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朝毎「改憲勢力2/3」の参院選序盤情勢報道は与党に不利な可能性

◆「大勝」何度も外れる  参院選も終盤に入り、各紙の「情勢報道」も熱を帯びてきた。6月24日付で報じた「序盤情勢」では申し合わせたかのように「改憲勢力2/3うかがう 自民、単独過半数の勢い」(毎日)と与党優位を報じた。 …

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金正恩氏、国務委新設で党軍政掌握か

金正恩氏、国防委員会を拡大改編  北朝鮮で6月29日、最高人民会議が開催され、これまで最高指導機関とされてきた国防委員会が拡大改編され「国務委員会」が新設された。最高指導者の金正恩党委員長は今後、この国務委を中心に全権を…

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原型史観で見る韓日文化の比較

和解に必要な一期一会の精神 漢陽大学名誉教授 金 容雲氏  駐札幌大韓民国総領事館が開館して今年で50周年を迎える。同館開設の目的は在日韓国人や北海道を訪れる韓国人の保護の他に、政治や経済など幅広い分野での北海道と韓国の…

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沖縄ナショナリズムの陥穽

沖縄大学教授 宮城 能彦 「辺野古」一色つまらない 争点の数々が沈んだ県議選  6月初旬に行われた沖縄県議会議員選挙はつまらない選挙だった。  私はその選挙が終わって3週間後、参議院選挙が公示された後にこれを書いているが…

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防衛大出身者の絆

 毎年7月1日は自衛隊幹部の定期異動の日だ。幹部自衛官は平均1年~3年程度で異動する。幹部自衛官は異動を重ねることで、さまざまな経験を積んでいく。途中、自衛隊の各種教育機関にも入校する。私がいた陸上自衛隊では、幹部初級課…

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新風運んだ馬も「今は昔」

中国新疆からカザフへバスの旅  中国の新疆自治区ホルゴスから国境を越え、カザフスタン一の商都アルマトイに向かうバスに乗った。4千メートル級の峰々が連なる天山山脈は、中央アジアと中国を隔て夏でも万年雪と氷河をたたえている。…

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来年度から使用の高校家庭科、「LGBT」初めて登場

来年度から使用の高校家庭科、「LGBT」初めて登場

伝統的家族観の否定度強める  今年春に検定結果が公表された新しい高校教科書は、来年度から使用される。その採択作業が8月までの決定に向け進む。領土教育の充実を求めた国の指針を受け、尖閣諸島や竹島などに関する記述量が増えて、…

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社会保障の将来的全体像の必要を指摘すべきアエラ「子供の貧困」特集

◆「選挙用」は決め付け  アエラ7月4日号で、「すぐ隣にある『子どもの貧困』」と題して特集し、ジャーナリストの池上彰とNPO法人「Living in Peace」理事長、慎泰俊が対談している。今、問題となっている子供の貧…

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憲法24条改正で家族条項を

弁護士 秋山 昭八 人口減少の事態に対処 保護規定がある諸国の憲法  総務省が5月4日発表した15歳未満の子供の推計人口(4月1日現在)は、前年より15万人少ない1605万人で、1982年から35年連続の減少となった。比…

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軽視できぬ北核・ミサイル戦力

 先月22日、北朝鮮は新型の中距離弾道ミサイル「ムスダン」6発目の発射に成功した。  北朝鮮が保有する弾道ミサイルは、まず射程300~500㌔の「スカッド」型が約600基で、これらはソウルまで3分、釜山まで5分で着弾する…

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「人を殺すための予算」で共産党の更迭茶番劇を起こしたNHK討論

◆主張変えない藤野氏  英国の欧州連合(EU)離脱決定に先週日曜(6月26日)の報道番組は賑(にぎ)わった。参院選の経済政策のテーマにも急浮上し、そのテレビ討論をめぐって前代未聞の展開があった。共産党の政策責任者、藤野保…

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トルコ、空港テロ受けイスラム国攻撃に本腰か Airport attack gives Turkey incentive to battle Islamic State

