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シリア問題 読み取れる強かなオバマ外交

コラムニスト 桑野 拓郎 内戦続く「アラブの冬」  シリア問題は複雑である。「アラブの春」から3年、チュニジア、エジプト、リビアの独裁政権は崩壊した。しかし、シリアでは化学兵器が使用され、内戦が絶えない混沌とした「アラブ…

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揺らぐ「例外主義」 孤立主義に向かう恐れ

米建国の理念はどこに(12)  米国の対外政策を語る上で重要なキーワードの一つが「例外主義」だ。米国は特別な役割を持った例外的な国であり、世界をリードする道義と責任があるとの考え方だ。20世紀以降、米国が国際秩序の形成・…

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尖閣国有化1年で日中緊張の現状とその理非を好解説した読売寄稿

◆簡明に事実関係説く  沖縄県石垣市の尖閣諸島沖の領海内で中国の公船(中国海警局所属の「海警」など)が侵入する挑発行為が断続的に繰り返されることで、日中間の緊張が続いている。今月に入っても1日午前に「海警」4隻が約2時間…

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米国、財政の非常事態に突入

共和党保守派、オバマケア阻止に全力  米国の財政が非常事態に突入している。与野党対立が深まり、米政府は10月1日、一部閉鎖に追い込まれた。期限が迫る債務上限引き上げにも影響を及ぼす公算が強まっており、米経済のみならず世界…

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信仰を「矯正」する大学 まるで中国の思想改造

米建国の理念はどこに(11)  ジョージア州にあるオーガスタ州立大学の大学院生だったジェニファー・キートンさんは、学校カウンセリングの修士号を取得するため、勉学に励んでいた。1年目の課程を終え、実際に生徒を相手にしたカウ…

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再来する東京オリンピック

評論家 太田 正利 開催決定は努力の賜物日本の成熟を世界に示そう  「前畑頑張れ、前畑頑張れ……」の絶叫、次いで「前畑勝った、前畑勝った、前畑優勝、前畑優勝……」。200メートル平泳ぎ決勝――1936年ドイツのベルリン・…

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過激デモに極左野党の影-韓国

08年“狂牛病”集会に介入  内乱扇動・陰謀罪などで逮捕・起訴され、大きな波紋を呼んだ韓国の李石基議員が所属する極左野党・統合進歩党が、過激デモを扇動してきた事実が明らかになった。韓国のデモを背後で操り、保守政権に退陣を…

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「神」を排除する公教育 加速する世俗化の背景に

米建国の理念はどこに(10)  今年6月、テキサス州の公立ジョシュア高校で行われた卒業式。卒業生を代表してスピーチする生徒のことを「バレディクトリアン」と呼ぶ。成績最優秀者が選ばれることが多い。同高校の卒業式でその栄誉に…

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統合型リゾートで観光振興を

浦添市でシンポジウム  2020年東京五輪の開催決定で、わが国に統合型リゾート(IR)導入の機運が高まっている中、IRを起爆剤とした観光振興について考えるシンポジウムが1日、浦添市の国立劇場おきなわで開かれた。参加した県…

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増えるリベラル派判事 モーゼの十戒を六戒に?

米建国の理念はどこに(9)  バージニア州の連邦地方裁判所。昨年5月、マイケル・アーバンスキー判事が提示した和解案に原告、被告の双方が耳を疑った。  「モーゼの十戒を六戒にしたらどうか」――。  左翼勢力は1980年以降…

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閉鎖は傲慢な民主党のせい 議会を無視するオバマ政権

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 政府機関の再開を拒否  【ワシントン】オバマケア・政府機関閉鎖をめぐる戦いは、無数の伝説を生み出した。その中で最もひどいのは、戦いの本質は何で、誰がその犯人で、どのような原因で…

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秘密保護法に反対するため西山事件を引き合いに出す毎日の的外れ

