連載
軍・秘密警察へ働き掛けを 韓国治安政策研究所上級研究官 柳東烈氏(下)
2014世界はどう動く識者に聞く(11) 北の変化 ――ナンバー2粛清という大事件を経た今年の金正恩体制をどう展望するか。 傍目(はため)には安定しているように見えるが、それは極端な恐怖政治に基づくものだ。金第1書記…
張氏の自信過剰が仇に 韓国治安政策研究所上級研究官 柳東烈氏(上)
2014世界はどう動く識者に聞く(10) 北ナンバー2粛清 ――昨年12月、北朝鮮ナンバー2の張成沢・朝鮮労働党行政部長が粛清された。いろいろ指摘されているが、理由は何だったと見るか。 最高指導者の金正恩第1書記は、…
同胞団評価軌道修正か 元駐米アラブ連盟大使 フセイン・ハッスーナ氏(下)
2014世界はどう動く識者に聞く(9) 米の中東政策 ――米国の、エジプトを含む中東政策の問題点は? 米国は、穏健なイスラム政治が、過激なイスラム主義をコントロールできると考えた。だから米国は、エジプトでムスリム同胞…
暴力否定し政治参加を 元駐米アラブ連盟大使 フセイン・ハッスーナ氏(上)
2014世界はどう動く識者に聞く(8) ムスリム同胞団 ――ムスリム同胞団をどう評価しているか。 ムスリム同胞団はエジプトで1928年に設立された。これは宗教運動だが、政治的な側面も持っており、エジプトから多くの国に…
新憲法で市民国家建設を エジプト「改革発展党」党首 アンワール・エスマット・サダト氏
2014世界はどう動く識者に聞く(7) エジプト情勢 ――ムスリム同胞団主導のモルシ前政権が残した教訓は何か。 モルシ政権の最も大きな失政は、自分の勢力以外の勢力を排除したことだ。しかし現暫定政権も同じような失敗を…
米の譲歩で中東不安定化 米安全保障政策センター上級研究員 フレッド・フライツ氏(下)
2014世界はどう動く識者に聞く(6) イラン核問題 ――オバマ政権の下で米国の国際的影響力が低下している。 オバマ大統領にとって外交問題は優先課題ではなく、ナイーブで経験不足のアドバイザーたちがオバマ氏を取り巻いて…
危険なブースト型核開発 米安全保障政策センター上級研究員 フレッド・フライツ氏(上)
2014世界はどう動く識者に聞く(5) 北朝鮮情勢 ――北朝鮮・金正恩第1書記の義理の叔父で事実上のナンバー2だった張成沢氏が粛清された。 張氏は若い正恩氏を支える「摂政」として、国家を運営していくものとみられていた…
秘密保護法は情報共有を強化 元米国防次官補 ウォレス・グレグソン氏(下)
2014世界はどう動く識者に聞く(4) 安倍政権 ――日本で特定秘密保護法が成立したが、どう評価する。 この法律により、日米間の情報共有を妨げてきた一つの障害が取り除かれた。米国側から見た場合、機密を漏らした者への罰…
米軍と自衛隊の一体化を 元米国防次官補 ウォレス・グレグソン氏(上)
2014世界はどう動く識者に聞く(3) 日米同盟 ――中国が沖縄県・尖閣諸島を含めた東シナ海上空に防空識別圏を設定した。 オバマ米政権は、威圧や力で一方的に現状を変更するいかなる試みにも反対するとの立場を明確にしてい…
レーガン流「力の抑止」を 元米上院議員 ジェームズ・タレント氏(下)
2014世界はどう動く識者に聞く(2) 対中政策 ――東シナ海に防空識別圏を設定した中国の行動をどう見る。 防空識別圏設定は沖縄県・尖閣諸島だけでなく、東・南シナ海で中国が見せている行動の延長線上にある動きだ。問題と…
米の主導的役割を軽視するオバマ政権 元米上院議員 ジェームズ・タレント氏(上)
2014世界はどう動く 識者に聞く(1) 米国の影響力低下の中で、東アジアの緊張や混迷を深める中東など今年の世界の動向を、識者に分析し展望してもらった。 オバマ外交 ――オバマ政権の下で米国の国際的影響力が低下してい…
