増 記代司 rss

自民党改憲案に対し校則への造反を「自由」と持て囃す朝日の憲法観

◆「濫用の禁止」に反発  『生徒人権手帳』(三一書房)という中高校生向けの本がある。国連で児童の権利条約が論議された1980年代に作成され、日教組が盛んに推奨した。何が生徒の「人権」なのかと言うと、こうある。  自分の服…

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文革50年を各紙連載するも検証せぬ朝日は当時の礼賛報道に無責任

◆宗教弾圧等記す産経  鬼瓦ならぬパンダ瓦というのが中国の寺院にあった。文化大革命の余波が残っていた1981年のことだが、上海から浙江省の杭州へと旅をした際、案内してくれた僧侶が見せてくれた。  「文革のとき、軒に葺く丸…

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「子供の貧困」に支援は必要だが「家族の価値」を言わない朝毎の欠落

◆自己責任軽んじるな  原因があって結果がある。その関係(因果性)については古代ギリシャのアリストテレスを始め、多くの学者たちの探求の的だった。現代成功哲学の祖として知られる英国の作家、ジェームズ・アレンによれば、「私た…

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共産と民進との共闘を後押しする朝日一連の憲法シリーズ・コラム

◆国民に遵守求めず?  憲法記念日の3日付朝日には驚かされた。根本清樹・論説主幹が1面肩のコラム「座標軸」の冒頭にこんなことを書いていたからだ。  「喫茶店や居酒屋での勉強会はクイズから始まる。『国民は憲法を守らないとい…

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朝日新聞と中国の深い関係を象徴するような若宮啓文元主筆の客死

◆「闘う社説」手掛ける  朝日で論説主幹や主筆を歴任した若宮啓文氏が日中韓3カ国のシンポジウムに出席するため滞在中だった北京市内のホテルで亡くなった(朝日4月29日付)。享年68歳。突然の訃報だった。  朝日に「アジア共…

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米軍熊本被災地支援に誤報に基づく反オスプレイ報道する朝日など

◆嘆く元海兵隊関係者  「はあー、情けない、情けない。政治的な主張と、災害対応は分けて考えるべきです。少なくとも今くらいは、意味のない議論はやめなさいと言いたいです」  こんな嘆息を漏らすのは東日本大震災で米軍「トモダチ…

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熊本地震の余震が続く中で原発の不安を煽り立てる朝毎などの社説

◆記録的災害続く日本  「地震、雷、火事、親父」。古来、日本人は怖いものの筆頭に地震を挙げてきた。  明治期の『日本災異誌』によれば、允恭(いんぎょう)5(416)年から明治17(1884)年までの間に起こった自然災害の…

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憲法「前文」に国柄書くのは世界の常識と知るべき朝日の自民案批判

◆社会党が嘆いた悪文  現行憲法の前文は「悪文」として知られる。憲法案が審議された第90回帝国議会(1946年)で日本社会党の鈴木義男議員は党を代表して前文に疑問を呈した。  「まことに冗漫であり、切れるかと思えば続き、…

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「子どもの貧困」キャンペーン、「家族価値」触れぬ地元2紙

「子どもの貧困」キャンペーン、「家族価値」触れぬ沖縄の地元2紙

《 沖 縄 時 評 》 貧困の底流に「性の乱れ」  沖縄県では今年に入って「子どもの貧困」がにわかに社会問題化してきた。貧困率が全国最悪とする研究報告などが発表され、地元紙、沖縄タイムス(以下、タイムス)と琉球新報(同、…

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フェミニズム的国連勧告で最高裁に抗い夫婦別姓導入へ誘導する日経

◆頻繁に不適切な勧告  国連憲章を起草した米外交官アルジャー・ヒスがソ連のスパイだった話は有名だが、創設期の国連で忘れてはならないもう一人の人物がいる。国連人権宣言を起草したエレノア・ルーズベルトだ。  彼女はフランクリ…

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教科書検定にマルクス流の「国家は悪者」批判を繰り返す朝、毎、東京

◆領土記述増加に難癖  『疑問だらけの中学教科書』と題する本が出版されたのは、ロナルド・レーガン氏が米国第40代大統領に就任した1981年のことだ。  著者は森本真章氏(筑波大学講師)と滝原俊彦氏(帝京女子短期大学教授)…

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川内原発周辺の放射線量計に事実を理解せず住民の不安を煽る朝日

