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「科学的視点に欠ける」と科学者に紙面上で社説を批判された朝日

◆「脱エンジン車」の愚  科学者による痛烈な朝日批判にお目にかかった。それも産経や保守誌ではなく、当の朝日紙上で、だ。  「電気自動車用バッテリーは生産段階で大量のCO2(二酸化炭素)を排出する。にもかかわらず脱エンジン…

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それでも民主主義体制の優位揺らがず

東洋学園大学教授 櫻田 淳 米の混乱は「再生」の萌芽 欧州指導者は峻厳な対中認識  1月6日午後(米国東部時間)、2020年米国大統領選挙結果を確定させる米国連邦議会上下両院合同会合の最中、ドナルド・J・トランプ(米国大…

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新型コロナウイルス変異種出現で前向きな取り組み強調した女性自身

◆遺伝子追究は限定的  年末年始にかけ、英国や南アフリカの型と異なる新型コロナウイルスの新たな変異種が日本でも検出された。これらは感染力が強い英国型と共通の変異があることまでは分かっているが、遺伝子配列の追究も限定的で、…

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バイデン次期米政権人事の葛藤

アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき 多様性を反映、経験も豊富 ランプ支持者が嫌悪する集団  今月20日の米新政権発足に向け、次期大統領ジョー・バイデンは次々と人事を発表している。経験豊かで能力の高い…

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海外指導者が米ソーシャルメディアの言論封じ込めを憂慮 Global leaders of all stripes alarmed at social media silencing

 米国のソーシャルメディア大手がトランプ大統領をプラットフォームから排除したことに、世界の指導者たちから非難の声が上がっている。トランプ氏に対する個人的見解にかかわらず、ツイッターやフェイスブックなど米国の「ビックテク」…

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地球温暖化に警鐘鳴らし脱炭素化の広報番組的なNHKスペシャル

◆温暖化も「緊急事態」  新型コロナウイルスの緊急事態宣言が年明け早々に再発令され、コロナ対策で変容した社会が日常となる中、9日放送のNHKスペシャル「2030ミライの分岐点」シリーズ第1回「暴走する温暖化 “脱炭素”へ…

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ビル・ガーツ氏

コロナ起源で専門家対立 70%は研究所流出を支持

 新型コロナウイルスの発生源を突き止めようと米政府機関が協力して立ち上げた科学者と医療専門家らで作るタスクフォース内で意見が対立、政権交代を間近に控え、結論を公表するかどうかをめぐる議論が暗礁に乗り上げている。  このタ…

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有権者になる韓国「Z世代」

真正性と公正性を重要視  この欄で韓国の世代論を幾つか取り上げたが、何かにつけ流行や世界の流れに敏感で行動が早い韓国で、今や「Z世代」が論じられている。新東亜(1月号)で『Z世代はそんなのではなく』の著者・高スンヨン氏が…

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李明博・朴槿恵「赦免」論の背景

「国民の統合」と「品格」のため 与党代表が口火、野党にも同調者  韓国の朴槿恵(パククネ)前大統領の3年9カ月にわたる裁判が終結した。「国政壟断(ろうだん)」で朴被告は懲役15年と罰金180億ウォン、他の容疑で懲役5年を…

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「お母さん食堂」の名称変更を求める署名運動

《 記 者 の 視 点 》 寛容な心そぐ“ジェンダー教育”  受験シーズンになると、料理する母親を間近に感じられるダイニングで勉強していた長男のことを思い出す。生真面目な性格からか、中学校時代に不登校で、高校は通信制で学…

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議事堂襲撃受け保守派排除の動き ’Progressive purge’: Conservatives decry blacklisting of non-woke speech, figures

 ツイッターからトランプ大統領が排除されたが、連邦議会議事堂襲撃をめぐって公の場からトランプ氏を排除する動きが加速すれば、政治的パージだと考える保守派の反発を招く危険性がある。  襲撃から1週間で、米大企業十数社が、大統…

