連載 rss

未解決の「平和の礎」詐欺、急がれる戦死者数の訂正

歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (48)  昨年4月5日から始まった連載は今日で終わる。  その目的は、①生前、理由(いわれ)なき“軍命”で苦しまれた赤松嘉次さんと梅澤裕さんのご両名の汚名を雪…

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全戦没者20万人の起源、誤謬を重ね死者増やす

歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (47)  1946年1月15日、アメリカ海軍軍政府は沖縄本島の人口調査結果を発表した。32万6625人であった。沖縄諮詢(しじゅん)会は44年2月の沖縄本島の…

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北の密輸網を放置する日本

どう動く米朝 国連北朝鮮制裁委員会元専門家パネル委員 古川勝久氏(下) 国連安全保障理事会北朝鮮制裁委員会の専門家パネルが最近、年次報告書を公表したが、注目点は。  深刻な制裁逃れの手法として主に3分野ある。一つは、海運…

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信頼構築へ「接点」増やせ

どう動く米朝 国連北朝鮮制裁委員会元専門家パネル委員・古川勝久氏(中) 2回目の米朝首脳会談では、北朝鮮が制裁解除を強く求めた。北朝鮮は会談で制裁緩和の突破口を開きたかったのか。  それは間違いない。シンガポール会談では…

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大統領選の展望が行方左右

どう動く米朝 国連北朝鮮制裁委員会元専門家パネル委員・古川勝久氏(上)  ベトナム・ハノイで先月開催された2回目の米朝首脳会談を受け、米朝は今後どう動くか。国連北朝鮮制裁委員会元専門家パネル委員の古川勝久氏に聞いた。(聞…

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2紙に40ページの戦死者広告 杜撰な名簿、生存者の名も

歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (46)  つい先日の3月11日、筆者は沖縄県議会に陳情書を提出した。その内容は、「平和の礎(いしじ)」の発想は筆者の“沖縄戦メモリアル”の完全盗作であり、強奪…

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繰り返された県民投票、愚民迎合より悪質な詐欺

歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (45)  「反戦政治家・大田昌秀氏の正体」と表紙を飾るセンセーショナルな特集記事が出た。ほかでもない、1996年10月号の「文藝春秋」だ。取材班は作家の真神博…

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日米で核・拉致包括解決推進

米朝決裂 (4)  安堵(あんど)と戸惑い。2回目の米朝首脳会談が事実上の決裂で終わったことに対し、日本政府が最初に示した反応だ。  トランプ米大統領が金正恩朝鮮労働党委員長の中途半端な非核化案で妥協しなかったことへの安…

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人権問題「棚上げ」に批判も

米朝決裂 (3)  トランプ米大統領は、金正恩朝鮮労働党委員長との2度の米朝首脳会談を通し、トップ同士が個人的な親密な関係を築くことで、北朝鮮の非核化を導こうとした。その中で、トランプ氏がかつては声高に非難していた北朝鮮…

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北も揺さぶる異端大統領

米朝決裂 (2)  トランプ米大統領は北朝鮮の非核化を諦めたのではないか――。ベトナム・ハノイでの2回目の米朝首脳会談が近づくにつれ、こんな見方が広がった。トランプ氏が非核化を「急がない」と繰り返し、「(核・ミサイル)実…

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急所突かれた北朝鮮

米朝決裂 (1)  予想外の決裂に終わった2回目の米朝首脳会談。今後、最大の懸案である北朝鮮の非核化や北東アジア情勢にどのような影響が出てくるのか。米朝両国と関係周辺国の立場から探った。 寧辺以外の核施設指摘 制裁緩和な…

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全て並列表記の『新沖縄戦』、理解不能な林博史氏の説明

歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (44)  筆者はここまで、自分の体験を基に、琉球新報、沖縄タイムスをはじめとする報道機関と報道人、学者、文化人がいかに腐敗し、沖縄戦を歪(ゆが)めてきたか、赤…

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文政権で状況一変、太氏の著書出版に圧力

金正恩体制を斬る 太永浩・元駐英北朝鮮公使に聞く (4)  太永浩氏が脱北直前までいた駐英北朝鮮大使館の外交官たちは、他の欧州駐在外交官たちとは違い、北朝鮮がミサイル発射や核実験などの武力挑発をしても滞在国政府から国外退…

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兄・正男氏暗殺、「白頭血統」継承へ決行

金正恩体制を斬る 太永浩・元駐英北朝鮮公使に聞く (3)  金正恩朝鮮労働党委員長は権力固めの過程で近親者粛清を厭(いと)わなかった。叔父の張成沢氏が処刑(2013年)され、異母兄の金正男氏も暗殺(17年)された。  「…

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対日拉致交渉、米と核決着するまで蓋

金正恩体制を斬る 太永浩・元駐英北朝鮮公使に聞く (2)  安倍晋三政権の外交課題で最優先に位置付けられてきた北朝鮮による日本人拉致問題の解決。被害者再調査などを約束した2014年5月のストックホルム合意で進展が期待され…

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米朝ハノイ会談、非核化せず核軍縮目指す

金正恩体制を斬る 太永浩・元駐英北朝鮮公使に聞く (1)  今月27、28日にベトナムのハノイで開催される2回目の米朝首脳会談を前に、韓国に亡命した元駐英北朝鮮公使の太永浩氏が世界日報の取材に応じた。太氏は、北朝鮮が非核…

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軍命説の誤り認めた谷川氏 、『うらそえ文藝』で真実知る

歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (43)  2009年5月、『うらそえ文藝』という年1回発行の文芸誌が慰霊の特集を組んだ。それは全国的な反響を呼び、売り切れとなった。だが、沖縄では沖縄2紙は一…

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消えた初版の「まえがき」、証言と食い違いも

歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (42)  ここ数回にたって、曽野綾子さんの『ある神話の背景』についてその概要を紹介してきた。渡嘉敷島の住民の「玉砕」すなわち「集団自決」について、「極悪人赤松…

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中国に「宣戦布告」した米

米中新冷戦 第3部 識者インタビュー (25) 拓殖大学海外事情研究所教授 澁谷司氏 米中新冷戦は、どの程度続くことになるのか。  短期で終わると思う。昨年10月4日のペンス米副大統領の演説は「現在版ハル・ノート」だった…

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科学強国・中国は人類の悪夢

米中新冷戦 第3部 識者インタビュー (24) 評論家 黄文雄氏 米中関係は、これから新冷戦時代を迎えることになるのか。  冷戦という言葉は、的確ではない。米中は互角のパワーを所持しているわけではないからだ。米国の力は圧…

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重要性増すインドの役割

米中新冷戦 第3部 識者インタビュー (23) 米ハドソン研究所研究員 長尾賢氏 米中対立の中でインドの役割をどう見る。  インドの存在は、日米にとって中国との軍事バランスを維持する上で有益な側面が三つある。一つは、日米…

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沖縄戦史捏造の原因 『鉄の暴風』をうのみに

歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (41)  1970年9月、赤松嘉次氏と元部下の沖縄訪問から半年後、大阪のホテルで一つの会合が開かれた。第3艦隊の報告会であった。そこで曽野綾子さんは、初めて事…

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サイバー諜報に米が激怒

米中新冷戦 第3部 識者インタビュー (22) 日本安全保障・危機管理学会上席フェロー 新田容子氏 中国に対する制裁関税など、知的財産をめぐり米国側の被害感情がかなり強いが。  米通商代表部(USTR)は昨年3月、米通商…

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