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核・ミサイル戦略、中国の足元見て武力挑発
検証・金正恩統治5年(下) 北朝鮮がこれまで強行した5回の地下核実験のうち4回は金正恩氏が後継者に決まって以降のものだ。回数を重ねるごとに爆発規模は大きくなり、今年9月の5回目は広島に投下された原爆の3分の2の規模まで…

共和党の州司法長官ら、オバマ氏の気候変動政策を廃止へ Republican attorneys general eager to dismantle Obama climate agenda under Trump
共和党員の州司法長官らは、8年間にわたってオバマ政権の気候変動政策と戦ってきたが、共和党のドナルド・トランプ氏が1月20日に大統領になるとすぐに、この政策を廃止するための大統領の複雑な法的戦いを支援するという新たな使命…

17年度予算案で税収頼みの危うさ、歳出改革の不足を批判する各紙
◆切り込み不足を指摘 政府が17年度の予算案を決定した。一般会計総額は97・5兆円と5年連続で過去最大を更新。税収の不足分を穴埋めする新規国債の発行額は34・4兆円と7年連続の減額を達成し、麻生太郎財務相は経済と財政の…

中東で失われる米国の覇権
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー イランは勢力を拡大 抑止力を信じないオバマ氏 オバマ大統領が執務室を去るまでわずか数週間を控えて、シリアのアレッポが陥落した。後退と撤退のオバマ氏の中東政策だからこその結末だ…


日米同盟軸に中国包囲網形成へ
トランプ・ショック 再考・日本の国防(4) 岐阜女子大特別客員教授 矢野義昭氏に聞く 中国による尖閣諸島侵攻の危険性が高まっているという指摘もあるが。 中国の人民解放軍は、共産党の軍であって国軍ではない。党軍事委員会主…


張成沢氏処刑、権力掌握の決定的契機に
検証・金正恩統治5年(中) 金正恩氏が後継者に決定したことが分かると、西側諸国は指導者としての資質についてさまざまな角度から分析し始めた。韓国でも正恩氏のスイス留学時代のクラスメートや大阪に在住する母方の親戚などを訪ね…


最高裁判決を受けて、辺野古埋め立てを承認
翁長沖縄県知事、“公約違反”で求心力に衰え 米軍の北部訓練場(国頭村、東村)の約半分が返還された。沖縄県の翁長雄志知事は返還式典を欠席、米海兵隊の垂直離着陸輸送機オスプレイの配備撤回集会に参加、普天間飛行場(宜野湾市)…

刑務所改革のやり方を改革する Reforming prison reform
刑事司法改革をするというのは良い考えだが、どうやって改革するかについての案は必ずしも、全部が良いとは限らない。私たちが今持っている制度は危険なくらい機能不全を来している。それなのにオバマ政権、そして左派のそこの仲間たち…

核政策で選択迫られるドイツ
日本大学名誉教授 小林 宏晨 抑止力強化求める中欧 国連は禁止条約採択目指す 東西対決(冷戦)の終焉(しゅうえん)以降の十数年、国際共同体(国連)は、核兵器の役割評価において現在ほど分裂していなかった。現在国連では、核…


他力本願の防衛転換点に
トランプ・ショック 再考・日本の国防(3) 岐阜女子大特別客員教授 矢野義昭氏に聞く 日米新ガイドラインでは、日本が他国の攻撃を受けた時には、まず自衛隊が主体的に作戦を実施し、それを米軍が支援および補完すると明記されてい…


後継決定前夜、故金正日氏と幹部の「合作」
検証・金正恩統治5年(上) 北朝鮮の最高指導者、金正恩・朝鮮労働党委員長が父、金正日総書記の死去に伴い権力の座を世襲してから今月で5年が過ぎた。弱冠、20代後半で後継者となった正恩氏の手腕は疑問視されたが、大方の予想を…

