増 記代司 rss

歪な歴史認識でテロ等準備罪を治安維持法の再来のように書く朝日

◆戦前の共産党を美化  ロシア革命をめぐって産経が連載を組んだ。その中で興味深かったのは「皇室銃殺の地に残るメモ」だった(15日付「ロシア革命 100年」上=遠藤良介モスクワ特派員)。  ロシア最後の皇帝、ニコライ2世一…

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戦前の話は「何でも悪」の短絡的な認識で「教育勅語狩り」をする朝日

◆稲田氏に矛先向ける  朝日10日付社説が「教育勅語肯定 稲田大臣の資質を問う」と拳を振り上げている。  稲田大臣とは、稲田朋美防衛相のことだ。学校法人「森友学園」の国有地売却問題をめぐる国会審議で、社民党の福島瑞穂副党…

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「琉球独立勢力」の正体、沖縄の中国圏入りを画策

「琉球独立勢力」の正体、沖縄の中国圏入りを画策

《 沖 縄 時 評 》 妄想の“ユートピア”で扇動  過激派や共産党、中朝など周辺諸国の動向を分析する公安調査庁は今年1月、「2017年 内外情勢の回顧と展望」を刊行し、中国の対日工作の項で「琉球独立勢力」に言及し、注目…

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先入見で「事実」を恣意的に切り取り「伝統的家族」を幻想とした毎日

◆上野氏の家族懐疑論  京都大学名誉教授の佐伯啓思氏はトランプ米大統領と大手メディアの「事実」をめぐる対立を取り上げ、「事実」は切り取り方次第と、朝日紙上で論じている(3日付「異論のススメ」)。  先の大統領選挙では米国…

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家族の絆より「個」を強調し家庭教育支援法案をやり玉に挙げる朝日

◆「個か家族か」の争点  トランプ大統領が保守派活動家らの会合で「(昨秋の大統領選は)保守派の価値観の勝利だった」と演説している(本紙26日付)。それで民主党(現民進党)が政権奪取した2009年総選挙を思い出した。  宮…

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左翼系人物を使い「テロ等準備罪」を治安維持法と同列に置く朝、毎

◆理性欠く記事溢れる  安保関連法を「戦争法」と名付けて左派メディアが猛反対したことは記憶に新しいが、今度は「治安維持法」のレッテル貼りだ。恣意(しい)的かつ理性を欠く記事が新聞に溢れている。「テロ等準備罪」を新設する法…

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PKO日報めぐる統幕長の発言を戦前の「戦線拡大」とダブらせた朝日

◆「戦闘」に野党が矛先  自衛隊は、戦後初めて開発された戦車を、戦車と言わずに「特車」と呼んだ。1961年に配備された「61式特車」だ。なぜ戦車ではだめかと言うと、憲法は戦力の保持を禁じており、自衛隊は軍隊でないから、「…

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「テロ等準備罪」法案に相変わらずの紋切型反対論で難癖付ける東京

◆左派紙による猛反対  テロほど許せない凶悪犯罪はない。爆弾や銃器を使って一般市民を大量に殺傷する。これを断じて防ぐ。このことに異論のある国民はよもやいまい。国際社会の共通課題でもある。その一環で政府は「テロ等組織犯罪準…

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沖縄が「最下位維持」する県民所得の算出基準のずさんさ報じた産経

◆基準違い比較できず  産経24日付の記事には思わず「えっ」と声が出てしまった。政府は各都道府県で計算方式が異なるずさんな県民所得の算出基準を戦後初めて統一する方針を決めたと報じていたからだ。  ということは、戦後70余…

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刑法犯の大幅減に役立った防犯カメラ設置への反対煽った朝日、東京

◆「監視カメラ」と強調  刑法犯は昨年、戦後初めて100万件を下回った(警察庁発表=各紙19日付夕刊)。2002年のピーク時には285万件に上り、「治安崩壊」とまで言われただけに大幅減は慶事である。官民挙げての取り組みの…

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県民調査で「自治権強化」の回答者を”潜在的独立派”とした琉球新報

◆「反日」の流れで分析  沖縄の地元紙、琉球新報が「県民意識調査」の結果を発表した。調査は2001年から5年ごとに実施しており、今回は4回目(昨年10~11月)。地域、年代ごとに行い、質問も多岐にわたる。県民意識の現状や…

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トランプ氏の同盟批判に理解を示し防衛体制の再構築を訴える日経