◆反原発派に偏る朝毎  ノンフィクション作家の門田隆将氏が産経20日付「新聞に喝!」で、「全国紙は福島の復興を望まないのか」と東日本大震災5周年の記事に疑問を突き付けている。全国紙とは毎日と朝日のことだ。  毎日には福島…

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毎日だけ「緊急条項の検討」説いた大震災5年めぐる憲法論議の低調

◆実際起きた緊急事態  東日本大震災から5年、緊急事態への対応が改めて問われている。憲法には緊急事態が起きたときに、どうするかという規定が書かれていないからだ。このことについて政治家でこう言った人がいた。  「これは恐る…

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「赤旗みたい」と共産党員絶賛の朝日・高橋純子氏が“臭い”闘争礼賛

◆「トイレ」云々コラム  かつて朝日に松井やよりという女性記者がいた。  「赤い牧師」として知られた東京山手教会の平山照次牧師の娘で、一家挙げて共産主義に傾倒し、弟は共産党員の反米活動家だった。彼女は同僚の朝日記者から「…

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性差否定するフェミニズム思想の下のLGBT広報に手を貸す産経

◆目を疑う生活面記事  「産経よ、お前もか」。思わずそう言いたくなった。産経らしからぬ記事が26日付生活面に載ったからだ。タイトルには「LGBT支援団体が啓発冊子 医療や福祉を受けやすく」とある。  どんな記事かというと…

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弾道ミサイル実験に北朝鮮の「衛星」を擁護する沖縄タイムスコラム

◆中国さえ「ミサイル」  「号外」が異例のハイペースだという。産経の話だが、同紙の号外(電子版)は今年すでに11枚。ロンドン五輪と衆院選のあった4年前が1年間で63枚だったと言うから、なるほどハイペースだ。長町望・整理部…

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陸自情報収集に「違法性」5人中4人を取り消した二審に朝・読の差

◆「違法」強調する朝日  情報は何事をするにも欠かせない。判断を下したり、行動を起こしたりするための、よりどころとなるからだ。それが安全保障となると、なおさらそうで、より精度の高い情報つまりインテリジェンスが欠かせない。…

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夫婦別姓、LGBTなど多様性を口実にイデオロギー持ち込む毎日

◆衆愚政治に陥る恐れ  1カ月遅れの話を俎上に載せて気が引けるが、毎日の元旦社説は「2016年を考える 民主主義 多様なほど強くなれる」と題し、わが国の政治の在り方を論じていた。毎日の紙面にはこのところ「多様」が乱発され…

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宜野湾市長選情勢分析で志村氏優位を印象づけようとした琉球新報

◆知事共々告発される  「公明かつ適正に行われることを確保し、もつて民主政治の健全な発達を期する」  これは公職選挙法の一節だ(第1条)。選挙が公正でなければ民主政治は成り立たない。当たり前の話だが、沖縄ではかつて社民党…

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緊急事態条項「憲法に必要」90%あった阪神大震災後の95年読売調査

◆21年経た地元紙社説  阪神・淡路大震災から17日で21年を経た。震災が残した教訓の中で次の二つが印象的だった。ひとつは初動態勢の遅れで被害を広げたこと、もうひとつは地域の助け合いで犠牲を最小限に抑えたことだ。地元、神…

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北朝鮮「水爆」実験に外交努力だけ説き軍事を想定しない朝毎、東京

◆軍事を想定する国連  国連憲章にはこんな条文がある。「平和に対する脅威、平和の破壊及び侵略行為に対する行動」  あまり新聞ではお目にかからないので、聞き覚えがないかも知れないが、第7章のタイトルだ。  国連安保常任理事…

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琉球人民党の肩持つ新報 50年代の武装闘争を黙殺

《 沖 縄 時 評 》 民政府の機関紙不許可は適切  「ルビンの壺」という絵をご存じだろうか。黒地の画面に白地で大型の壺(盃)が描かれているが、黒地を図柄としてみると、壺ではなく、向き合った2人の顔に見える。「若い女性と…

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日韓の慰安婦問題最終合意の紙面で朝日は隠した虚偽報道の悪影響

◆「韓国の新聞で」と嘘  2016年が明けた。元旦は例年になく澄み切った空で、都内の高台から初日の出が楽しめた。全国的にも穏やかな日和で、各地の神社や寺に初詣する参拝客の顔は晴れやかだった。  そんな快晴とまではいかない…

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