(性的少数者)についてのNHKの取り組み姿勢をフォローしていると、当事者側の視点に偏り過ぎて視野が狭まり、一般の人々の人権が忘れ去られていると感じることがしばしばある。その結果…

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児童虐待事件で児相と警察の主張の食い違いを突き詰めて報じぬ文春

◆公的機関に批判集中  また幼い命が失われた。札幌で2歳の女児が衰弱して亡くなった。虐待を受けた跡があった。こうしたとき、必ず出てくるのは「児相(児童相談所)は何をやっていた」「警察は対応したのか」という公的機関への批判…

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「反保護主義」打ち出せなかったG20閣僚会合に厳しい批判の毎日、日経

◆米中トップ会談次第  「反保護主義言えぬ無力さ」――。今月8、9両日に福岡市と茨城県つくば市で開かれた20カ国・地域(G20)の二つの閣僚会合に対して、11日付の各紙社説の中で最も論調が厳しかった毎日の見出しである。 …

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凶悪事件をめぐる報道で「家庭の在り方」から目を逸らさせる左派紙

◆幼少期の家庭に問題  「凶悪犯のほとんどが幼少期の家庭に問題があった」。これは元米連邦捜査局(FBI)主任捜査官のロバート・レスラー氏の指摘である(『FBI心理分析官』早川書房)。川崎市の児童殺傷事件と、その直後の元農…

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川崎殺傷事件で、トリアージの成果や誤った報道を取り上げた各誌

◆秋葉原事件が生きる  19人が被害に遭った川崎市の殺傷事件から1週間以上経(た)った。各誌とも突発事への対処の仕方について力を注いでいる。  女性セブン6月13日号の記事「51才殺人鬼―」の中では「救急隊が到着すると、…

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天安門事件30年、共産主義体制を直視せずに中国の「異質さ」を説く毎日

◆各紙 「期待」を反省  「経済発展しても中国は民主化しなかった」「期待は誤りだった」。天安門事件から30年を迎えた6月4日、各紙の社説には反省の弁が溢(あふ)れた。  この間、中国は力による“体制の安定”を確保した上で…

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宮中晩餐会での天皇陛下のお言葉全文を載せなかった伝統嫌いの朝日

◆読者に解釈権与えず  令和初の国賓としてトランプ米大統領が来日した。安倍晋三首相とのゴルフに大相撲観戦、首脳会談、宮中晩餐(ばんさん)会、横須賀基地訪問と、いずれも印象に残るシーンが続いた。晴天だったのはまさに天与で、…

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NW誌「百田現象」特集で「普通の人」の声にやっと気付いた元毎日記者

◆なぜ売れるかを探る  「永遠の0」「日本国紀」などで知られる作家の百田尚樹。今やしばしばツイッターで“炎上”するような歯に衣(きぬ)着せぬ発言で人気を博し、本は売れ、映画化されればヒットし、保守系ネット番組で彼の声を聞…

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パレスチナ和平経済会合を「失敗する運命」と酷評するイスラエル紙

◆クシュナー氏が提案  クシュナー米大統領上級顧問が提案したパレスチナへの経済支援に関する国際会合への逆風が強まっている。  有力ユダヤロビー「米イスラエル公共問題委員会(AIPAC)」のロビイストを務めたこともあるコラ…

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「2%成長」でも内需「不安」としつつ増税に触れなかった日経の真意

◆難しい機動的な対応  2018年1~3月期の国内総生産(GDP)は実質で前期比0・5%増、年率では2・1%増と大方の予想を上回る良い数字だった。輸入が輸出以上に悪かったため外需が成長率に寄与したのである。輸入は内需の強…

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一党独裁の中国の裁判には沈黙し、民主主義国家の裁判はあげつらう朝日

◆弊害是正の本音忘却  裁判員制度が導入されて10年が経(た)った。殺人などの重大事件の審理に一般国民が裁判官と共に当たるが、なぜこの制度が採り入れられたのか。  新聞には「裁判への参加を通じ、司法に対する国民の信頼を高…

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新時代をつくる5Gテクノロジーの可能性に焦点を当てた2誌の特集