子供を国際ビジネスから守れ
予防という名の人体実験「子宮頸がんワクチン被害」を追う(17) 先月24日、東京・湯島の全労連会館で行われた「国民の医薬シンポジウム」で子宮頸(けい)がんワクチンの問題に関する講演の前に、「医薬品の安全性確保とTPP」…
「海外」根拠に市議会無視
予防という名の人体実験「子宮頸がんワクチン被害」を追う(16) 田村憲久厚労相は定例記者会見で17日、記者から、25日の副反応検討部会に向けての見解を問われた。 厚労相は、いろいろな症例を検証しながら、実数がどれくら…
子宮頸がんワクチン勧奨は「時代に逆行」の声
予防という名の人体実験「子宮頸がんワクチン被害」を追う(15) 「全国子宮頸癌ワクチン被害者連絡会」の松藤美香代表は、ネットで子宮頸がんワクチン接種中止の署名活動中だ。ブログ「みかりんのささやき」から参加できる。 最…
ワクチン後進国というウソ
予防という名の人体実験「子宮頸がんワクチン被害」を追う(14) この8月、東京・世田谷区の国立成育医療研究センターで「ワクチンギャップを考える」というシンポジウムが開かれた。主催は朝日新聞。 杉並区で最初の子宮頸(け…
子宮頸がんワクチン全接種者調査の結果を批判
予防という名の人体実験「子宮頸がんワクチン被害」を追う(13) 神奈川県海老名市で14日午後、第9回市民公開シンポジウム「子宮頸(けい)がんについて」が開かれた。150人を収容する区役所の会場には若い母親の姿が目立った…
副反応被害無視の便益計算
予防という名の人体実験「子宮頸がんワクチン被害」を追う(12) このほど、東京女子医大の非常勤講師が、英ワクチン・メーカー「グラクソスミスクライン(GSK)」の課長でありながら、それを隠し、子宮頸(けい)がんワクチンを…
研究論文、英製薬会社「グラクソスミスクライン(GSK)」の影響下
予防という名の人体実験「子宮頸がんワクチン被害」を追う(11) 11月24日に全労連会館で開かれた「『子宮頸(けい)がん予防』ワクチンの必要性・安全性・有効性」シンポジウムでは、子宮頸がんワクチンの副反応の原因が、ワク…
巧妙にセットで子宮頸がんワクチン接種義務化
予防という名の人体実験「子宮頸がんワクチン被害」を追う(10) 6月14日に開かれた厚生労働省の副反応検討部会(桃井眞里子座長)では、接種の積極的勧奨の一時中止の方法をめぐり、さまざまな視点で意見が交わされた。 なか…
利益相反著しい副反応検討部会
予防という名の人体実験「子宮頸がんワクチン被害」を追う(9) 6月14日、第2回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会が、厚生労働省12階の会議室で行われた。 子宮頸(けい)がんワクチンの副反応が多発し…
遠のく北朝鮮の中国式改革・開放
張成沢氏失脚 ~北で何が起きたか~(下) 権力闘争の行方占う2周忌 「張成沢は北朝鮮権力中枢にいる人物の中で比較的、合理的発想の持ち主だ」 1997年に韓国に亡命した北朝鮮の黄長燁・元朝鮮労働党書記は生前、周囲にこう…
北で何が起きたか(上) 遺言に従い金第1書記が命令?
張成沢失脚 ~北で何が起きたか~(上) 党組織指導部が深く関与 北朝鮮で8日、最高指導者・金正恩第1書記が主催し朝鮮労働党中央委員会政治局拡大会議が開かれ、失脚説が流れていた張成沢党行政部長について「反党反革命的分派行…
神奈川県大和市が子宮頸がんワクチン接種中止の口火
予防という名の人体実験「子宮頸がんワクチン被害」を追う(8) 神奈川県大和市は、鎌倉市を上回る人口23万を擁するが、市のカラーづくりはこれからだ。 大和という名前は、村が合併し新たに市の名前を決めるとき、意見がまとま…