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チェンジのための絶好のチャンス A capital chance for change

 連邦議会が取り掛かるべき第一の仕事は、ドナルド・トランプが、しばしば繰り返して言っていたオバマケア(訳注:医療費負担を手頃で適正にする法という別称がある)を廃止し、オバマケアを事実上取り替えるという誓約を遂行するのを助…

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辺野古移設、住民投票の陥穽

OKINAWA政治大学校名誉教授 西田 健次郎 深刻な問題は設問内容 不毛な対立生む政治ショーに  翁長雄志沖縄県知事は、普天間飛行場(宜野湾市)の辺野古(名護市)移設に伴う埋め立て承認を取り消した問題で国と争った。法律…

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共通公約作りが落しどころ 小沢一郎氏が知恵付け

どうなる「民共協力」 27回共産党大会の焦点(2) 元共産党書記局長代行 筆坂秀世氏に聞く 蓮舫、野田執行部は、民共共闘で一歩引いている印象だが、最終的にはまとまると。  僕はそう思う。昨年10月の衆院補選でも民進党は共…

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北の金正恩体制、側近頼らず本人が判断

2017激動の世界を読む(6) 元韓国青瓦台外交安保首席秘書官 千英宇氏(上) 金正恩体制になって5年が経過した。権力をどの程度掌握したとみるか。  正確な判断を下すのは難しいが、基本的に権力を確実に掌握し、体制は安定化…

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釜山少女像設置、責任逃れに終始

機能不全漂う不甲斐なさ  昨年の国政介入事件をめぐる国会弾劾可決に伴い、韓国は朴槿恵大統領が職務停止で“不在”の中、外交にさまざまな支障が出始めている。いわゆる従軍慰安婦問題をめぐる日韓合意は昨年末、南部・釜山の日本総領…

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米映画界を覆う中国の影

 米国文化の象徴ともいえる映画界で、中国の影響力が急速に拡大している。中国一の富豪、王健林氏率いる大連万達集団(ワンダ・グループ)が米国の映画館チェーンや映画制作会社を「爆買い」しているのだ。ハリウッドの大手映画会社も、…

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土壇場で規則乱発するオバマ政権 The ‘most transparent’ president in history issues record number of ‘midnight’ regulations

 オバマ大統領は、ドナルド・トランプ氏が勝利した選挙の後、210億㌦の費用を要する145本の「ミッドナイト」規則を発表した。これはレームダック(死に体)大統領としては過去数十年で最多になるという。  保守系のアメリカ・ア…

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トランプ氏の同盟批判に理解を示し防衛体制の再構築を訴える日経

◆「防衛タブー」えぐる  トランプ米新政権が間もなく登場する。経済政策とともに注目されるのは安全保障政策だ。大統領選での「トランプ発言」は日米同盟の在り方に痛烈な批判を浴びせていたからだ。  いわく-、「もし日本が攻撃さ…

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争いのない生き方探し求道

西田天香と「懺悔」の思想 一燈園生活研究所長 村田正喜氏に聞く  宗教的覚醒の鍵になるのが、深い内省がもたらす「懺悔」の念である。懺悔を探求した代表的人物が浄土真宗の親鸞で、大正10年に『懺悔の生活』を著した一燈園の西田…

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米新政権の親イスラエル派

獨協大学教授 佐藤 唯行 中道右派のクシュナー 極右派代弁するフリードマン  親イスラエル色を鮮明にしつつある米トランプ新政権。その舵(かじ)取り役はトランプから厚い信頼を寄せられている娘婿のジャレド・クシュナー(198…

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どうなる「民共協力」 蹴られても民進に付いていく

どうなる「民共協力」 27回共産党大会の焦点(1) 元共産党書記局長代行 筆坂秀世氏に聞く  日本共産党が今月15日から4日間、3年ぶりに27回党大会を開く。同大会の焦点は何か、民進党との協力関係はどうなるのか、などにつ…

