メディア批評 rss

「朝生」パネリスト形無しの靖国参拝問う視聴者アンケート支持7割

◆目立った孤立化批判  未明から早朝にかけて行われる政治テーマを中心にした討論番組「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日)は今年で27年を数える長寿番組だが、スタッフは今回ほど自分たちの番組の影響力の無さを思い知ったことはなか…

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新年経済で景気重視打ち出した読売、日経は消費増税の影響を軽視

◆好循環実現は不可欠  新年が明けた。「アベノミクス」2年目の今年は、デフレ脱却の兆しが見えてきた段階から、自律的景気拡大の道筋が、4月の消費増税の影響を最小限に食い止め、継続していけるかの重要な年である。  各紙の新年…

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元旦社説で安保重視した読・産、国の根幹を論じようとしない朝・毎

◆過剰報道は煽動の類  新しい年を迎えて、新聞の使命を改めて考えてみる。  新聞は「社会の木鐸(ぼくたく)」と呼ばれる。木鐸というのは、木製の舌のある鉄でできた鈴のことで、中国で法令などを人民に宣伝するときに鳴らしたとい…

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「憲法9条改正」問題で安倍政権の真価を問うサンデー毎日の「時評」

◆就任後トーンダウン  安倍晋三首相は、先の衆院選、首相就任前の演説で「自民党が政権公約において、憲法九条改正によって自衛隊を『国防軍』と位置付けるとしたのも、不毛な論争に決着をつけて、歴史の針を進めるために他なりません…

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ラグビーは地デジ、アメフトはBS扱いだが、解説優れたNHK実況

◆難しいルールを説明  正月のテレビ番組は、日本テレビの箱根大学駅伝以外は民放がバラエティーの目白押しで、NHKがスポーツ放送というイメージが定着してきている。  今年もNHK総合は元旦の天皇杯全日本サッカー選手権決勝戦…

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今年も年初から目が離せない子宮頸がんワクチンの副反応被害問題

検討部会を日経詳報  重篤な副反応(投薬による場合の副作用)が出て問題化した子宮頸(けい)がんワクチン接種については、厚生労働省の副反応検討部会(以下、検討部会)が昨年6月14日に「積極的な勧奨を一時、差し控える」と決定…

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沖縄県知事の辺野古埋立承認に虚偽の“総意”で反対する沖縄地元紙

◆地元は続々移設容認  沖縄県の仲井真弘多(ひろかず)知事が政府による辺野古沿岸部(名護市)の埋め立て申請を承認した。これで懸案だった米軍普天間飛行場(宜野湾市)の辺野古移設が大きく前進することになった。  同飛行場は市…

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新年読み解くニューズウィーク特集の予想を上まわる日中韓緊張も

◆研究員の“懸念”的中  安倍晋三首相の靖国神社参拝に中国、韓国が猛反発している。ここまでは想定内だが、米国までが「失望した」と反応し、年末に来て、日本外交にほころびが生じている。   首相の靖国参拝は7年ぶりのこと。前…

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欧米の“同性愛圧力”かまわず首相はソチ開会式に出ろと説く手嶋氏

◆欧米首脳が欠席表明  来年2月7日に開会式を迎えるソチ冬季五輪がとんだ同性愛騒動の舞台になってしまった。世界日報の読者ならご存じだと思うが、今年6月、ロシアで同性愛宣伝禁止法が成立したことに抗議し、米国のオバマ大統領、…

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マスコミの反秘密保護法報道、国民の不安煽るも空振り

浮き彫りになった影響力低下  特定秘密保護法の成立後、安倍政権の支持率が下がった。リベラル左派の大新聞をはじめとしたマスコミは「国民の知る権利の侵害だ!」などと、同法に対するヒステリックなまでの反対キャンペーンを繰り広げ…

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シングル出産もあり?危うい少子化対策

子供へ配慮欠き禍根残す  「文藝春秋」は臨時増刊号として「文藝春秋オピニオン 2014年の論点100」(文春ムック)を出した。社会問題から国際情勢まで、今年起きた時事問題について、今後の進展の予測を含め、専門家の論考を集…

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中国無人探査機の月軟着陸成功に懸念を示す日経社説や読売解説面

