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テロ拡大は欧米の外交の失敗が原因と非難する「ミドル・イースト・アイ」

◆最初の犠牲者シリア  北アフリカ・リビアでの2011年のカダフィ体制崩壊後、欧州、北アフリカで、過激派組織「イスラム国」(IS)などによるテロが頻発している。体制崩壊後の欧米の対応のまずさがテロの拡散につながったと指摘…

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平成の日本経済を振り返る読売、毎日社説になぜか「消費税増税」なし

◆新鮮味を欠いた結論  平成が幕を閉じ、令和がスタートした。新しい時代の日本経済はどんな展開を迎えるのか、見詰めていきたい。  では、平成30年間の日本経済はどうだったのか。平成の経済を振り返る社説を掲載したのは読売と毎…

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現行憲法を玉座に据え、天皇を「内閣の補佐」に貶める朝日の皇室報道

◆国民の思いに水差す  平成が今日で終わる。天皇陛下の御代替わりで、時代の移りを国民が共有する実感を改めて噛(か)みしめる一日である。そして明日、令和を五月(さつき)の光の中で迎えたい。  こうした国民の思いに水を差そう…

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うのみにできぬ統計データを読み取る力に焦点を当て特集した2誌

◆危ない“思い込み”  スウェーデンの医師で公衆衛生学者のハンス・ロスリング氏(故人)が著した『ファクトフルネス』が話題作になっている。既に世界では100万部を突破し、日本国内でも年初に発売されてからわずか2カ月で30万…

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板門店北兵士亡命事件の若者の感傷と望郷を伝えたフジ「日曜報道」

◆親子友人関係の悩み  米朝ハノイ首脳会談の決裂後、4月は11日の米韓首脳会談、12日の北朝鮮最高人民会議で米韓に批判が出た金正恩朝鮮労働党委員長演説、25日の露朝首脳会談など半島情勢が動いている。21日放送のフジテレビ…

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自民補選2敗、辺野古移転への反対にも丁寧な説明の継続求めた読・産

◆「政権の緩み」を指摘  「衆院補欠選挙での2敗は、政府・自民党にとって痛手だ」(読売・22日付社説)、「支持基盤の弱い地域だったとはいえ、与党有利とされる補選での2敗は『取りこぼし』ではすまされない」(日経・同)、「自…

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「令和」に新鮮な光を当て“決定打”を放った読売の中西氏インタビュー

◆「麗しき和」表現する  新元号「令和」をめぐって新聞は百花繚乱(りょうらん)だったが、読売17日付が“決定打”を放った。考案者として有力視される国文学者の中西進氏のインタビュー記事を掲載し、令和に新鮮な光を当てている。…

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韓国の歪んだ皇室観報ずる新潮、GHQ儀仗兵の天皇への思い伝える朝日

◆反日カード切る韓国  韓国は今、日本に勝ってお祭り騒ぎだ。世界貿易機関(WTO)が日本の水産物輸入禁止を続けている韓国に軍配を上げたからだ。景気は悪く、経済指数は悪化し、頼みの南北関係も進展せず、外交失策ばかりが続き、…

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旧優生保護法と進化論との関係に切り込まなかったNHK「視点・論点」

◆優生思想の解明必要  旧優生保護法下で不妊手術を強制された障害者らを救済する法案が11日、衆院本会議で全会一致で可決され、参院に送付された。与野党は月内の成立を目指している。被害者1人当たり320万円の一時金支給では額…

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韓国禁輸でWTO日本逆転敗訴に怒り心頭の産経、冷静過ぎる朝日

◆「釈然としない」判断  2011年3月の東京電力福島第1原発事故後、韓国が福島など8県産の水産物輸入を禁止している問題で、世界貿易機関(WTO)の最終審に当たる上級委員会は、禁輸を「不当」と見なした紛争処理小委員会(パ…

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9条改正派が7割でも改憲支持が縮んでいるように伝える共同世論調査

◆改憲が「必要」は63%  共同通信社は憲法記念日の5月3日を前に実施した憲法に関する世論調査の結果をまとめた。在京紙では東京と産経、地方紙では多くが「9条改憲首相案支持40% 安倍政権下54%反対」との見出しで報じてい…

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現役医師が「医療費高すぎ国家を危うくする」と警鐘鳴らす新潮連載

