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トランプ氏が“主役”の新年号で相変わらず観念論に終始する左傾紙

◆朝日の「虚構の言葉」  澄み渡った空が地平線まで続く元旦、初日の出を拝した後、各紙社説と新シリーズに目を通した。その感想を一言すれば、希望より不安と苛立ち。暗雲が立ち込めているかのような印象を受けた。  記事の主役は来…

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「海の長城」で「中国の夢」阻め

平成国際大学教授 浅野 和生 西太平洋進出狙う中国 日台を結ぶ島嶼線が要害に  本年秋、中国共産党第19回全国代表大会が開催される。「中華民族の偉大な復興」を掲げた習近平が総書記に再選されれば、あと5年でその「中国の夢」…

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17年の日本経済、国内需要の強化がカギ

真価問われる5年目の「アベノミクス」  2017年が明けた。安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」も5年目を迎え、真価を問われる時期である。海外では昨年11月に世界の関心を集めた米大統領選にトランプ氏が当選し、以後、市場…

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アジア安定へ日米が目標共有を

新春座談会「トランプ新米政権と日米同盟」(上) 昨年11月の米大統領選で勝利したトランプ氏が、1月20日に第45代米大統領に就任する。トランプ新政権の下、米国がどう変化し、世界に影響を及ぼしていくのかに注目が集まっている…

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小池都知事を“援護射撃”する羊頭狗肉の文春「新年号」トップ記事

◆「ブラック」に程遠く  昨年の週刊誌業界は「文春砲」の快進撃だったと言っても過言ではない。「新年特大号」と銘打って、年末から店頭に並んでいる「1月5日・12日号」を、さぞや力の入ったものになっているだろう、と繰(く)っ…

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プーチン露大統領の年次教書、トランプ次期米政権に期待感

 プーチン大統領は1日、連邦議会議員をクレムリン大宮殿に集め年次教書演説を行った。1時間余りの演説の内容は具体性に乏しいものだった。トランプ次期米政権への移行に伴い米露関係の改善を期待しているものの、現段階では明確な方針…

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力の3人組の横で、欧州は選挙の年を迎える

 年末の欧州。テロ警戒の緊張感とともに、欧州政治への危機感が広がる。トランプ米次期大統領、プーチン・ロシア大統領、習近平・中国主席の「3人組」の力の支配の横で、欧州連合(EU)が壊れてしまうのでは…という危機感だ。  「…

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不戦の憲法で守れぬ平和

軍事評論家 竹田 五郎 日本をまねた国はなし 国際情勢の悪化にどう対応  『騙されやすい日本人』(宮脇磊介著)は、冒頭「日本のマスメディアの問題点」について、「マスメディア出身者などによる著作が多くある中で、個別的な問題…

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防衛費を国際水準まで上げよ

トランプ・ショック 再考・日本の国防(5) 岐阜女子大特別客員教授 矢野義昭氏に聞く 尖閣諸島をめぐる日本と中国の攻防のシナリオはどうなるか。  大きくは中国の台湾侵攻作戦が発動されて、それに連携して尖閣に来る場合と、尖…

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核・ミサイル戦略、中国の足元見て武力挑発

検証・金正恩統治5年(下)  北朝鮮がこれまで強行した5回の地下核実験のうち4回は金正恩氏が後継者に決まって以降のものだ。回数を重ねるごとに爆発規模は大きくなり、今年9月の5回目は広島に投下された原爆の3分の2の規模まで…

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共和党の州司法長官ら、オバマ氏の気候変動政策を廃止へ Republican attorneys general eager to dismantle Obama climate agenda under Trump

 共和党員の州司法長官らは、8年間にわたってオバマ政権の気候変動政策と戦ってきたが、共和党のドナルド・トランプ氏が1月20日に大統領になるとすぐに、この政策を廃止するための大統領の複雑な法的戦いを支援するという新たな使命…

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17年度予算案で税収頼みの危うさ、歳出改革の不足を批判する各紙