◆「防衛タブー」えぐる  トランプ米新政権が間もなく登場する。経済政策とともに注目されるのは安全保障政策だ。大統領選での「トランプ発言」は日米同盟の在り方に痛烈な批判を浴びせていたからだ。  いわく-、「もし日本が攻撃さ…

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古琉球の形成、奄美・喜界島から波及

古琉球の形成、奄美・喜界島から波及

《 沖 縄 時 評 》 独自の内的発展説は虚構  1年半ほど前、『琉球史を問い直す』と題する一冊の本が出版された(森話社、2015年4月)。地元紙の琉球新報や沖縄タイムスだけでなく、朝日新聞にも書評が掲載され、少なからず…

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トランプ氏が“主役”の新年号で相変わらず観念論に終始する左傾紙

◆朝日の「虚構の言葉」  澄み渡った空が地平線まで続く元旦、初日の出を拝した後、各紙社説と新シリーズに目を通した。その感想を一言すれば、希望より不安と苛立ち。暗雲が立ち込めているかのような印象を受けた。  記事の主役は来…

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カジノ批判と裏腹に生活保護者の“パチンコ店通い”を擁護する朝日

◆唖然とする二重基準  この師走、いわゆるカジノ法をめぐる朝日のダブルスタンダード(二重基準)に唖然(あぜん)とさせられた。  同法はカジノを含む娯楽施設や飲食・宿泊施設などの統合型リゾートの設置を推進する議員立法で、政…

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配偶者控除に矛先を向けジェンダーフリーの旗振り役を演じる毎日

◆朝日も顔負けの論調  「平和・協同ジャーナリスト基金賞」。あまり聞かない賞だが、平和、反核などの分野の優れた報道に贈られるそうで、今年の大賞は毎日夕刊の「特集ワイド」だった。「集団的自衛権や安全保障関連法、憲法、沖縄の…

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韓国の国情揺るがす大統領弾劾デモに異様なまでの賛美を送る朝日

◆デモの正体には沈黙  韓国はどこに行くのだろうか。朴槿恵大統領の弾劾訴追案が国会で可決され、大統領の職務が即時停止された。今後は首相が職務を代行するという。核・ミサイル開発を止めない北朝鮮の“暴発”が懸念される中、韓国…

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「立憲主義」を叫ぶも憲法の非民主主義的な制定過程は問わない朝日

◆占領下の制定を是認  1年5カ月ぶりに論議が再開した衆院憲法審査会で、「押しつけ憲法論」がまるで理にかなっていないかのように批判されている。これにはいささか違和感を覚える。  国会論議で民進党の武正公一氏は「憲法の制定…

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各社のイデオロギー色で”偏向”する世論調査の「クセ」を分析した日経

◆中間の選択肢に集中  米大統領選で信頼を地に落としたのが米メディアの世論調査だろう。トランプ勝利を予測できず、赤恥をかいた。そこで気になるのが、わが国の世論調査だ。  日経20日付「永田町インサイド」は日本の世論調査に…

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朝日が絶賛する日弁連の「死刑廃止宣言」の実態をスクープした産経

◆死刑存続の続報なし  朝日の1面コラム「天声人語」7日付が米大統領選と共に注目していたのが、カリフォルニア州で実施される死刑廃止法案の是非を問う住民投票だ。先進国で死刑制度を持つのは米国と日本だけで、同州で同法案が賛成…

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トランプ氏歴史的勝利の分析でリベラル紙にない「保守の怒り」の視点

◆米メディアの大敗北  米大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏が事前の予測をひっくり返して歴史的勝利を収めた。レーガンの「地滑り的大勝」(1980年)を彷彿(ほうふつ)させる劇的な大統領選だった。米メディアの大半は「ク…

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選挙制度改革で「一票の平等」にしがみつき「多数者支配」容認する朝日

◆少数者の抑圧に警鐘  「各人は1人として数えられるべきであって、何人もそれ以上に数えられない」。功利主義の創始者として知られる英国の思想家、ベンサムの言である。彼は原子論的な人間観に立って「最大多数の最大幸福」を唱え、…

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厚労相答弁を曲解した虚偽報道で野党の「安倍叩き」後押しした朝日

◆捏造を容認する体質  「角度をつける」。日常会話ではめったに使わないが、物事の見方を決め、意味づけることを言う。ここでの角度は角の大きさでなく「角度を変えて考えてみる」といった具合に使う角度のことだ。  朝日は「従軍慰…

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