揺らぐ「例外主義」 孤立主義に向かう恐れ
編集局 2013/10/11 国際|連載|オバマの対宗教戦争・第2部|北米・中南米 [会員向け]
米国の対外政策を語る上で重要なキーワードの一つが「例外主義」だ。米国は特別な役割を持った例外的な国であり、世界をリードする道義と責任があるとの考え方だ。20世紀以降、米国が国際秩序の形成・維持のために主導的な役割を果たしてきた根底にはこの考え方がある。
「例外主義」のルーツは、英国での弾圧を逃れ、信仰の自由を求めて新大陸に渡ってきたピューリタンにさかのぼる。彼らは神から他国の模範となる社会を築く使命を与えられたと信じていた。
その象徴が、ピューリタンの指導者だったジョン・ウィンスロップの「丘の上の町」演説だ。
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