◆75歳以上は緩和医療  週刊新潮に連載の『医の中の蛙』86回(4月11日号)で、執筆者の医師・里見清一氏が「医療費が高すぎて国家を危うくする」という趣旨の持論を展開している。年金や医療費などの社会保障費の増大が続いてい…

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大阪都構想に示された民意にも議論促すばかりの朝・毎と変わらぬ読・産

◆的確だった毎日社説  7日投開票の統一地方選前半戦の最大の焦点は、大阪維新の会が大阪都構想への再挑戦を訴えて仕掛けた大阪ダブル選に対する府民の審判であった。これについては後述し、まず大阪ダブル戦にすっかり食われた形とな…

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恣意的な世論調査で元号を貶めようとする朝日のダブルスタンダード

◆元号反対の論調今も  新しい元号「令和」に国民は大いに沸いた。新年度が始まる4月1日の発表で、天皇のご譲位に伴う新元号だけに、まるでお正月を迎えるような風景だった。  朝日6日付メディア欄は「令和フィーバー 報道も過熱…

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新元号「令和」決定報道で2誌に欲しかった中韓の“由来”強調への反論

◆文春が「裏事情」詳述  新元号が決まり、日本中が「令和」で沸き立っている。週刊誌もこの話題でどう誌面を作るかが腕の見せどころとなる。  週刊新潮(4月11日号)は「『新元号』報じられない20の謎」をトップに持ってきた。…

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「一帯一路」推進へ中国とパキスタンが「悪魔の取引」と米FP誌が警告

◆中国がJeMを支援  インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方のインド側で2月14日に爆発があり、治安要員少なくとも36人が死亡、両国間の緊張が一時高まった。犯行声明を出したパキスタンのイスラム過激派「ジェイシモ…

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日銀短観で景況大幅悪化でも楽観の日経、増税実施再考に触れぬ各紙

◆財政再建重視の読売  新年度スタートの1日は、新元号が「令和」に決まったという明るいニュースとともに、「企業の景況感が大幅悪化」という芳しくない報道もあった。ここで取り上げるのは後者の、3月日銀短観(全国企業短期経済観…

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数字を水増しして大仰に報じ「民意」を演出する沖縄地元紙のトリック

◆警察発表やめさせる  「詭計(きけい)。奸策(かんさく)。ごまかし。たくらみ」。トリックを広辞苑で引いてみると、こうある。沖縄の地元紙を読んでいると、ついトリックという言葉が浮かんでくる。うっかり真に受けようものなら、…

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世界を揺るがす中国経済の大失速と日本経済への影響を特集した2誌

◆28年ぶりの低水準に  中国経済の減速が止まらない。中国政府は今年1月21日に2018年の国内総生産(GDP)を前年比6・6%増と発表した。これは17年の6・9%増を下回り28年ぶりの低水準となった。経済減速の背景には…

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白人至上主義者乱射事件を反トランプ大統領に仕立てる「サンモニ」

◆移民ら50人が犠牲に  ニュージーランド(NZ)のクライストチャーチで起きたイスラム礼拝堂を襲った銃乱射事件は、28歳のオーストラリア人男性、ブレントン・タラント容疑者が反移民や白人至上主義の思想を持ち、イスラム教徒移…

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イチロー引退、選手と観客の思いが凝縮する幸福な時間に共感した朝日

◆各紙一斉に功績称賛  「数々の金字塔を打ち立てた偉大な野球選手が、バットを置いた。輝かしいプレーは多くの人々の記憶に残るだろう」(読売・社説)。「平成という一時代に日本のプロ野球から雄飛した大リーグで縦横無尽に活躍し、…

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「御代」「血脈」の概念を持ち合わせず「自分だけ」の虚しい朝日の反元号

◆連続性直覚さす元号  新しい元号が1週間後に発表され、来たる5月1日から次なる御代へと移る。こうして国民は天皇を軸に時を同じくする。何という素晴らし伝統だろうか。  拓殖大学学事顧問の渡辺利夫氏は山梨県の生家を解体した…

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世界の通信技術企業の戦いの現状を詳述するNW日本版「5Gの世界」

◆米中が主導権を争う  「5G」という言葉がメディアにしばしば登場する。次世代通信規格のことである。新しいだけではない。これまでの生活を一変させる革新的な技術なのだという。  アメリカと中国が「貿易戦争」の真っ最中だ。「…

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