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ケナンの対中・対日認識を振り返る

東洋学園大学教授 櫻田 淳 中国に疑念と不信の眼差し 日本には能動的要石の役割期待  米中両国の確執の様相が一層、第2次冷戦として定着していく現今の国際政治情勢を前にして、第1次冷戦初期の米国の対ソ連「封じ込め」政策の立…

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危機からの「復元力」、国民の目は節穴ではない

 長期政権には秘訣(ひけつ)がある。「危機」からの「復元力」を持っていることである。政権には、人生と同じように山もあれば谷もある。嵐に見舞われ崖から滑落、命を失う危険もある。コロナという得体の知れない敵に蹂躙(じゅうりん…

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米大統領選で組織的不正、ナバロ補佐官が報告書

NEWSクローズ・アップ 開票結果が覆る可能性も  11月3日に実施された米大統領選は、トランプ陣営、共和党が民主党側の不正を主張し、いまだ決着を見ていない。ナバロ米大統領補佐官(通商製造政策局長)はこれまで指摘されてき…

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眞子殿下と小室圭さんの結婚問題で最後の抵抗を試みる新潮・文春

◆疑念の払拭を求める  今年の締めくくりは週刊新潮(12月31日・1月7日号)と週刊文春(同)が揃(そろ)って取り上げた「国民的関心事」(新潮)である秋篠宮家の長女・眞子殿下と小室圭さんの結婚問題だ。共にトップ記事である…

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回復力を促進する「信念体系」

メンタルヘルス・カウンセラー 根本 和雄  近年、新しい生物学として「エビジェネティクス」という分野が注目されている。それは「信念の生物学」と呼ばれている新しい分野で、米スタンフォード大学医学部教授(細胞生物学)のブルー…

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警官がBLMのデモ隊に訴訟で反撃 Police sue racial justice groups over summer violence

 デトロイト市警の警官たちが「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切、BLM)」のデモ隊に対し、法廷で反撃している。デモ隊は路上での行動に責任を負っていない、との主張だ。  デトロイト市警と市当局は、人種的平等を主張…

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増える新型コロナ感染者と生活困窮者の解決を模索する「日曜討論」

◆有事となる医療現場  年末を迎え、今年1年を振り返って最大の話題は新型コロナウイルス感染であり、感染者は寒さの中でまた増加の一途をたどっている。欧米でワクチン接種が始まり、明るさを取り戻すかに見えたが、今度は英国で感染…

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豪州における親中工作 標的の社会的エリート

学界で仕掛ける思想戦  世界がコロナ禍に翻弄(ほんろう)され続けた一年だった。170万人以上の命が失われるなど、多大な犠牲を強いられた。一部の国ではワクチン接種が始まったが、コロナの猛威の中で新年を迎えようとしている。 …

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コロナに明け暮れた学校 禍転じて福となせる来年に

《 記 者 の 視 点 》  学校・教育現場においても、新型コロナの影響は大きく、まさに「新型コロナに明け暮れした1年」となった。地域・学校の事情によって差異はあるものの、3月2日から4月5日まで全国で臨時休校、通常40…

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コロナ禍で不法移民の国外退去が大幅減 DHS deportations plunge amid pandemic; Trump falls far short of Obama record

 国土安全保障省による移民の強制退去がこの1年間にほぼ30%減少したことが23日、明らかになった。新型コロナウイルスの感染拡大によって、不法に入国する移民を発見、退去させることが難しくなっていることが原因だ。  2020…

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四国遍路と人生を考える

神仏はそばにいる 前総本山善通寺管長 樫原 禅澄氏に聞く  空海の生誕地とされる総本山善通寺の前管長・樫原禅澄さんは、四国八十八カ所霊場の第86番札所志度寺の隣にある自性院常楽寺の住職。管長時代には四国遍路世界遺産登録推…

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フィリピン 警官の親子射殺に猛批判

 フィリピンのルソン島で現役の警官が、隣人の親子を射殺する残忍な事件が発生し人々の怒りを呼んでいる。被害者の家族が事件の一部始終を記録したビデオはネット上でまたたく間に拡散され、警官への迅速な処罰を求める声も強まっている…

