絶滅危機の駿河湾サクラエビ


小松 正之

一般社団法人生態系総合研究所代表理事 小松 正之

 サクラエビ漁を抱える静岡県の漁業の衰退は壊滅的である。最盛期の38万㌧(1988年)が現在では29%の11万㌧(2019年)である。日本全体の漁業生産量の減少率33%より大きい。静岡県の川勝平太知事も県行政も委員会を設置はしたが、効果的対策を講じていない。

禁漁水準まで漁獲激減


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