連載 rss

重鎮・側近で長期政権図る

再改造内閣 始動(上)  安倍晋三首相は3日の自民党役員人事で、幹事長に二階俊博総務会長を据えた。党内には谷垣氏の総裁経験者としての調整力を改めて評価する声が高く、首相は当初、二階氏の留任とともに谷垣氏を続投させる考えだ…

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乗っ取られた香港の民主化運動

中華圏に浸透する同性婚(5) 香港NPO「明光社」の傳丹梅副総幹事に聞く(下) 香港民主派団体の民間人権陣線は毎年7月1日に主催して行う民主化デモでは、同性愛差別撤廃を求める法案制定を掲げてデモを行っている。同性愛者組織…

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「米韓同盟強化」嫌がる中国

迎撃ミサイル配備 韓国の決断(下)  今回のTHAAD(高高度防衛ミサイル)配備発表に伴う周辺国への影響と関連し、韓国メディアがこぞって報じたのが「中国の反発」だった。ある大手紙は「“天安門望楼外交”10カ月で韓中関係が…

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THAAD配備に住民猛反発もいずれ理解か

迎撃ミサイル配備 韓国の決断(中)  「第三者が聞いたら笑うかもしれないが、本当に焼身自殺まで考えた。電磁波の影響もさることながら、THAAD(地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル」)なんてものが来ること自体が許せ…

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北朝鮮の核攻撃にやっと二段構え

迎撃ミサイル配備 韓国の決断(上)  米韓両国は北朝鮮による弾道ミサイル攻撃に備え地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」を在韓米軍に配備すると正式に発表した。韓国の対北ミサイル防衛網はどこまで補強され…

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力強い成長どう実現するか

安倍政権 新たな挑戦(下)  「アベノミクスは道半ば。エンジンをもう一度最大限吹かしていく」――こう訴えた参院選での与党大勝は、やはり、勢いが衰えてきたとはいえ、前の旧民主党政権時よりは経済情勢が格段に良くなった、という…

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憲法改正は熟柿作戦、カギは民進

安倍政権 新たな挑戦(上)  「民進党は安倍政権の間は憲法改正をしないと岡田(克也)代表は言っておられるが、それは建設的な対応とはいえない」  参院選のすべての議席が確定した11日、自民党本部での会見で、安倍晋三首相(党…

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北海道、2議席確保へ熾烈に争う自・民

16参院選 注目区を行く(7)  「私は、知名度はありませんが、市議と道議で20年以上地方政治に携わってきました。何とか国政に送り出してください」―こう叫ぶのは、自民公認の新人・柿木克弘。  北海道は今回の参院選で改選議…

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東京都、自・民、2議席目獲得で苦戦

16参院選 注目区を行く(6)  東京選挙区は、5から6に増えた改選議席を31人で争う最大の激戦区だ。  公示の直前、舛添要一都知事辞任の激震が起きた。しかし、舛添都政を誕生させた自民・公明も対する民進も候補者選びでつま…

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香川県、共産票の上積みめぐり攻防

16参院選 注目区を行く(5)  全国で唯一、1人区での共産党の公認候補・田辺健一が「野党統一候補」として、公明党推薦の自民党現職・磯崎仁彦に挑む。ただ、民進党は5月に推薦候補(県議)擁立を取り下げ共産候補への一本化を実…

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沖縄県、革新共闘にほころびも

16参院選 注目区を行く(4)  普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古沖への移設反対の県民感情を利用し、序盤から優位に戦う無所属新人の伊波洋一を、現職大臣で自民党の島尻安伊子が激しく追う展開になっている。  島尻は公明…

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長野県、ネガキャン繰り出し杉尾批判も

16参院選 注目区を行く(3)  「過去の得票数を合わせれば野党連合の方が多い。それを五分まで戻してきました」  公示日の22日、長野県上田駅前でマイクを握った自民党公認の若林健太は集まった支持者を前にこう胸を張った。 …

