連載
理想語る力無くなった共産党 筆坂氏
筆坂元日本共産党ナンバー3と田村自民党政務調査会審議役が対談(8) 行き詰まり原点に戻れと主張 田村 筆坂 共産主義社会は理想社会なんだ。何の悩みもない。社会主義の中で、欲とかが削(そ)がれていき、みんな良い人ばっかり…
共産の「暴力」で破防法できた 筆坂氏
筆坂元日本共産党ナンバー3と田村自民党政務調査会審議役が対談(7) 国民にもっときちんと説明を 田村 山下書記局長発言は間違い 戦後の暴力革命に関して、政府は3月22日、日本共産党が現在も破壊活動防止法(破防法)の監視対…
日米安保無くして国を守れるか 田村氏
筆坂元日本共産党ナンバー3と田村自民党政務調査会審議役が対談(6) 憲法改め軍隊保有が本来の方針 筆坂 田村 政策の個別の問題だが、日米安保条約を廃棄して自衛隊解体というのが共産党の本来の主張のはずだが、その辺のところ…
今も日本共産党憲法草案を自慢 筆坂氏
筆坂元日本共産党ナンバー3と田村自民党政務調査会審議役が対談(5) 現行憲法の制定時に反対した党 田村 立憲主義を語る資格がない 筆坂 共産党には立憲主義を語る資格がない。そこまで言うなら、憲法改正を言わなきゃ筋が通ら…
安保法廃止で共産は大失敗も 筆坂氏
筆坂元日本共産党ナンバー3と田村自民党政務調査会審議役が対談(4) 「戦争法」の命名こそ憲法違反 田村 筆坂 政権交代の時の選挙で、共産党は300小選挙区のうち150くらいしか立てていない。何も民主党に協力するために立…
タガをはめられた沖縄県知事 田村氏
筆坂元日本共産党ナンバー3と田村自民党政務調査会審議役が対談(3) 暴力なしの革命はあり得ない 筆坂 幹部会の中などで共産党が政権を握ったら、不破さんとか志位さんが、自分は何々大臣になるとかという話は出たことがあるか。 …
ものすごい書き換えする共産党 筆坂氏
筆坂元日本共産党ナンバー3と田村自民党政務調査会審議役が対談(2) コミンテルン日本支部がルーツ 田村 田村 志位委員長の『綱領教室』という3冊の本を読んでみた。なるほど、批判しようと思えばそういう箇所が満載なんだなと…
共産党は過去の「暴力」認めよ
筆坂元日本共産党ナンバー3と田村自民党政務調査会審議役が対談(1) 民進党、共産と連携で得票激減も 日本共産党で書記局長代行、常任幹部会委員、政策委員長などを歴任しながら離党した元党ナンバー3の筆坂秀世氏(元参議院議員…
エピローグ、課題は国家エゴの克服
ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(11) 東南アジアを旅すると元気が出る。町中が建築現場のような活力や、子供が多く笑顔が絶えない路地裏があるのも一因だが、それだけではない。一番の理由は血縁や地域の絆…
タイ、脱却なるか「中進国の罠」
ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(10) “タイの軍政”が結構、長引いている。クーデターは2014年5月のことだった。新憲法が制定され、総選挙が行われるのは早くて来年夏以降となる。プラユット暫定政権…
カンボジア、三輪タクシーの嘆き節
ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(9) ベトナム最大の商都ホーチミンから午前9時、国際バスは隣国カンボジアに向かって出発した。料金は12㌦だ。 国境のイミグレで1時間半ほど時間は取られたが、6時間…
ベトナム、ニャチャンビーチの悲哀
ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(8) 国境のラオバオで宿を取った。ベトナムのホテルはどんな安宿でも、タイやラオス、それにマレーシアのように前金ではない。だがチェックイン時にパスポートをフロントに預…
ベトナム、テトで黄金色の大地に
ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(7) ベトナム国境まで走るサバナケット発のバスは午前8時半、出発した。まともなバスがあること自体、20年前を知る記者としては感無量だ。当時は首都ビエンチャンでさえバ…
ラオス、中越の狭間で揺れる政治
ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(6) 大型ショッピングモール「ビエンチャン・センター」の前を、消防自動車がサイレンを鳴らしながら走り去っていく。赤い車体には誰の目にもつくように「中国雲南省寄贈」と…
ラオス、首都のゴールドラッシュ
ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(5) ビエンチャンの土を初めて踏んだのは、メコン川に橋も架かっていなかった四半世紀前のことだ。赤味噌(みそ)色のメコン川は、タイのノンカイから小船で渡った。国立銀行…
ラオス、中国の南下鉄路完結へ
ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(4) ラオスの首都ビエンチャンを訪問するのは3年ぶりだ。人口70万人の小都市ながら、時代の大波に洗われている。 まず目に付くのはATMだ。携帯の普及で公衆電話が消…
ミャンマー、旅は時にオチがつく
ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(3) マンダレーから仏教遺跡として名高いバガンを目指そうとバスを探した。こうした時は、バスターミナルが近くにありそうでも、むやみやたらに歩いて探してはいけない。結構…
ミャンマー、軍が兵舎に帰る日
ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(2) ミャンマーの首都ネピドーの僧侶ナンディース氏(30)に、ヤンゴンからネピドー遷都の理由を尋ねた。 満天下の星空が広がるオープンカフェで、1杯200チャット(…
ミャンマー、最後のフロンティア
ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(1) 東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国を統合するASEAN共同体が昨年末、発足した。総人口約6億2000万人、域内の国内総生産(GDP)2兆5700億㌦(約…
袋小路の中国経済、住宅2千万戸が売れ残り
2016 世界はどう動く-識者に聞く(25) 評論家 石平氏(下) 本当に不動産バブルは破裂したのか。 現在、不動産は売れないから在庫が増えている。中国全体では20億平方㍍の住宅売れ残りがある。1軒、100平方㍍として…
鍵握る軍人事、習氏「改革」掲げ胡派に反撃
2016 世界はどう動く-識者に聞く(24) 評論家 石平氏(中) 来年の共産党大会が問題となる? そこが天下分け目の天王山だ。江沢民派が追いつめられた後、胡錦濤派と習近平派の雌雄を決する本格戦争になる。習主席も自分は…
中国権力闘争の行方、最後に笑うのは胡錦濤氏
2016 世界はどう動く-識者に聞く(23) 評論家 石平氏(上) 「ハエもトラもたたく」という反腐敗運動をてこに、習近平政権が江沢民派を追い落としつつある。 最後に笑うのは胡錦濤前主席だ。 今の時点で習主席がやって…
クルド問題が試金石に
多難な年明けのトルコ(6) それでも憲法上の国是は世俗主義だから、国民の中にはエルドアン大統領と与党・公正発展党(AKP)が進めているイスラム主義に、鋭い批判・糾弾をする勢力も根強く存在する。若者の中には、トルコ社会が…