「子供の貧困」に支援は必要だが「家族の価値」を言わない朝毎の欠落


◆自己責任軽んじるな

 原因があって結果がある。その関係(因果性)については古代ギリシャのアリストテレスを始め、多くの学者たちの探求の的だった。現代成功哲学の祖として知られる英国の作家、ジェームズ・アレンによれば、「私たちがこれまで考えてきたこと(原因)が、私たちを、いまの環境(結果)に運んできた」(『「原因」と「結果」の法則』サンマーク出版)。

 何事も因果性、つまり原因を考えなければ、問題解決の糸口が見つからない。アレンはそう言いたいのだろう。では、「子供の貧困」はどうか。


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