連載
「社の方針」で連載中止、表現の自由奪った新報
歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (37) 1996年6月に筆者が発表した「沖縄戦ショウダウン」の中で、沖縄タイムスの『鉄の暴風』を徹底的に批判したことがあった。その時、タイムスとライバル関係…
大江・岩波裁判の誤算、訴えるべきは『鉄の暴風』
歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (36) 集団自決訴訟「大江・岩波」裁判は『鉄の暴風』と沖縄タイムスも被告として訴えるべきだったが、原告側の不手際で「大江・岩波」の勝利に終わった。 裁判の…
南北が反日共闘行事、訪朝要請に鳩山元首相前向き
迷走する北非核化 (下) 今年の新年辞で北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が打ち出した対話路線は、韓国・文在寅政権が検証もせずこれを無条件に歓迎することで、北非核化の進展があいまいなまま韓国と北朝鮮が歩調を合わせ米国に制裁…
親北史観根強い韓国、軍の教育も対北より反日
迷走する北非核化 (中) 先月、北朝鮮による韓国進攻で始まった朝鮮戦争(1950~53年)などの展示物があるソウルの戦争記念館で韓国の安保危機を憂う集会があった。元国会議長や国防相経験者らが相次ぎ登壇、北朝鮮に非核化を…
狡猾な金正恩式戦術、ICBM解体ショーも
迷走する北非核化 (上) 北朝鮮の非核化が行き詰まりを見せている。国際社会は今年一年、米国や韓国との首脳会談で約束された非核化進展に期待を抱いたが、逆に開発の手を緩めない実態が暴露された。北朝鮮の思惑や非核化を楽観視し…
頼りがいある男性復活を
人口減少社会を超えて 第3部・識者インタビュー (4) 文藝評論家・日本平和学研究所理事長 小川榮太郞氏(下) 今、若者で結婚したい人は男女とも9割近くいるのに、なぜ結婚できないのか。 男女共同参画社会の実現が叫ばれ、…
極端な個人主義 少子化加速
人口減少社会を超えて 第3部・識者インタビュー (3) 文藝評論家・日本平和学研究所理事長 小川榮太郞氏(上) わが国の急激な少子化、人口減少をどう見るか。 戦後、世界でも類を見ないほど極端な個人主義を、マスコミ、日教…
県史編集委員の狙い、意図的に「集団自決」演出
歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (35) 新沖縄県史の最終章において、沖縄戦編集部長の吉浜忍沖縄国際大学元教授は、1944年3月22日から45年9月7日まで連日の記録を「沖縄戦詳細年表」とし…
「産む性」の正しい教育を
人口減少社会を超えて 第3部・識者インタビュー (2) 元厚生省児童家庭局企画課長 大泉博子さん(下) 大泉さんは「人口省」の創設を提言しているが。 人口政策を新たな社会政策として確立させ、ピンポイントの対策も含め、大…
「人口政策」の重要性明言を
人口減少社会を超えて 第3部・識者インタビュー (1) 元厚生省児童家庭局企画課長 大泉博子さん(上) 2016年に生まれた子供の数(出生数)は97万6千人余で、1899年に国が統計を取り始めて以来、初めて100万人を…
史実確認怠った林教授、日本軍と防衛隊員混同
歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (34) 筆者はバックナー中将の遺族と石原正一郎大尉本人に会い、さまざまな文献に接し、ようやく事の真相に辿(たど)り着くことができた。これが、筆者の沖縄戦に対…
狙いは同性婚の容認
波紋呼ぶLGBT請願(下) 危機感薄い地方、懸念の陳情も LGBT(性的少数者)の権利擁護をうたった「パートナーシップ制度」は2015年に導入した東京都渋谷区を皮切りに、世田谷区、伊賀市、宝塚市、那覇市、札幌市、福岡市…
当事者は条例に否定的
波紋呼ぶLGBT請願(上) 東京都港区アンケート 7割「特に困ったことない」 今年初めに発足した「自治体にパートナーシップ制度を求める会」は5月から6月にかけて、全国27自治体に一斉に、性的少数者の権利保護を求める請願…
バックナー中将の戦死、最後まで前線で兵士鼓舞
歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (32) 筆者はこの連載の冒頭で「最も醜いはずの戦争の中に、最も美しい物語が潜んでいる」と書いた。今回はその一つを紹介しよう。1945年6月18日、南部前線視…
CO2削減へ再エネ最大限導入
原田義昭環境大臣 原田義昭環境大臣はこのほど、世界日報社のインタビューに応じ、気候変動対策には温室効果ガスの抑制が重要だと強調し、排出量削減のため再生可能エネルギーを最大限導入していく意向を示した。(聞き手・岸元玲七)…
ずさんな『新沖縄戦』、両軍トップ戦死の日付に誤り
歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (31) 「集団自決」という言葉は伊佐(大田)良博氏が『鉄の暴風』の中で初めて使用したもので、それまで「玉砕」と当たり前のように使われていた。実際、今でも渡嘉…
革新勢力振るわず、民主党は路線対立の表面化も
検証’18米中間選挙 (下) 今回の米中間選挙で注目を集めていたのが、今年夏以降に社会主義的政策を訴え民主党予備選で台頭した革新勢力だ。 6月にはニューヨーク州の下院予備選で、28歳の新人女性候補、オカシオコルテス氏…
トランプ再選へ課題、穏健派・無党派へ支持拡大必要
検証’18米中間選挙 (上) トランプ米大統領の「信任投票」とされる米中間選挙では、下院は野党民主党が多数派を奪回した一方、上院では与党共和党が過半数を確保し、議席を上積みした。2020年の大統領選に向け与野党が動きだ…
嘘を事実認定する新県史 大田元知事、投降日を捏造
歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (30) 昨年3月、沖縄県は県史『新沖縄戦』を発行した。執筆者は吉浜忍沖縄国際大学教授(今年引退)の指揮下に37人いるが、本の内容は実に杜撰(ずさん)なものだ…
観光のレガシー残す大会に
新閣僚に聞く 櫻田義孝 五輪担当相 櫻田義孝五輪担当相はこのほど、世界日報社を含む報道各社のインタビューに応じ、北朝鮮の東京五輪参加問題、残したい五輪のレガシー(遺産)、大会成功に向けた重点課題などについて語った。 北…
結婚したい若い男女は9割
人口減少社会を超えて 第2部・戦後人口政策の誤り (6) 求められる総合的な支援 作家の山本肇さんが、「戦時中の『産めよ、殖やせよ』のスローガンは旧約聖書の聖句がもとになったもので、本来は富国強兵だけの意味ではなかった…
歴史歪めた歴代知事の責任、「集団自決」に無知な翁長氏
歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (29) 第1次世界大戦が終わり、戦後処理が始まった時、日米軍縮会議が開かれ、「琉球」をどうするか議題に上がった。ドイツ領であった南洋諸島が日本の「管轄下」に…
「少なく産み大事に育てる」が定着
人口減少社会を超えて 第2部・戦後人口政策の誤り (5) 一家団欒より個人的自己実現 第1次ベビーブームのピーク時の誕生270万人(1949年)よりはすこし少ないが、71(昭和46)年から74(同49)年までに年間21…