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したたかな国、ロシア

抑留問題とロシア外交 元経済企画庁長官(財)全国強制抑留者協会会長 相沢英之氏に聞く  今月中旬、安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領の首脳会談は、北方領土問題で進展があるのではという一部にあった甘い観測は吹き飛んだ。北…

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反朴デモの魔女狩り的背景

 韓国の朴槿恵大統領は、国会の弾劾訴追案可決に伴う憲法裁判所の審理と特別検察官の捜査に直面しているが、最近、支持者による弾劾反対デモが全国的に拡散している。朴大統領が特殊な宗教家の家族や関係者による国政紊乱を招いたのは事…

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グローバリズムの後退

弁護士 秋山 昭八 内向き志向強める米国 保護主義は世界に悪影響  グローバル化に対する風当たりが欧米先進国を中心に強まっている。自由貿易や移民の受け入れに反対する政党や政治家が、生活に不満を抱く人々の間で一定の支持を受…

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米抑止力低下で前方防衛に空白

トランプ・ショック 再考・日本の国防(2) 岐阜女子大特別客員教授 矢野義昭氏に聞く   トランプ氏のアジア太平洋地域における戦略をどう占うか。  誰とでも話に応じると言っているが、外交交渉ですべての物事を進めたり、孤立…

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日台で「海の万里の長城」築け

インサイト2016 中国の膨張と蔡英文氏の課題 前参議院議員・PHP研究所前社長 江口克彦  中国が、西に東に、その勢力を伸ばしつつある。中国は、共産主義と言っても、それは 衣裳のようなもので、服を脱げば、紛れもなく中華…

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根岸小で講演「学習指導要領はこう変わる」

21世紀を生きる子供に身に付けさせたい力とは  台東区立根岸小学校で行われた区教育委員会研究発表会に併せ、「学習指導要領は こう変わる 21世紀を生きる子供に身に付けさせたい力とは」と題し、文部科学省初等中等教育局視学官…

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児童虐待 札幌・興正学園の取り組み

児童虐待 札幌・興正学園の取り組み

地域のつながり再構築を 親を含めた家庭ぐるみ支援  全国的に児童への虐待が増えている。政府はそうした児童虐待増加に歯止めをかけたいと、今年10月に児童虐待防止法を改正した。そうした中で、札幌市内にある社会福祉法人常徳会の…

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東電憎しと原発憎しを一緒くたにする週刊朝日原発記事の危うさ

◆経産省が上乗せ提言  東京電力の福島第1原子力発電所(原発)事故が起きて5年以上たつが、原発憎しの論調を断続的に続けてきた週刊朝日などは、その議論の調子を一向に変えていない、いや高じているように思われる。  経済産業省…

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リスボン地震と首都直下地震

拓殖大学地方政治行政研究所附属防災教育研究センター副センター長 濱口 和久 首都機能が完全に麻痺 ポルトガルの長期衰退招く  私たち日本人が暮らす日本列島では、身体に感じない地震を含めると、1日に約300回の地震が起きて…

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再考・日本の国防 対テロ戦見据えた軍事プロ抜擢

トランプ・ショック 再考・日本の国防(1) 岐阜女子大特別客員教授 矢野義昭氏に聞く  トランプ次期米大統領は、日米同盟の片務性を批判し、日本の核武装にも言及するなど、わが国の防衛論議に大きな一石を投じた。中国による尖閣…

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「性の多様性」に歯止めが効かない朝日、ついに〝複数恋愛〟も登場

◆米国で25年前に造語  朝日新聞11月26日付夕刊に、「【POLY AMORY(ポリアモリー)】って何?」と題する記事が載った。ポリアモリーとは、ギリシャ語の「poly」(複数)とラテン語「amor」(愛)に由来し、米…

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米で「メリークリスマス」復活?

