核・ミサイル戦略、中国の足元見て武力挑発


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検証・金正恩統治5年(下)

 北朝鮮がこれまで強行した5回の地下核実験のうち4回は金正恩氏が後継者に決まって以降のものだ。回数を重ねるごとに爆発規模は大きくなり、今年9月の5回目は広島に投下された原爆の3分の2の規模までたどり着いたとみられている。

 正恩氏は核爆弾の運搬手段となる各種弾道ミサイルの発射にも余念がなかった。特に今年、完成すれば射程1万㌔で米西海岸まで届く大陸間弾道ミサイル(ICBM級)のテポドン2改良型をはじめ各種の短中距離弾道ミサイルや潜水艦発射ミサイル(SLBM)の試射を繰り返した。


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