イスラム教徒の登録制廃止急ぐオバマ政権 Obama’s team cancels Muslim registry to foil Trump’s ‘extreme vetting’ plans
オバマ政権は22日、同時多発テロを受けて設けられた計画を突然、中止した。この計画は、不法移民のイスラム教徒とアラブ人を監視し、国外退去させるためのものだ。オバマ政権は、イスラム教徒の入国者に「非常に厳密な審査」を行うと…

カジノ批判と裏腹に生活保護者の“パチンコ店通い”を擁護する朝日
◆唖然とする二重基準 この師走、いわゆるカジノ法をめぐる朝日のダブルスタンダード(二重基準)に唖然(あぜん)とさせられた。 同法はカジノを含む娯楽施設や飲食・宿泊施設などの統合型リゾートの設置を推進する議員立法で、政…


曲がり角にあえぐ仏政治
次期大統領選、既存大政党離れ加速 高い失業率と治安問題に苦しむフランスは、史上最低の支持率を更新する左派のオランド大統領への失望感だけでなく、中道右派のサルコジ前政権への失望感も消えていない。そのため、既存政党離れが加…


したたかな国、ロシア
抑留問題とロシア外交 元経済企画庁長官(財)全国強制抑留者協会会長 相沢英之氏に聞く 今月中旬、安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領の首脳会談は、北方領土問題で進展があるのではという一部にあった甘い観測は吹き飛んだ。北…

反朴デモの魔女狩り的背景
韓国の朴槿恵大統領は、国会の弾劾訴追案可決に伴う憲法裁判所の審理と特別検察官の捜査に直面しているが、最近、支持者による弾劾反対デモが全国的に拡散している。朴大統領が特殊な宗教家の家族や関係者による国政紊乱を招いたのは事…

グローバリズムの後退
弁護士 秋山 昭八 内向き志向強める米国 保護主義は世界に悪影響 グローバル化に対する風当たりが欧米先進国を中心に強まっている。自由貿易や移民の受け入れに反対する政党や政治家が、生活に不満を抱く人々の間で一定の支持を受…


米抑止力低下で前方防衛に空白
トランプ・ショック 再考・日本の国防(2) 岐阜女子大特別客員教授 矢野義昭氏に聞く トランプ氏のアジア太平洋地域における戦略をどう占うか。 誰とでも話に応じると言っているが、外交交渉ですべての物事を進めたり、孤立…


日台で「海の万里の長城」築け
インサイト2016 中国の膨張と蔡英文氏の課題 前参議院議員・PHP研究所前社長 江口克彦 中国が、西に東に、その勢力を伸ばしつつある。中国は、共産主義と言っても、それは 衣裳のようなもので、服を脱げば、紛れもなく中華…


根岸小で講演「学習指導要領はこう変わる」
21世紀を生きる子供に身に付けさせたい力とは 台東区立根岸小学校で行われた区教育委員会研究発表会に併せ、「学習指導要領は こう変わる 21世紀を生きる子供に身に付けさせたい力とは」と題し、文部科学省初等中等教育局視学官…


児童虐待 札幌・興正学園の取り組み
地域のつながり再構築を 親を含めた家庭ぐるみ支援 全国的に児童への虐待が増えている。政府はそうした児童虐待増加に歯止めをかけたいと、今年10月に児童虐待防止法を改正した。そうした中で、札幌市内にある社会福祉法人常徳会の…

東電憎しと原発憎しを一緒くたにする週刊朝日原発記事の危うさ
◆経産省が上乗せ提言 東京電力の福島第1原子力発電所(原発)事故が起きて5年以上たつが、原発憎しの論調を断続的に続けてきた週刊朝日などは、その議論の調子を一向に変えていない、いや高じているように思われる。 経済産業省…

リスボン地震と首都直下地震
拓殖大学地方政治行政研究所附属防災教育研究センター副センター長 濱口 和久 首都機能が完全に麻痺 ポルトガルの長期衰退招く 私たち日本人が暮らす日本列島では、身体に感じない地震を含めると、1日に約300回の地震が起きて…