◆協調性なく軍が開発  中国の無人探査機「嫦娥3号」が月面への軟着陸に成功した。旧ソ連、米国に次いで3カ国目で、無人探査機の月着陸は旧ソ連の「ルナ24号」以来37年ぶりである。  着陸後、嫦娥3号からは、搭載していた探査…

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国家安全保障戦略の閣議決定めぐり「武器輸出」など誤解を煽る朝日

◆誤解解く読売の解説  朝日と毎日の「暴走」が続いている。暴走とは「他の思惑や周囲の情況を考えないで物事をむやみにおし進めること」(広辞苑)を言う。  特定秘密保護法では「知る権利」ばかりを言い立て、スパイや工作員、テロ…

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超高齢化社会を襲う介護2025年問題に警鐘鳴らす東洋経済など

◆各誌揃ってテーマに  私事になるが、先日の雪が積もった夕方、ある知人宅のマンションを訪問したところ、その駐車場で70代後半の老人に声をかけられた。「妻が車椅子から落ちて動けない。私が持ち上げようにも重すぎて乗せることが…

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アネハヅルのヒマラヤ越えの醍醐味写したNHK「ワイルドライフ」

◆鶴の中で最小の種類  NHKBSプレミアム「ワイルドライフ」が9日、「アネハヅル 驚異のヒマラヤ越えを追う」のテーマで、そのヒマラヤ越えの醍醐味を映像と見事なナレーションで存分に伝えていた。  番組冒頭、いきなり飛び込…

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猪瀬氏辞職に自民が決定打

「自由民主」都知事追及、東京都版で「徹底追及」宣言  自民党の機関紙「自由民主」(12月24・31日号)東京都版は、最終ページのカラー刷りで同版を載せる目立つ扱いだった。火曜日発行の同紙は17日に発行されたことになるが、…

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「マニフェスト選挙」は虚構-プレス民主

「民主党政権失敗の検証」  民主党の機関紙「プレス民主」(11月15日号)が、「民主党政権失敗の検証」(日本再建イニシアティブ著・中公新書)をまとめた日本再建イニシアティブ(船橋洋一理事長)の研究者の話を2㌻見開きで紹介…

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秘密保護法成立で広報を欠いた「自由民主」

「戦前」批判こそ時代錯誤  特定秘密保護法が成立した臨時国会が閉幕して翌9日、安倍晋三首相は記者会見で「丁寧に説明していきたい」と反省の弁を語った。自民党の機関紙「自由民主」は同法案に淡泊だった。法案了承(10月22日号…

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産経ならでは、小紙ならでは、二つの連載・「拉致」と「ワクチン接種」

◆「拉致」は最優先課題  二つの連載を取り上げたい。一つは16日付から掲載された産経の「再び、拉致を追う/第10部 明日への提言」の上、中の2回(18日現在)についてである。  北朝鮮はいつ何が起こるか分からない、何が起…

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婚外子遺産相続で法律婚の重要性を俎上に載せ論調を修正した読売

◆審議での懸念を紹介  先の臨時国会で、婚外子の遺産相続分を嫡出子と同等にする民法改正案が成立した。9月の最高裁判決を受けての措置だが、判決はわが国の家族制度の基礎となっている法律婚への配慮を著しく怠っていた。そうした視…

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反日だけブレぬ朴槿恵韓国大統領に新潮、文春がカウンターパンチ

スキャンダルを攻撃  朴槿恵(パククネ)韓国大統領による日本攻撃が止まらない。先ごろ訪韓したバイデン米副大統領にも日本の「歴史認識で誠意のない態度」を“告げ口”していた。さすがにバイデン氏は反日のあまり中国に入れ込み過ぎ…

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HIV感染リスク者に検査を勧めても献血やめよと言わないNHK

◆危険な男の同性交渉  12月1日は「世界エイズデー」だった。最近、テレビでエイズに関する話題が取り上げられることはめっきり少なくなっていたが、世界エイズデーを前に衝撃的なニュースが流れた。  エイズウイルス(HIV)に…

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5.5兆円の経済対策にも八つ当たりした朝日、軽減税率を説く読売

◆やっと経済に出番が  特定秘密保護法が6日、ようやく制定された。独立国家の一つの体をなすものとして、当然あるべき法律がやっとできたわけである。  本紙8日付社説が指摘するように、朝日、毎日とも、いわゆるゾルゲ事件や西山…

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