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欧州の一貫性のない対応がリビア情勢を悪化させたとアルジャジーラ

◆対立する仏伊の利害  2011年のカダフィ政権崩壊を受けて始まったリビア内戦は10年目を迎えた。民主化運動として隣国チュニジアで始まった「アラブの春」に端を発する内戦だが、東西勢力への分断、外国勢力からの介入へとつなが…

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中国「強権の刃」が迫る

チベット 言語と宗教奪い民族性抹殺 拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ  習近平体制になり、チベットへの弾圧が再び強まった。チベット語の使用が禁止され、多くの政治犯が捕まった。昨年の1月から7月の間には、54…

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香港、ウイグル、チベット

「中台統一」口実に長期政権狙う 三峡ダム攻撃、台湾のカウンターパワーに 台湾 アジア太平洋交流学会会長 澁谷 司  中国全人代常務委は先月26日、閣僚人事で少数民族政策を担当する国家民族事務委員会主任に中国で大多数を占め…

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『孫子』で読む中国の対米謀略戦

哲学者 小林 道憲 敵国情報収集を最重要視 虚偽情報流し内部分裂を図る  『孫子』というよく知られた兵法書は、今から2500年ほど前、中国春秋時代末期の将軍、孫武によってまとめられたものだといわれる。孫子は言う。戦争は国…

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銅像撤去運動を「現代の傲慢」と非難する彫刻家 MODERN ARROGANCE:Sculptor says statue removal advocates need reality check

 何と傲慢(ごうまん)なことか。  現代のモラルに合わないと判断された人々の記念像を撤去しようとする新たな運動が広がっているが、カナダ・オンタリオ州を拠点に活動する彫刻家のティモシー・シュマルツさんにとって、この運動を表…

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楽観論と悲観論が交錯、今年もコロナに振り回されると予測する各誌

◆経済回復遅れる恐れ  昨年は新型コロナウイルスによる世界的流行(パンデミック)で始まったが、今なおその厄災は続く。そうした中で日本は安倍政権から菅政権に代わった。果たして2021年、日本と世界の政治・経済はどのような一…

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2021年 日本外交の課題

東洋大学教授 西川 佳秀 求められる“攻めの外交” 米新政権への楽観は禁物  コロナ災禍に襲われた2020年が過ぎ、新たな年が幕を開けた。有効なワクチンが行き渡り、21年が人類にとってコロナ封じ込めに成功した記念すべき年…

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「天安門」外交文書の公開で対中融和政策の失策を指弾し見直し迫る産経

◆米と同様の誤り犯す  「ウイルスに年末年始はない」(菅義偉(よしひで)首相)と国民に感染防止の徹底を呼び掛ける。中国・武漢発の新型コロナ禍中の日本は、コロナ・ウイルス第3波の感染拡大への懸命な対応が続く。加えて、英国な…

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ミサイル対処方策の決定に思う

元統幕議長 杉山 蕃 一層のイージス艦増艦を 陸自のデジタル化推進も必須  政府は12月18日、6月に断念した陸上配備型迎撃システム「イージスアショア」に代わる代替方策について閣議決定し公表した。6月以降数次にわたる国家…

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英国が初のEU加盟国離脱、強気の英国 複雑なEU

依存度強く双方にダメージ  今年のクリスマスイブは、新型コロナウイルスの感染拡大の試練の中、欧州連合(EU)初となる加盟国・英国の離脱手続きに終止符を打つ日でもあった。ジョンソン英首相は、大きなクリスマスプレゼントだと国…

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戦前は商業的な扇動、戦後は思想的扇動で国の針路誤らせた朝日

◆破られた朝日タブー  本紙の読者でつくる世日クラブで19日、動画サイト「ユーチューブ」のライブ配信でオンライン講演をさせていただいた。視聴者にはお礼申し上げる。講演は筆者にとっても過去の資料を読み直すいい機会となった。…