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ロシア 国産ワクチンへの消えない不安

 ロシアで新型コロナウイルスに対する「世界初」の国産ワクチンの接種が進められているが、その安全性に対する国民の不信と不安は根強い。18日から全国民を対象にした大規模接種を行うことが決まったが、その背景には政治的意図も見え…

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西田天香と維摩居士

悟りより人々の救済優先 一燈園・燈影学園名誉学園長 相 大二郎氏に聞く  京都・山科区に生活共同体の拠点がある一燈園を創始した思想家・西田天香は、仏弟子の中でも特に在家の維摩居士(ゆいまこじ)を尊敬していた。仏教立国を目…

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金正恩氏の思惑 妹降格「米朝決裂の引責」

金正恩氏の思惑 北朝鮮第8回党大会(上) 金正恩氏の思惑 北朝鮮第8回党大会(下) 中国の支援で持久戦覚悟か  党大会では幹部の人事も発表されたが、最も関心を引いたのは正恩氏の妹・与正氏の降格だ。党の最高幹部は約30人い…

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米次期政権 気候問題を外交の中心に

 バイデン次期米大統領は、新設する気候変動問題の大統領特使に上院議員時代からの盟友、ジョン・ケリー元国務長官を充てる。気候変動を国家安全保障や外交政策の中心に据える意思を示した人事だが、同盟国との連携を強めて中国に対峙(…

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ワクチン開発で影響力拡大狙う露

ロシア研究家 乾 一宇 世界に先駆けて接種開始 英製薬大手と共同治験実施も  ワクチンには感染症の発症や重症化を予防する効果がある。昨年末、欧米で相次いで新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった。その皮切りはロシアであ…

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遅れた緊急事態宣言を一斉批判する中、医療体制再構築訴えた日経など

◆政府と自治体の失政  「感染抑制に軸足を移すことをためらい、場当たり的な対応で感染者を急拡大させた末の『切り札』である。菅首相は危機的状況を招いた政治責任を厳しく受け止め、今度こそ、国民のいのちと暮らしを守る責務を果た…

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不手際目立つ沖縄県の新型コロナウイルス対策

不手際目立つ沖縄県の新型コロナウイルス対策

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、昨年末から一部地域で時短営業を要請してきた沖縄県はこのほど、今月11日までとされた期限を31日まで延長した。こうした中、県当局がクラスター(感染者集団)の件数を4割以上少なく発表して…

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バイデン氏は、癒やしの約束を守ってほしい Keep promises of healing, Mr. Biden

 次に大統領になろうとしているすべての人は、大統領執務室に座る初めての日に、党派を超えて接触を図り、上手に振る舞い、米国人全員のために繁栄の道を共同で切り開いていく上で、計り知れない努力をするという約束をする。そういった…

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新たな年に米国の強大化を願う

平成国際大学教授 浅野 和生 中国の世界君臨阻むため 日本は可能な限り対米支援を  去る12月26日、英国の調査研究機関「経済・ビジネス研究センター(CEBR)」が世界193カ国の2035年までの経済予測を公表した。 2…

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「生物兵器への備え急務」 NATO事務総長

 北大西洋条約機構(NATO)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長は12月29日、ドイツ通信(DPA)とのインタビューで、生物兵器の脅威を指摘し、「新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)は、生物兵器が武器として使…

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日本の未来の教育を創る「へき地・小規模校」

日本の未来の教育を創る「へき地・小規模校」

北海道教育大学が教育フォーラムを札幌市内で開催  人口減少、少子化によって学校の統廃合が進んでいる。地方においては一学年一クラスといった小中学校も多く、複式学級とならざるを得ない地域もある。その一方で、「へき地教育は教育…

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新年の各紙社説が憲法に触れぬ中、骨太の改憲論を説いた産経・石井氏

◆「国家像」を示す必要  「我ら日本国民はアジアの東、太平洋の波洗う美しい北東アジアの島々に歴代相(あい)承(う)け…」  中曽根康弘元首相が2005年1月に発表した「世界平和研究所 憲法改正試案」(中曽根試案)の前文の…

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