連載 rss

議長国の利生かし演出

伊勢志摩サミット検証(下) 外交実績携え参院選へ  伊勢神宮内宮の宇治橋で首脳を迎えてスタートした主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)は広島の原爆ドームに向かう安倍晋三首相とバラク・オバマ米大統領の後ろ姿で終わった。会場と…

続き

伊勢志摩サミット検証、同床異夢のG7各国

伊勢志摩サミット検証(上) 対中露政策での結束が鍵  主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)は、紛争、テロ、難民などの国際的な問題への「取り組みを主導する特別な責任」を確認して閉幕した。複雑化する国際環境に日本が今後どう対応…

続き

伊勢志摩サミット、「法の支配」強調の意義大きい

 主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)は成果をまとめた首脳宣言を採択し、2日間にわたる協議が終了した。  先進7カ国(G7)が、強引な海洋進出を続ける中国を念頭に「法の支配」を強調した意義は大きい。 中国の海洋進出念頭に …

続き

G7はパリ協定の早期発効へ結束示せ

 8年ぶりの日本開催となる主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)が開幕した。世界経済やテロ対策、海洋安全保障などについて先進7カ国(G7)首脳が討議する。  このほか地球温暖化対策も主要議題の一つであり、きょう議論の場が持た…

続き

伊勢志摩サミット、オバマ氏の「広島訪問」に劣らぬ成果出せるか

伊勢志摩サミットの焦点(下)  「世界で唯一の戦争被爆国の首相である私と、世界で唯一核兵器を使用した国の指導者が共に犠牲者に哀悼の誠を捧(ささ)げる、それが『核のない世界』に向けての一歩になると信じている」  安倍首相は…

続き

世界経済、財政で独英の協調実現するか

伊勢志摩サミットの焦点(中)  減速懸念が強まる世界経済の持続的成長にどう対応するか――。主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の重要議題の一つである。  その地ならしとして開かれた先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議…

続き

伊勢志摩サミット 外交安保、 「南シナ海」で対中結束なるか

伊勢志摩サミットの焦点(上)  安倍晋三首相が議長を務める主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)が26、27の両日、三重県志摩市で開かれる。不透明な世界経済の先行きやテロ・難民問題、南シナ海の海洋安全保障などについて、普遍的…

続き

世代交代より安定統治

3代世襲“完成” 北朝鮮第7回党大会(下) 「中長期政権」に現実味も  「党委員長という呼称はしっくりこないが、朝鮮労働党のトップとして新しいポストに納まることで独自色を出そうという思惑がにじんでいる」  北朝鮮で開かれ…

続き

「金日成・金正日主義化」を連発

3代世襲“完成” 北朝鮮第7回党大会(上) 金正恩氏2日がかりで「事業総和報告」  北朝鮮で36年ぶりに開かれた朝鮮労働党大会。すでに絶対権力化しつつあった最高指導者の金正恩氏はなぜこの時期に最大の政治イベントを開いたの…

続き

書記室長との話「言えない」

検証 元料理人 藤本氏の再訪朝(下) 再会を妻子手放しで喜べず?  北朝鮮の金正日総書記の元専属料理人だった藤本健二氏(仮名)は今回の訪朝で初日に最高指導者の金正恩第1書記と会ったほかは翌日以降、家族と金チャンソン書記室…

続き

国家維持のため軍隊は不可欠

憲法改正 ここが焦点(6) 日本大学名誉教授 小林宏晨氏(下) 憲法と現実との乖離(かいり)を埋める改正が必要ではないか。  憲法改正の必要性は私もずっと前から認めてきた。  憲法を改正、改定するやり方は三つある。一つは…

続き

教育でWGIPの影響脱却を

憲法改正 ここが焦点(5) 日本大学名誉教授 小林宏晨氏(上) 今、憲法改正するとしたら焦点はどこになるか。  憲法改正の目的として四つばかりある。  一つは安全保障。普通の国家並みの安全保障を共有できるための改正だ。も…

