バイデン氏の当選確定
トランプ氏「政権移行」表明
米議会は7日、米大統領選の結果を確定する上下両院合同会議を開き、バイデン前副大統領(78)の当選が確定した。次期副大統領にはハリス下院議員(56)を選出した。
審議は6日に始まったが、その後トランプ大統領の支持者らが議事堂に侵入したことで、一時中断。日付をまたぎ翌日7日未明に決まるという異例の展開となった。
トランプ氏はバイデン氏の当選確定を受け声明を発表し、「選挙結果にはまったく同意できず、事実は私の主張を裏付けているが、今月20日には秩序立った政権移行が行われるだろう」と表明。その上で「これは大統領の歴史上、最も偉大な1期目の終わりを表す一方、米国を再び偉大にするわれわれの闘いの始まりにすぎない」とも強調した。
会議では西部アリゾナ州と東部ペンシルベニア州の選挙結果に共和党議員から異議が唱えられたが、ペンシルベニアは上院が92対7、下院は282対138で否決。アリゾナも下院は303対121、上院が93対6で異議が否決された。
(ワシントン 山崎洋介)