◆切り込み不足を指摘  政府が17年度の予算案を決定した。一般会計総額は97・5兆円と5年連続で過去最大を更新。税収の不足分を穴埋めする新規国債の発行額は34・4兆円と7年連続の減額を達成し、麻生太郎財務相は経済と財政の…

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中東で失われる米国の覇権

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー イランは勢力を拡大 抑止力を信じないオバマ氏  オバマ大統領が執務室を去るまでわずか数週間を控えて、シリアのアレッポが陥落した。後退と撤退のオバマ氏の中東政策だからこその結末だ…

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日米同盟軸に中国包囲網形成へ

トランプ・ショック 再考・日本の国防(4) 岐阜女子大特別客員教授 矢野義昭氏に聞く 中国による尖閣諸島侵攻の危険性が高まっているという指摘もあるが。  中国の人民解放軍は、共産党の軍であって国軍ではない。党軍事委員会主…

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張成沢氏処刑、権力掌握の決定的契機に

検証・金正恩統治5年(中)  金正恩氏が後継者に決定したことが分かると、西側諸国は指導者としての資質についてさまざまな角度から分析し始めた。韓国でも正恩氏のスイス留学時代のクラスメートや大阪に在住する母方の親戚などを訪ね…

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最高裁判決を受けて、辺野古埋め立てを承認

最高裁判決を受けて、辺野古埋め立てを承認

翁長沖縄県知事、“公約違反”で求心力に衰え  米軍の北部訓練場(国頭村、東村)の約半分が返還された。沖縄県の翁長雄志知事は返還式典を欠席、米海兵隊の垂直離着陸輸送機オスプレイの配備撤回集会に参加、普天間飛行場(宜野湾市)…

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刑務所改革のやり方を改革する Reforming prison reform

 刑事司法改革をするというのは良い考えだが、どうやって改革するかについての案は必ずしも、全部が良いとは限らない。私たちが今持っている制度は危険なくらい機能不全を来している。それなのにオバマ政権、そして左派のそこの仲間たち…

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核政策で選択迫られるドイツ

日本大学名誉教授 小林 宏晨 抑止力強化求める中欧 国連は禁止条約採択目指す  東西対決(冷戦)の終焉(しゅうえん)以降の十数年、国際共同体(国連)は、核兵器の役割評価において現在ほど分裂していなかった。現在国連では、核…

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他力本願の防衛転換点に

トランプ・ショック 再考・日本の国防(3) 岐阜女子大特別客員教授 矢野義昭氏に聞く 日米新ガイドラインでは、日本が他国の攻撃を受けた時には、まず自衛隊が主体的に作戦を実施し、それを米軍が支援および補完すると明記されてい…

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後継決定前夜、故金正日氏と幹部の「合作」

検証・金正恩統治5年(上)  北朝鮮の最高指導者、金正恩・朝鮮労働党委員長が父、金正日総書記の死去に伴い権力の座を世襲してから今月で5年が過ぎた。弱冠、20代後半で後継者となった正恩氏の手腕は疑問視されたが、大方の予想を…

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イスラム教徒の登録制廃止急ぐオバマ政権 Obama’s team cancels Muslim registry to foil Trump’s ‘extreme vetting’ plans

 オバマ政権は22日、同時多発テロを受けて設けられた計画を突然、中止した。この計画は、不法移民のイスラム教徒とアラブ人を監視し、国外退去させるためのものだ。オバマ政権は、イスラム教徒の入国者に「非常に厳密な審査」を行うと…

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カジノ批判と裏腹に生活保護者の“パチンコ店通い”を擁護する朝日

◆唖然とする二重基準  この師走、いわゆるカジノ法をめぐる朝日のダブルスタンダード(二重基準)に唖然(あぜん)とさせられた。  同法はカジノを含む娯楽施設や飲食・宿泊施設などの統合型リゾートの設置を推進する議員立法で、政…

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曲がり角にあえぐ仏政治

次期大統領選、既存大政党離れ加速  高い失業率と治安問題に苦しむフランスは、史上最低の支持率を更新する左派のオランド大統領への失望感だけでなく、中道右派のサルコジ前政権への失望感も消えていない。そのため、既存政党離れが加…

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