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留学に際して、語学以上に重要な人格の成長

留学に際して、語学以上に重要な人格の成長

「次世代リーダー育成道場」のフォーラムで手嶋龍一氏講演  昨年12月18日、東京都教職員研修センターで海外留学支援事業「次世代リーダー育成道場」のフォーラム・成果報告会が行われた。外交ジャーナリスト・作家の手嶋龍一氏が「…

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時代の世界的潮流が変わりつつある状況を分析したエコノミスト

◆力の入った新年予測  2016年は世界を驚かす事件が相次いだ。その一つが英国の欧州連合(EU)離脱表明(6月)。もう一つが米国大統領選のトランプ氏の勝利(11月)。さらに隣国・韓国での朴槿恵大統領の弾劾(12月)である…

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タイ仏教僧団と政権が対立

3年空席の大僧正の選出めぐり  タイは敬虔(けいけん)な仏教国だ。人々の心の中心には仏教が大きな比重を占めている。その仏教国タイでクーデターで政権を握ったプラユット暫定政権と高位の僧侶で構成されるタイ・サンガ(仏教僧団)…

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トランプのアメリカと同盟国

アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 内向きの原因は双方に 「共に何ができるか」考えよ  1961年1月、現駐日米国大使の父、ジョン・F・ケネディは大統領就任式で次のように述べた。  「全ての国々…

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韓国大統領選、潘氏出馬なら中道で勝負か

2017激動の世界を読む(5) 元韓国自民連議員 李東馥氏(下) 国政介入事件とそれに伴う国会弾劾可決で今年12月に予定されていた大統領選が前倒し実施される可能性が出てきた。  今の情勢では野党系候補が有利。中でも文在寅…

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テロで新年を迎えたトルコのエルドアン政権に批判と同情の各紙

◆テロのブーメラン?  1日未明、トルコのイスタンブールのクラブで銃撃事件が起き、39人が死亡した。2015年、16年にテロで400人以上の死者を出したトルコにとって、最悪の1年の幕開けとなった。  安全保障・情報を専門…

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デジタル技術で小規模化するテロ

 政府は機密報告で、「イスラム国」(IS)などのテロ組織は、9・11テロのような大規模な計画を完全に放棄したと指摘、ローンウルフ(一匹おおかみ)型の攻撃、殺戮(さつりく)がデジタル時代の恩恵を受ける「新たな状況」が生まれ…

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朴大統領弾劾 退陣圧力、審理に影響も

2017激動の世界を読む(4) 李東馥氏 元韓国自民連議員(上) 国政介入事件の原因を改めて考えると。  やはり朴槿恵という政治家が抱えていた問題が一番大きいだろう。朴槿恵氏がフランス留学中だった1974年に母、陸英修女…

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デジタル技術で小規模化するテロ Digital technology transforming terrorism to small-scale plots

 政府は機密報告で、「イスラム国」(IS)などのテロ組織は、9・11テロのような大規模な計画を完全に放棄したと指摘、ローンウルフ(一匹おおかみ)型の攻撃、殺戮(さつりく)がデジタル時代の恩恵を受ける「新たな状況」が生まれ…

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トランプ政権と日本、不健全な米依存から脱却を

2017激動の世界を読む(3) 米ペンシルベニア大学教授 アーサー・ウォルドロン氏 トランプ次期米政権下で日米関係はどうなる。  今まで以上に良くなるだろう。安倍晋三首相がそれを強く望んでいる。安倍氏がハワイ・真珠湾を訪…

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古琉球の形成、奄美・喜界島から波及

古琉球の形成、奄美・喜界島から波及

《 沖 縄 時 評 》 独自の内的発展説は虚構  1年半ほど前、『琉球史を問い直す』と題する一冊の本が出版された(森話社、2015年4月)。地元紙の琉球新報や沖縄タイムスだけでなく、朝日新聞にも書評が掲載され、少なからず…

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トランプ米政権の登場 リアリズム時代の外交力を

日露協調と日米同盟  昨年12月は、日本外交にとって大きな節目となる出来事が相次いだ。一つ目はロシアのプーチン大統領が来日し、日露協調の進展が見られたことである。  ロシアの立場に立てば、日本は彼らが対立する米国の同盟国…

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