ケナンの対中・対日認識を振り返る


櫻田 淳

東洋学園大学教授 櫻田 淳

 米中両国の確執の様相が一層、第2次冷戦として定着していく現今の国際政治情勢を前にして、第1次冷戦初期の米国の対ソ連「封じ込め」政策の立案を主導したジョージ・F・ケナン(歴史学者/1947年当時、米国国務省政策立案室長)の思考は、振り返られるに値しよう。

 ケナンは、77年に著した『危険な雲』書中に次のような記述を残している。


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