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米次期政権の外交と東アジア 日韓リモート座談会

対中圧迫 同盟国は制限的 申 米エリートが警戒感を共有 遠藤 米中協力で北圧迫は困難に 陳 現状「凍結」下で北核増強も 遠藤  陳 米大統領選挙で民主党のバイデン元副大統領が選出される状況について日本はどう見ているか。 …

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ケナンの対中・対日認識を振り返る

東洋学園大学教授 櫻田 淳 中国に疑念と不信の眼差し 日本には能動的要石の役割期待  米中両国の確執の様相が一層、第2次冷戦として定着していく現今の国際政治情勢を前にして、第1次冷戦初期の米国の対ソ連「封じ込め」政策の立…

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危機からの「復元力」、国民の目は節穴ではない

 長期政権には秘訣(ひけつ)がある。「危機」からの「復元力」を持っていることである。政権には、人生と同じように山もあれば谷もある。嵐に見舞われ崖から滑落、命を失う危険もある。コロナという得体の知れない敵に蹂躙(じゅうりん…

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米大統領選で組織的不正、ナバロ補佐官が報告書

NEWSクローズ・アップ 開票結果が覆る可能性も  11月3日に実施された米大統領選は、トランプ陣営、共和党が民主党側の不正を主張し、いまだ決着を見ていない。ナバロ米大統領補佐官(通商製造政策局長)はこれまで指摘されてき…

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眞子殿下と小室圭さんの結婚問題で最後の抵抗を試みる新潮・文春

◆疑念の払拭を求める  今年の締めくくりは週刊新潮(12月31日・1月7日号)と週刊文春(同)が揃(そろ)って取り上げた「国民的関心事」(新潮)である秋篠宮家の長女・眞子殿下と小室圭さんの結婚問題だ。共にトップ記事である…

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回復力を促進する「信念体系」

メンタルヘルス・カウンセラー 根本 和雄  近年、新しい生物学として「エビジェネティクス」という分野が注目されている。それは「信念の生物学」と呼ばれている新しい分野で、米スタンフォード大学医学部教授(細胞生物学)のブルー…

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警官がBLMのデモ隊に訴訟で反撃 Police sue racial justice groups over summer violence

 デトロイト市警の警官たちが「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切、BLM)」のデモ隊に対し、法廷で反撃している。デモ隊は路上での行動に責任を負っていない、との主張だ。  デトロイト市警と市当局は、人種的平等を主張…

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増える新型コロナ感染者と生活困窮者の解決を模索する「日曜討論」

◆有事となる医療現場  年末を迎え、今年1年を振り返って最大の話題は新型コロナウイルス感染であり、感染者は寒さの中でまた増加の一途をたどっている。欧米でワクチン接種が始まり、明るさを取り戻すかに見えたが、今度は英国で感染…

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豪州における親中工作 標的の社会的エリート

学界で仕掛ける思想戦  世界がコロナ禍に翻弄(ほんろう)され続けた一年だった。170万人以上の命が失われるなど、多大な犠牲を強いられた。一部の国ではワクチン接種が始まったが、コロナの猛威の中で新年を迎えようとしている。 …

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コロナに明け暮れた学校 禍転じて福となせる来年に

《 記 者 の 視 点 》  学校・教育現場においても、新型コロナの影響は大きく、まさに「新型コロナに明け暮れした1年」となった。地域・学校の事情によって差異はあるものの、3月2日から4月5日まで全国で臨時休校、通常40…

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コロナ禍で不法移民の国外退去が大幅減 DHS deportations plunge amid pandemic; Trump falls far short of Obama record

 国土安全保障省による移民の強制退去がこの1年間にほぼ30%減少したことが23日、明らかになった。新型コロナウイルスの感染拡大によって、不法に入国する移民を発見、退去させることが難しくなっていることが原因だ。  2020…

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四国遍路と人生を考える

神仏はそばにいる 前総本山善通寺管長 樫原 禅澄氏に聞く  空海の生誕地とされる総本山善通寺の前管長・樫原禅澄さんは、四国八十八カ所霊場の第86番札所志度寺の隣にある自性院常楽寺の住職。管長時代には四国遍路世界遺産登録推…

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