◆5Gの覇権争う米中  米商務省は15日、中国の通信機器メーカー・華為技術(ファーウェイ)とその関連企業68社を同省産業安全保障局(BIS)の「エンティティ・リスト」に加えた。これによりリストに載っている企業に対して米国…

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米中貿易摩擦の対立激化に長い覇権争いを見通した「日曜討論」など

◆制裁関税双方譲らず  米国と中国の貿易摩擦解消を目指した閣僚級交渉が決裂し、19日のテレビの報道番組はもっぱら「米中貿易戦争」だった。今月、米政府は追加で2000億㌦分の中国製品の関税を10%から25%に引き上げ(10…

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裁判員制度10年、量刑など踏み込んだ主張の産経と及び腰だった朝日

◆各紙とも肯定的評価  「裁判に『国民の健全な社会常識』を反映させるという制度導入時の狙いは確実に浸透していると言えるのではないか」「裁判がはるかに分かりやすくなったのも確かだ」(毎日・20日付社説。以下、日経と朝日・同…

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「血のコスト」を顧みず日米地位協定の不公平の是正を主張する左派紙

◆欧州で徴兵制が復活  「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」「戦争しないとどうしようもなくないですか」。北方四島の「ビザなし交流」の訪問団に顧問として参加した丸山穂高衆院議員の発言である。  これを聞いて…

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令和時代の暗い未来像を描きながら解決策は何も示さぬ現代と朝日

◆地方の現状を知らず  「これから3年で起きること」という見出しに引かれて週刊現代(5月25日号)を手にした。「昭和・平成時代の常識はもう通用しない」とある。「令和」になったからといって、くっきりと時代が変わるわけではな…

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女性カップル出産も令和時代の「家族」とした「ニュースウォッチ9」

◆養子縁組と同列扱い  NHKの看板報道番組「ニュースウォッチ9」は令和初日(5月1日)、「新たな“家族のカタチ”」をテーマに特集を組んだ。時代が変われば、家族も変わるというわけだ。  「広辞苑」によると、家族とは「夫婦…

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米中対立を「覇権争い」の本質から中国に構造改革の確約求めた産経

◆世界に悪影響が波及  トランプ米政権が中国からの輸入品2000億㌦(約22兆円)相当に課している追加関税を10%から25%に引き上げた。これに対し、中国は6月1日に報復関税を実施すると発表すると、米国は中国からの輸入品…

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女性・女系天皇を容認した「有識者会議」答申の復活をもくろむ朝日

◆譲位通常だった日本  令和の時代が始まり、10連休も明けて1週間余。いつもの生活に戻ったようだ。とはいえ、新天皇の儀式は10月の即位の礼、11月の大嘗祭へと続き、御代(みよ)替わりの話題はまだまだ尽きない。  天皇の譲…

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科学の暴走を暗に戒めるスリリングな内容の週刊朝日・池谷氏コラム

◆AIの優位性論じる  脳研究者・池谷裕二氏の人間の能力をしのぐAI(人工知能)の威力について書いたコラムが面白い。  AIは確かに人間の強敵だが、囲碁の興趣は、勝ち負けだけにあるのではない。盤上における人間の対局者同士…

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祝意抜きで持論を展開し天皇陛下御即位を首相批判に政治利用する朝日

◆期待と展望を掲げる  「令和の時代が動き出した。新天皇陛下が即位されたことを、心からお祝い申し上げる」(読売・2日付社説。以下、各紙同、朝日と日経は1日付)、「日本の国柄の最大の特徴は、天皇と国民が共に歩み、長い歴史を…

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朝日と「慰安婦」反日工作を仕組み、今なお平然と嘘をつく元NHK・永田氏

◆偏向騒動引き起こす  10連休明けの7日、新聞が休みなので産経ネット版を見ると、人気記事のランキングに「元NHK・永田浩三氏『安倍君、憲法をいじるのはやめろ』」というのがあった。アップされたのは憲法記念日の3日夕刻。か…

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秋篠宮殿下の皇室の制度的問題への危機感を薄めて報じた文春・新潮

◆ご発言の波紋広がる  天皇の退位、即位があり令和の時代が明けた。年末年始のような雰囲気の中で新しい年を迎え、皇室の弥栄(いやさか)を祈る声が八島に満ちあふれた。  週刊誌にとってはこの慶事も“売らんかな”の材料となるの…

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