連載 rss

出生率「1・57ショック」、「独身女性王国到来」と朝日

人口減少社会を超えて 第2部・戦後人口政策の誤り (4)  「『生涯出産』最低の1・57人」  1990(平成2)年の各紙1面に、この統計数字が躍った。前年の89(同元)年は出生率1・57となり、昭和41年の丙午(ひのえ…

続き

人口会議で「子供は2人まで」、警告に逆行する74年決議

 1974(昭和49)年7月、東京・霞が関の国立教育会館で開かれた第1回「日本人口会議」で、子供の出産数の制限を呼び掛け「子供は2人まで」という趣旨の前代未聞の決議がなされた。ほかに人口庁の設置やピル、IUD(避妊リング…

続き

攻守の農業戦略で成長産業に

新閣僚に聞く 吉川貴盛  農林水産大臣  吉川貴盛農林水産相はこのほど、世界日報のインタビューに応じ、日本の農業は環太平洋連携協定(TPP)、日欧経済連携協定(EPA)の発効を控え攻めと守り両面の戦略が必要と強調し、大規…

続き

朝日のサンガー女史礼賛

人口減少社会を超えて 第2部・戦後人口政策の誤り (2) 産児制限が既定路線に  わが国の女性が一生涯で平均何人の子供を産むかの指標は「合計特殊出生率」(以下出生率)と呼ばれる。人口の増減の大きな指標の一つが出生率で、終…

続き

2011年は人口減少社会の始まり

人口減少社会を超えて 第2部・戦後人口政策の誤り (1) 「言葉狩り」で自由な論議封じる  急速に進むわが国の少子高齢化。その出発点には、「子供2人」を国民に要請するなど、長く人口抑制に努めてきた戦後の人口政策があり、社…

続き

沖縄は全体主義的閉鎖社会、曽野綾子氏の予言的指摘

歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (28)  連載第1回で筆者は、1950年8月15日、沖縄タイムス編『鉄の暴風―現地人による沖縄戦記』によって赤松嘉次大尉と梅澤裕少佐は「集団自決」を命じた「極…

続き

アジア睨み戦略的に沖縄振興

新閣僚に聞く 宮腰光寛 沖縄・北方、少子化担当相  宮腰光寛沖縄・北方、少子化担当相はこのほど、世界日報社を含む報道各社のインタビューに応じ、沖縄振興策や北方領土対策、少子化対策などについて語った。 今後の沖縄振興計画の…

続き

社会の亀裂どう克服、愛国心に訴えるトランプ氏

米国の分断 第3部 「自虐主義」の源流 (9)  米国内の党派対立は年々先鋭化しているが、トランプ大統領が進めるあらゆる政策や人事に反対する左翼勢力の抵抗運動は、これまで見たことがないほどの激しさだ。  そもそもトランプ…

続き

変わる公教育の役割、かつては移民の同化を担う

米国の分断 第3部 「自虐主義」の源流 (8)  移民国家の米国は、過去に移民が大量に入ってくる時期を何度か経験してきた。それでも国家としてまとまってきたのは、移民を米国民として同化させることを重視してきたことが大きい。…

続き

移民の政治利用、民主党支持層増やす手段に

米国の分断 第3部 「自虐主義」の源流 (7)  米国で長年、国論を二分する政治・社会論争となっている移民問題。メキシコ国境からの不法移民流入を防ぐ壁建設やイスラム教国からの入国制限を主張するトランプ氏が大統領に就任して…

続き

渡嘉敷島“玉砕”の真実、3人組で20人超を殺害

歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (27)  金城重明牧師は「集団自決」の日から50年後の1995年、一冊の本を高文研から出版した。『集団自決を心に刻んで―沖縄キリスト者の絶望からの精神史』とい…

