北も揺さぶる異端大統領


金正恩朝鮮労働党委員長

米朝決裂 (2)

 トランプ米大統領は北朝鮮の非核化を諦めたのではないか――。ベトナム・ハノイでの2回目の米朝首脳会談が近づくにつれ、こんな見方が広がった。トランプ氏が非核化を「急がない」と繰り返し、「(核・ミサイル)実験がない限り、われわれは幸せだ」とまで言い放ったからだ。

 保守系シンクタンク、フーバー研究所のマイケル・オースリン研究員は、会談当日の先月27日付ウォール・ストリート・ジャーナル紙への寄稿で「トランプ氏は北朝鮮の核兵器を受け入れたように見える」とし、北朝鮮との関係正常化を優先する方向に舵(かじ)を切ったと分析した。


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