小林 道憲 2021/1/03 写真|Viewpoint|中国 [会員向け]
哲学者 小林 道憲
『孫子』というよく知られた兵法書は、今から2500年ほど前、中国春秋時代末期の将軍、孫武によってまとめられたものだといわれる。孫子は言う。戦争は国家の大事であり、国民の生死、国家存亡の分かれ道であるから、よくよく熟慮しなければならない。したがって、無駄な戦いを続けて費用をかけてはならない。
戦わずして勝つ「謀攻」
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