人口会議で「子供は2人まで」、警告に逆行する74年決議


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 1974(昭和49)年7月、東京・霞が関の国立教育会館で開かれた第1回「日本人口会議」で、子供の出産数の制限を呼び掛け「子供は2人まで」という趣旨の前代未聞の決議がなされた。ほかに人口庁の設置やピル、IUD(避妊リング)公認などの要望も採択された。人口問題研究会、日本家族計画連盟など民間4団体が共催して開かれたもので、旧厚生省や外務省が後援・協賛していた。

 1971~74年は第2次ベビーブームの到来で、出生数がピンポイントで増加。73年にはオイルショックがあって、資源と人口に関する危機感をメディアがずいぶんあおり、人口過剰の弊を盛んに強調した。


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