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福島市、組織票固め逆転狙う岩城

 先月26日夕、福島市で行われた岩城光英法相の総決起集会の会場は、約2000人の支援者らで埋め尽くされ、熱気に包まれた。そこへ、「ロッキーのテーマ」の入場曲で岩城がスポットライトを浴びながら客席後方から登場すると、大きな…

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宮城県、 共産党が加勢する桜井に自民党が総力

16参院選 注目区を行く(1)  「共産党と組んだと批判するが、共産党と組んで何が悪いのか」。改選数2から1となった選挙区で4期目に挑む民進党の桜井充は開口一番こう訴えた。  梅雨の中休みとなった22日朝の仙台市・宮城県…

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危険なトランプ氏の孤立主義

オバマ外交と次期米大統領の課題(下) 米ペパーダイン大学教授 R・カウフマン氏に聞く 米民主党のクリントン前国務長官が大統領になった場合、外交政策はどうなるか。  オバマ大統領よりはわずかにタカ派になるかもしれないが、大…

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日本の憲法改正を支持する時

オバマ外交と次期米大統領の課題(中) 米ペパーダイン大学教授 R・カウフマン氏に聞く 不安定化するアジアの安全保障環境をどう見る。  第2次世界大戦以降、特にトルーマン、レーガン両元大統領の下でそうだったが、米国は世界の…

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台湾は中国の進出阻止の砦

日米同盟と台湾 海洋安全保障の展望(5) 元統合幕僚学校副校長・海将補 川村純彦氏に聞く 「日台関係基本法」制定に期待 中国が南シナ海で強行している人工島の軍事基地化の次の狙いは何か。  台湾だろう。台湾は中国沿海部の中…

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海自、対潜能力で中国圧倒

日米同盟と台湾 海洋安全保障の展望(4) 元統合幕僚学校副校長・海将補 川村純彦氏に聞く ミサイル防衛態勢整備は急務 仮定の話だが、日中両国が戦えば勝敗はどうなるだろうか。  海軍同士の戦いならば日本が勝つ。中国は徹底的…

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「現状維持」投げ掛けた蔡英文総統

中台関係の行方(上) 淡江大学国際事務戦略研究所 翁明賢所長に聞く 日本版「台湾関係法」に期待  台湾では5月20日、民進党の蔡英文総統が就任した。国民党の馬英九前政権時代に推進した対中傾斜に歯止めをかけ、中台関係の現状…

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サミットに安倍外交結実 米の最も重要な同盟国に

関係深化で広島訪問  5月27日、現職米国大統領として初めて、オバマ大統領は被爆地・広島を訪問した。所感を述べた後、大統領は被爆者代表の2人の元へ歩み寄り、握手をしながら耳を傾け言葉を交わした。それはかつて干戈(かんか)…

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無意味な米海軍の「航行の自由作戦」

日米同盟と台湾 海洋安全保障の展望(3) 元統合幕僚学校副校長・海将補 川村純彦氏に聞く ハリネズミ戦略で対中攻勢へ 中国が岩礁に人工島を造成し、その周辺海域の領有権を主張していることは国際海洋法違反だ。しかし、それでも…

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中国、米軍排除で聖域化狙う

日米同盟と台湾 海洋安全保障の展望(2) 元統合幕僚学校副校長・海将補 川村純彦氏に聞く 人工島の基地機能維持に疑問も 中国は、冷戦の教訓から核抑止力を持つことに血眼になっている。  信頼できる核の抑止力を確保することは…

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中国は信頼できる「核」確保に躍起

日米同盟と台湾 海洋安全保障の展望(1) 元統合幕僚学校副校長・海将補 川村純彦氏に聞く 台湾危機「敗北」教訓に  先の伊勢志摩サミットでは、「東シナ海及び南シナ海における状況を懸念し、紛争の平和的管理及び解決の根本的な…

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