◆「不当な方法」が処罰  特定秘密保護法案に反対する毎日と朝日は、特集や連載を組んで法案潰しに躍起だ。毎日は9月28日付特集で「揺らぐ知る権利」との見出しを立て、「特定秘密を持っている人だけでなく、欺いたり、脅迫したりす…

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賛否あるネパール11月選挙

桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 制度理解が法治の一歩民主主義が「身勝手主義」に  この夏、私はネパールとインドへ出掛けた。目的はネパールの動向の研究である。2001年の、あの悲惨な王室の惨劇以来、政治が不安定な様…

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神道とアメリカ・インディアン帝塚山学院大学名誉教授 川上与志夫氏に聞く

文明に問われる「命への畏敬」  川上教授はアメリカでの黒人差別の研究からインディアンに関心を持ち、生活をともにしながら彼らの信仰にも深く分け入った。一方、伊勢神宮の近くに住み、神道にも関心が深い教授に、神道とインディアン…

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伝統を削り取る法廷 世俗的価値観を押し付け

米建国の理念はどこに(8)  米国から建国以来の宗教的伝統を削り取る原動力となってきたのは、法廷と言っても過言ではない。  例えば、連邦最高裁判所は1962年、ニューヨーク州の公立学校が毎日、始業時に生徒たちに祈祷文を唱…

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郡山北工高のロボットが世界大会で2位に

 未来を担うものづくり人材を育てようと、学生向け国際コンテスト「第4回国際ナノ・マイクロアプリケーションコンテスト」(iCAN’13)世界大会が6月にスペインのバルセロナで行われた。福島県立郡山北工業高校が世…

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羊頭狗肉の話題で「日本の『右傾化』」示そうとしたアエラの軽々しさ

◆研究会は普通の人々  「日本『右傾化』の真実」というから、「右傾化」とはそもそも何で、「真実」でその正体と本質を示しているのかと思いきや、明治天皇の玄孫、竹田恒泰氏の講演会を紹介しただけの記事で拍子抜けした。アエラ(1…

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平和守る日米韓安保協力

 去る10月1日、韓国では建軍65周年「国軍の日」記念行事が行われた。午前の式典で朴槿恵大統領は「核と大量破壊武器に対する対応能力を早急に確保して強力な対北抑止力を構築する」と述べた。  韓国動乱の休戦60周年、韓米同盟…

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「物言えば唇寒し」の北朝鮮

山梨学院大学教授 宮塚 利雄 刑法にない「ポルノ」処刑国家の体を成しておらず  朝鮮語に「アルダガド モルヌン」(分かったようで分からない)という言葉があるが、最近、マスコミで伝えられた北朝鮮情報に接して、北朝鮮がはたし…

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インド洋安保で連携強化を

日英安全保障協力会議開く  日英安全保障協力会議(笹川平和財団、英国王立防衛安全保障研究所共催)が、このほど都内のホテルで開催された。安倍晋三首相は基調演説で「英ジェームズ1世の命で東インド会社の船が長崎に来航したのが1…

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虚飾のキリスト教信仰 欲しかったのは「肩書」か

米建国の理念はどこに(7)  オバマ米大統領が初めてジェレマイア・ライト牧師のもとを訪ねたのは1985年の夏だった。当時、住民運動を組織するコミュニティー・オーガナイザーとして、シカゴの有力黒人教会を率いるライト師の力を…

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老人を救って犠牲になった娘と父親の気持ちを詳報した「朝ズバ!」

◆行為美化しない父親  みのもんた氏が、番組を降りたことで話題を呼んでいる「朝ズバ!」(TBS)が2日、横浜市緑区で起きた踏切での人助けのニュースを詳報していた。  これは、踏切で急にうずくまってしまった老人(74)を助…

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国防意識と防衛力の増強を

軍事評論家 竹田 五郎 日本の自助努力は低い平和の維持にはパワー必要  米国議会上院は7月29日、東シナ海や南シナ海での中国の無法な威嚇行為を非難する決議を全会一致で採択した。決議は「米政府は、尖閣の日本の施政権を害する…

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