「脱キリスト教化」嫌うトランプ氏 保守派・宗教界が期待  米国では近年、政教分離の原則や非キリスト教徒への配慮から「メリークリスマス」を「ハッピーホリデー」と言い換えるなど、クリスマスから宗教色を排除する風潮が顕著だ。だ…

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アレッポで「残忍な戦争犯罪」を犯すイラン Iran brutalizing Aleppo, executing ‘most atrocious war crimes’ of 21st century

 残忍なことで知られるイランのイスラム革命防衛隊(IRGC)クッズ部隊は、シリアのアレッポの蹂躙(じゅうりん)に大きく加担し、周辺に基地のネットワークを築き、レバノン、イラク、アフガニスタンから来た民兵らに殺人の指示を出…

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「民進」の「閣法賛成」 少ない政府との政策差

公約目玉は教育無償化に  民進党の機関紙「民進プレス」12月16日号1面左下に「87パーセントの閣法に賛成」の見出しが目についた。2日号は神津里季生連合会長と蓮舫代表の対談、16日号は枝野幸男同党憲法調査会長の登場だった…

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「自由民主」の教育重視 質高め格差克服の財源検討

地域ぐるみ小中一貫校を評価  自民党の機関紙「自由民主」に教育のテーマが目立った。同党教育再生実行本部の話題を扱い、11月22日号で「地域とともにある学校づくりを」と題し同本部各部会の議論や教育現場視察、12月13日号で…

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「解散」叫べぬ野党紙 北方領土交渉に批判だけ

「解散」叫べぬ野党紙 北方領土交渉に批判だけ

二階氏の言葉借りた「赤旗」  年末を迎えた。与党側から解散風が吹き一時期「年末解散」の臆測も流れた一方、野党の機関紙には今年も解散を求める見出しが躍らなかった。  民主党政権時代に野党の自民・公明両党は、「政権奪還」のた…

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日露首脳会談の結果 領土譲らず実益得る露

安保認識甘い経済協力  60年前の1956年の日ソ共同宣言以来、冷戦時代の歴史が未(いま)だアジアにつきまとっている。  安倍首相が15~16日に臨んだプーチン大統領との今年4回目の首脳会談は、日露間の膠着(こうちゃく)…

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トランプ次期米大統領、外交・安保チームに軍人重用

 トランプ次期米大統領が外交・安全保障チームに元軍幹部を積極的に登用している。文民統制(シビリアンコントロール)を危ぶむ声もあるが、米国では建国以来、元軍人が政府の要職に就くのは珍しいことではない。軍人というと一般的に好…

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「琉球語」復興運動の政治性

沖縄大学教授 宮城 能彦 利用される言語学者たち 言語か方言かは「政治」が決定  「琉球語」は日本語の「方言」ではなく独立した一つの「言語」である。  沖縄において、最近またこのような主張が目立つようになってきた。その主…

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オバマ政権下で民主党が後退 Obama takes some blame for staggering Democratic losses during presidency

 オバマ大統領は、自身が率いた民主党が全米で大敗北したことを振り返り、自身の利益となる組織づくりばかりにいそしんでいたという非難を受け入れている。  オバマ氏は19日、リセッション(景気後退)と二つの戦争を抱えて2009…

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「実力組織にしか担えない任務がある」と駆けつけ警護を肯定の毎日

◆国連の課題を論じる  「60年前の12月18日、日本は国連への加盟を果たしました。その日に日本国民が感じた大きな喜びと感謝に、改めて思いをはせたいと思います」  「日本は現在、加盟国中最多の11回目の安保理非常任理事国…

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次期政権は立憲主義を守れ

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー オバマ政権の8年間 行き過ぎたリベラリズム  民主党員は冷戦終結後の20年間、ロシアの挑発と報復をどちらかというと楽観的に捉えてきた。オバマ大統領が2012年に、ロシアは主要な…

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オスプレイ事故で「県民守った操縦士の好判断」

オスプレイ事故で「県民守った操縦士の好判断」

在沖縄米軍トップのニコルソン四軍調整官が記者会見  米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の輸送機オスプレイが沖縄県名護市沖で13日夜、不時着し大破した。米軍はいったんオスプレイの飛行を中止し、19日に再開した。県民の反…

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