 トルコは長年、米国の支援の下で行われている「イスラム国」(IS)への軍事行動であいまいな態度を取ってきたが、今後は態度を変える可能性がある。  28日にイスタンブール最大の空港で起きた3件の自爆テロの実行犯は、捜査が進…

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英EU離脱、背景に反難民感情

テロ拡大、イスラム化に警戒感  イスラム過激思想に感化されたテロが後を絶たない。米フロリダ州オーランドでの銃乱射事件では容疑者を含む50人が死亡、米史上最悪の銃撃事件となった。難民・移民に悩む欧米では、現地の文化になじも…

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英国はEU離脱を望んだのか

平成国際大学教授 浅野 和生 国民の声は始終不安定 やり直しが難しい国民投票  「民の声は天の声というが、天の声にもたまには変な声がある」とは、1978年11月、自民党総裁予備選挙で大平正芳に敗北した福田赳夫首相の弁であ…

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英国のEU離脱決定に改めて統合の原点と課題を再確認した各社説

◆世界秩序変動を懸念  それにしても、なぜ、こんなことになったのか――。  25日付日経社説の一部だが、英国の欧州連合(EU)残留か離脱かを問う国民投票の結果に対して、少なからぬ人々が抱いた感想であろう。筆者もその一人で…

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共産党の連合政府構想、世界の例から考える

 40年前の7月2日、ベトナム社会主義共和国が成立した。ベトナム戦争が、北ベトナム主導の共産側の完全勝利で終わってから、わずか1年2カ月後。戦争終結まで、共産側は「南ベトナムでは、民族解放戦線の政府『臨時革命政府』(PR…

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沖縄戦から71年、沖縄県平和祈念公園に「台湾の塔」が完成

沖縄戦から71年、沖縄県平和祈念公園に「台湾の塔」が完成

日本と共に戦った証しに、「やっと仲間を祀れる」台湾出身兵  沖縄戦の追悼施設である沖縄県平和祈念公園(同県糸満市)に25日、台湾出身者の戦没者を祀(まつ)る「台湾の塔」が完成した。平和祈念公園には各都道府県などの慰霊塔に…

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フランスに声援を A cheer, please, for France

 昨今は、ヨーロッパにとって楽な時代ではない。アンゲラ・メルケルはドイツの収容能力を超えた客人を招き入れた。英国は欧州連合(EU)離脱を話し合っている(もっとも、英国は自国を欧州大陸の一部と見なしたことは、一度もないが)…

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クリントン氏の陳腐な公約

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 現政権の政策を継承へ リベラリズムの本質を具現  「アメリカは未来に向かって常に進み続けると信じる」-ヒラリー・クリントン、6月21日  【ワシントン】これは、オハイオ州でのク…

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カーター米国国防長官の「孤立の長城」発言に思う

元統幕議長 杉山 蕃 強硬に振る舞う中国軍 心配な先端部隊の軍紀・規律  今月初め、アジア安全保障会議において、カーター米国国防長官は「中国は南シナ海で自らの孤立を招く長城を築きかねない」と発言し、航行の自由、人工埋め立…

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英EU離脱でテキサス州、加州分離に勢い Brexit inspires Texas, California secession movements

 英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票から数時間後、テキサス州の独立活動家ダニエル・ミラー氏に他の州から一つの質問が数多く寄せられた。「われわれはどのようにして離脱すべきか」という質問だ。  英国で23日の国民…

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3倍も水増し「65000人」に拘泥する沖縄2紙の反米集会見出し

◆「オール沖縄」のウソ  6万5000という数字が躍っている。沖縄県うるま市で起きた元米兵による女性暴行・殺人事件に抗議する集会が先ごろ那覇市で開かれた。それを報じる地元紙、沖縄タイムスと琉球新報の20日付1面の特大見出…

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イエス復活最初の目撃者 「マグダラのマリア」バチカンが再評価

使徒と同列に格上げ バチカン、神聖化を加速  ローマ・カトリック教会総本山、バチカン法王庁は10日、マグダラのマリアの役割を評価し、彼女を典礼上、“使徒”(Apostle)と同列にすることを決めた。バチカンはマグダラのマ…

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