続き

金第1書記「フジモトは政治家みたい」

検証 元料理人 藤本氏の再訪朝(上) 妹・与正氏を「宣伝扇動部副部長」と自ら紹介  北朝鮮の金正日総書記の元専属料理人だった藤本健二氏(仮名)が今月12日から23日まで3年8カ月ぶりに訪朝した。日本人拉致問題の解決に向け…

続き

不毛の9条論議やめ2項を正せ

憲法改正 ここが焦点(4) 第3代統合幕僚長 折木良一氏(下) 安保法制も憲法のギリギリのところに位置するので、現場としては判断に悩む状況が生じる可能性がある。やはり憲法改正は必要か。  憲法第9条2項の解釈について学者…

続き

緊急事態条項、大震災に必須

憲法改正 ここが焦点(3) 第3代統合幕僚長 折木良一氏(上) 自衛隊は東日本大震災に続き熊本の救援活動でも極めて大きな役割を果たしている。東日本大震災で浮かんだ課題は何か。  未曽有の大震災に対し国の体制を整えるのに時…

続き

平和国家構築への必須条件

憲法改正 ここが焦点(2) 静岡県立大特任教授 小川和久氏(下) 護憲派は、日本がずっと戦争することなく平和国家でいられたのは現行憲法のおかげだというが。  そんなことはない。日米同盟を選択した結果だ。戦後、米国の同盟国…

続き

「前文」に反する9条は憲法違反

憲法改正 ここが焦点(1) 静岡県立大特任教授 小川和久氏(上)  今年、日本国憲法は連合国軍占領下の公布から満70年を迎える。既に公布当時とは劇的に変化した内外情勢と憲法条文との乖離(かいり)が多くの弊害を生んでおり、…

続き

親北派が「偽装」し当選

韓国総選挙ショック(下)  南東部・蔚山広域市の日本海側に突き出した地域をタクシーに乗って走ると、延々と続く外壁で囲まれたとてつもなく広い敷地が2カ所見えてくる。北区にある現代自動車蔚山工場と東区にある現代重工業の造船所…

続き

「志位意見」全否定する不破氏 筆坂氏

筆坂元日本共産党ナンバー3と田村自民党政務調査会審議役が対談(12) 人を許容しない体質も問題だ田村 OKになったためしがない  田村 不破前議長や志位委員長に関して何かエピソードは。  筆坂 宮本顕治時代からそうなのだ…

続き

運転手、コック常駐の不破邸 筆坂氏

筆坂元日本共産党ナンバー3と田村自民党政務調査会審議役が対談(11) 自民党には別荘なんてない 田村  田村 共産党の皆さんは皆平等で同じものを食べているのかなと思ったら、兵本達吉さんが月刊誌『WILL』に、共産党の熱海…

続き

韓国総選挙ショック、消えた与党大統領候補

韓国総選挙ショック(上)  「深く反省し、自粛し、省察する時間を持ちたい」--今回の韓国総選挙で注目区の一つに挙げられていたソウル市鍾路区。与党セヌリ党の公認候補として出馬し、第1野党「共に民主党」の重鎮、丁世均氏に敗れ…

続き

16年同じ人がトップは不思議 田村氏

筆坂元日本共産党ナンバー3と田村自民党政務調査会審議役が対談(10) 集中制だけで民主主義がない 筆坂  筆坂 自民党のある都議会議員が、共産党は護憲政党を装っているが、本当にそうなのかと質問した。そして、憲法制定議会で…

続き

「国民連合政府構想」に打算も 筆坂氏

筆坂元日本共産党ナンバー3と田村自民党政務調査会審議役が対談(9) トップのセリフと全部が一緒 田村  筆坂 民主連合政府が現実味があったのは70年代だけ。なぜかというと日本社会党があったから。実際に、東京、名古屋、京都…

続き