続き

消える「同化」の伝統、対立助長する「多文化主義」

米国の分断 第3部 「自虐主義」の源流 (6)  「共産主義の悲惨な状況を逃れ、米国にやって来て素晴らしい人生になった。その私が一体どうして米社会の被害者なのか。あり得ない」  米有力保守系シンクタンク、ヘリテージ財団で…

続き

揺らぐ大学の価値、学生に「反米」を植え付け

米国の分断 第3部 「自虐主義」の源流 (5)  「娘とは政治の話ができないのよ。口論になってしまうから」。ワシントン郊外に住む主婦のMさんは嘆いた。日本出身で米国籍を取得しているMさんは、米国人の夫とともに共和党支持者…

続き

偏向する歴史教科書、主要20冊が全て左翼傾斜

米国の分断 第3部 「自虐主義」の源流 (4)  米オハイオ州のデイトン大学教授だったラリー・シュワイカート氏が、共著で『愛国者のアメリカ史』を出版したのは2004年のことだった。教育現場で使われる歴史教科書が左翼の視点…

続き

筋金入りの共産主義者、党員の過去を偽ったジン氏

米国の分断 第3部 「自虐主義」の源流 (3)  故ハワード・ジン・ボストン大学名誉教授の「民衆のアメリカ史」は、マルクスの「階級闘争史観」から米国の歴史を書き直した著作だが、ジン氏は実際、米国共産党に所属していた筋金入…

続き

歪んだ「ジン史観」、邪悪な国と一貫して描写

米国の分断 第3部 「自虐主義」の源流 (2)  米国民の歴史観に大きな影響を与えた故ハワード・ジン・ボストン大学名誉教授の著書『民衆のアメリカ史』。「共産党宣言」の冒頭で「今日までのあらゆる社会の歴史は階級闘争の歴史で…

続き

歴史を書き換えた1冊、人々から国家への誇り奪う

米国の分断 第3部 「自虐主義」の源流 (1)  第1部、第2部では、米国で自国の歴史や現代社会を否定的に捉える風潮を示す事例を紹介した。第3部では、こうした「自虐主義」がなぜ浸透したのか、その背景を探る。(編集委員・早…

続き

証言は金城牧師の後知恵、全国民に責任なすりつけ

歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (26)  金城重明牧師の「家族殺し」の初告白は続く。  <父もその場で死んだ。愛情と殺意が入れ替わり、人間否定に変質して行った(原文のママ)。敵に捕らえられて…

続き

親族「殺した」金城牧師

歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (25) 沈黙破った隠れた主人公  前回、沖縄の新聞やテレビで乱用されている「集団自決」「強制集団死」という並列表記の起源が伊佐良博氏の『鉄の暴風』で使われた造…

続き

「経済成長重視が基本」貫く

懸案にどう挑む 第4次安倍改造内閣 (下)  「最大の課題は国難とも呼ぶべき少子高齢化だ。真っ正面から立ち向かい、全ての世代が安心できる社会保障制度へと改革を進めていく」――。内閣改造を終えた2日夜の会見で、経済政策につ…

続き

党に腹心そろえ改憲の布陣

懸案にどう挑む 第4次安倍改造内閣 (中)  先月20日に総裁連続3選を果たした安倍晋三首相だが、石破茂元幹事長に追い上げられ、圧勝して最後の任期に弾みをつける思惑が外れた。今回の組閣も総裁選で借りをつくった各派閥の意向…

続き

第4次安倍改造内閣 総仕上げへ有力後継競わす

懸案にどう挑む 第4次安倍改造内閣 (上)  安倍晋三首相は9月20日の総裁3選勝利後の記者会見で、内閣改造・党人事について「しっかりとした土台の上で、できるだけ幅広い人材を登用していく」と語った。その言葉通り、今回の人…

続き

意味のない並列表記 、「集団自決」は「玉砕」

歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (24)  今、目の前に分厚い本がある。昨年3月発行の『沖縄県史(新版)沖縄戦』だ。翁長雄志知事(当時)は発刊の言葉で「本書が平和の創造への一助となることを期待…

続き