世界に広がる 中国の都市監視システム


山田 寛

 中国・新疆ウイグル自治区や香港にあふれる監視カメラ。そんなAI都市監視システムが、中国からどんどん輸出されている。強権政治拡大につながるとの懸念も増している。

 英調査会社コンパリテックの昨年夏の報告では、世界の150の大都市に設置されている公的CCTV(閉回路テレビ)監視カメラは、中国製とその他を合わせ約7億7000万台に達した。うち約4億2000万台が中国国内。人口1000人当たりの台数で上位10市のうち3位のロンドン(67台)以外はみな中国だ(東京は1・06台で最少クラス)。今年末には世界で10億台を超えると見られている。


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