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佐野常民と日本赤十字社の創設

拓殖大学防災教育研究センター長・特任教授 濱口 和久 西南戦争時、敵方も救護 人道精神を植え付ける契機に  日本赤十字社(以下、日赤)は、明治10(1877)年に起きた西南戦争に際し、佐賀藩出身の佐野常民が敵味方の区別な…

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コロナ第2波に苦しむブラジル

感染者700万人以上 失業率は14%超  新型コロナウイルスの感染「第2波」が南米ブラジルを襲っている。一時は感染ピークが過ぎたと思われたが、ここに来て1日当たりの新規感染者が過去最多を記録しており、政府と各自治体が対応…

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2020年の世界 理解し難い変なこと

 今年、世界で起きた変なことを六つ選び、主観的にコメントしたい。 (1)「米大統領選の大混乱・弟子も泣きたくなる」  トランプ候補に投票した者の73%が「不正選挙でなければ勝っていた」と信じているとか。選挙後そんな大きな…

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中国による有事を想定、日米が合同演習を実施

中国による有事を想定、日米が合同演習を実施

大規模図上演習「ヤマサクラ」を米軍キャンプや健軍・朝霞駐屯地で  陸上自衛隊西部方面隊と米陸軍・海兵隊が参加する日米共同指揮所演習「ヤマサクラ」が12月2日から14日まで健軍駐屯地(熊本市)や朝霞駐屯地(東京都練馬区など…

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「不法移民ゼロ」移民を歓迎するバイデン氏 Illegal no more: Joe Biden readies an immigration welcome mat

 「1人も違法ではない」というのは、流行のTシャツ・スローガンの上を行くものになろうとしている。ジョー・バイデン次期大統領の公約、「公正で人道的な移民制度」創設が実施されるということは、この錯乱したスローガンがいずれ事実…

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大統領選後の米政界再編を占う

エルドリッヂ研究所代表、政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 民主「極左」が新党結成へ 共和・民主両党の中道は合流か  以前に当欄で書いたように、2016年の米大統領選の予備選の時から不正を繰り返した民主党全国委員会は…

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英国でコロナ変異種拡散の懸念 EU各国、往来を次々禁止

ワクチン接種も前倒しへ  英国で新型コロナウイルスの変異種が発見されたことを受け、欧州連合(EU)加盟国の多くが20日、英国との往来を禁止する措置を打ち出した。  フランス、ドイツ、イタリアは英国からのフライトを停止した…

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朝鮮半島2020年回顧 「左派独裁」邁進の文政権、北は経済三重苦に直面

 今年、朝鮮半島は新型コロナウイルスの感染拡大でその対応に追われた一方、為政者たちの行き過ぎた言動などが国内外に波紋を広げた。韓国では文在寅政権による「左派独裁」とも呼ぶべき強権政治が続き、北朝鮮はいわゆる経済三重苦に見…

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金沢発祥の伝統集団演技「若い力」を全国に配信

金沢発祥の伝統集団演技「若い力」を全国に配信

 石川県金沢市では、市内の小学校で70年以上受け継がれている集団演技「若い力」をネット配信し、「コロナ禍を乗り越える元気を全国に届けよう」というプロジェクトを起こした。映像には、ご当地アイドルグループを起用し、彼女たちの…

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座間事件裁判、「罪と罰」から逃避し死刑判決への意思表示をしない朝毎

◆極刑以外の結論なし  「罪と罰」は古代からのテーマだ。紀元前17世紀のハムラビ法典には「目には目を、歯には歯を」とある。奪ったものと同じものをもって報いる。これが罪刑法定主義の起源とされる。ロシアの文豪、ドストエフスキ…

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日本的個人主義のススメ

NPO法人修学院院長 久保田 信之 関わり合い深め自由確立 慈愛と感謝で寄り添う関係を  私は長年、家庭裁判所の調停委員として、多くの夫婦間のトラブル、さらには親子や親族間の争いを「傍観者とは違う調停者の立場から」深刻に…

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